スターダストクルセイダース~俺のスタンドがイカれてる件について~ 作:四五茶
マジでいてぇ、これだから最近の高校生は……。
ちょっと承太郎を救わなかっただけで根を持つとは、さては結構繊細な奴なんじゃないだろうか? でも悪いが承太郎の扱いはこれからもこんな感じでいこう、うん。
にしても、だ。
あのキャプテン、死んだわ、マジで。
承太郎の煙草を取り上げるなんて、考えただけでブルっちまうぞ……。
「甲板での喫煙は、ご遠慮願おう。君はこの灰や吸い殻をどうする気だったんだね? この美しい海に捨てるつもりだったのかね? 君はお客だが、この船のルールには従ってもらうよ? 無法者君」
う、うお!? マ、マジか!?
じょ、承太郎の学帽に煙草を押しつけるとか、正気の沙汰じゃねぇわ……。
アイツ、マジで死んだわ、絶対死んだな、うん。
「「「「あぁ……」」」」
そりゃそうなるって。全員一同に固まるっていうのはこんな感じだろうな。が、俺のスタンドだけは承太郎を指差して大爆笑してやがる……。こ、これも滅茶苦茶ヤバイんだろうが、まずはキャプテン、ご愁傷様だ。キャプテンが吸い殻を承太郎のポケットに入れて離れようとした瞬間、承太郎はキャプテンを呼び止めた。
「待ちな! 口で言うだけで素直に消すんだよ。大物ぶってカッコつけてんじゃねぇ、このタコ!」
「ウケケケ! 承太郎ブチギレ! マジヤベェ! ナァナァ、ドンナ気持チ? ネェネェ、ドンナ気持チ? 多分オラオラサレルケド、頑張ッテイキロ!」
俺の馬鹿スタンドはキャプテンの周りをぐるぐる周りながら挑発し、キャプテンの目の前で中指を立てる。その場で腹を抱えながら下衆な笑いをしながらキャプテンに対し、これから承太郎がどんな処刑の仕方をするのかを、懇切丁寧に小学一年生が初めて算数を習うように教える俺の馬鹿スタンド。が、キャプテンがそれを聞こえるはずもなく、呆気に取られた感じで承太郎を見返していた。
「おい、承太郎! 船長に対して無礼はやめろ! お前が悪い!」
「フン、承知の上での無礼だぜ。コイツは船長じゃねぇ、今分かった――スタンド使いはコイツだ」
「「「「な、何ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?」」」」
一同驚きを隠せず、キャプテンに対し身構える中、俺の馬鹿スタンドは既にキャプテンに対しどう処刑しようか決定しているようであった。既にキャプテンの全方位に対し、鎖の結界が張られ、スタンド使いと認めた瞬間槍衾にご案内確定のようだ。というよりも、早く認めて欲しそうに興奮しているようで、先程から「ハァハァ……」と涎を嬉しそうに垂らしている。
「ス……タンド……? な……何だね……、そ……それは……? い……いったい……」
「やれやれだぜ……、
「ど、動揺など、な、何も……」
「そいつぁおかしいなぁ? まぁいい。スタンド使いかどうか見分ける方法を教えてやる。それは――
「「「「「ええっ!?」」」」」
皆なにやってるんだろ、って待てよ! 何でキャプテンが手を当ててるんだ!? 汚物は消毒だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! 処刑執行開始ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!
――グサグサグサグサグサ……
「ひ、ひ、ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」
流石に子供には目の毒だからな、サメの餌にしてやらねばならんよのぉ?
「クレバースレイヤー! そいつを高く放り投げてからの神砂嵐だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! 細切れにしてやれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
「ヒーハー! 排除ォォォォォォォォォォ! 開始ィィィィィィィィィィ!」
ボンと勢いよく音を立てキャプテンは宙に舞ったと同時に、神砂嵐によってボロ雑巾の如く引き千切られたキャプテン。中々の強敵だったかもしれんが、事前準備が足りなかったようだな。んぅ~、やはり神砂嵐は気持ちいいぜぇ……。
「……やれやれだぜ。イカれたスタンド使いが仲間とは、エジプトまで無事に辿り着けるのかね。にしても俺のブラフに引っかからないとは、やれやれだぜ……」
「にしても、だ。大輔の性格がちと狂暴になってきてるのはワシの気のせいじゃろうか? うむ……、日本に帰ってから良い病院を紹介するかのぉ……」
「うわぁ……。流石の俺も正直相手にしたくないスタンドだぜ……。何あの竜巻みたいな技……」
「……ガチャしよっと。お、この青髪の子タイプかも……」
「さて、魚をいい感じで焼かないとな。大輔、もっと魚を釣ってくれ」
……何か俺の扱い雑になってない? 泣けるぜ……。