スターダストクルセイダース~俺のスタンドがイカれてる件について~ 作:四五茶
ただ海に向かって走っていただけなのに。
承太郎と恐らく敵スタンド使いがケーブルカーから仲良く落下しているのを目撃しているのは、何故なんだ? え、若しかして……、俺と承太郎って見えない糸で繋がってたりするわけ? そう考えるだけで
「ゲ、承太郎ノチンポ野郎!」
「にしても、泣けるねぇ……。承太郎が女ならば
まぁ、承太郎のおこぼれをもらえればいいか。承太郎が考えなしで、海に逃げ込もうとするはずがない。恐らくは
「問題はいつ登場するかだが、承太郎の奴は抜け目ないからな。既に俺達を視認してると考えるべきだ」
「トナルト、真ッ直グ急イデ向カワナケレバ――」
「オラオラされるだろうよ、泣けるぜ……。女に泣かされるならいいが、野郎に泣かされるなんて最悪だ」
「アノチンポ野郎ヲ助ケルノカ……、泣ケルゼ……」
※
承太郎は現在敵スタンド使いから情報を聞き出している。既に勝利条件は満たしたと承太郎は判断したのだ。というのも、ケーブルカーから落ちる時に、大輔がこちらに向かっているのに承太郎は気がついていた。どうやって自分の居場所を見つけたかはどうでもいいが、数的優位は絶大。
「……やれやれだぜ。喋ってもらおうか」
これから襲ってくるスタンド使いは合計4人――その中にJ・ガイルと呼ばれる男がおり、この男こそポルナレフの仇敵。そしてその男の能力は鏡を用いた能力であるという情報を聞き出した。
「実際見てねぇが……、ポルナレフでは勝てねぇだろうよ。……死ぬぜ」
(鏡だと? 鏡を用いたスタンド……、一体どんな能力――ん?)
※
うわぁ……、傷だらけの男がなんか黄色いスライム状にものをマンホールに注入しているなぁ……。しかも俺に全く気がついてないってことは、承太郎で精一杯の状態なんだろうなぁ……。承太郎をボロッカスにディスっているが、中々ガッツがある男と見た。よし、もう少し様子を見てみることにするか。俺の普段の怒りを承太郎に吐き出してくれ、わははははは!
「空条承太郎! てめぇを引きずり込む穴が、こんな近くにあるとは! まったく『幸運』よのぉ! 俺ってさぁ~! ザリガニも食ってパワーアップ! ブジュブジュル潰して、引きずり込みジャムにしてくれるぜぇ~! このタマナシヘナチンが!」
「ソウダゼ! コノチンポコ野郎! ヘイヘイヘイヘイ! オタクサ、敵ダヨナァ~? ア、俺ハクレバースレイヤー、仲良クシヨウネ♡」
……あ、いつの間にかクレバースレイヤーが、敵スタンド使いの頬をツンツンして遊んでる。ふむ、まだまだ完全に制御出来てないようだが、仕方ないよね。
「あ、あるぇ……? お、おかしいなぁ……? あ、あは、あはははは……。ちょ、ちょっと状況が飲み込めない……。え、えっと、えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
「やれやれ……。もう少し周りに目を配るんだったな……。本当にてめぇがラッキーだということは、今までだったということに。鼻を折られた程度で済んでいたのが、真のラッキーだったということによぉ!」
――ドガン!
スタープラチナがどこかを殴ると、マンホールの蓋がカタカタと揺れ動き、敵スタンド使いは思いっきり宙へと浮かんだ。なんという僥倖っ! なんという神砂嵐日和! その角度実に素晴らしい、いいぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ! そうだ、その角度がベスト。じゃ、派手にぶっ放すぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!
「クレバースレイヤー! 神砂嵐!」
「ヒーハー! 排除ォォォォォォォォォォ! 排除排除排除排除排除排除ォォォォォォォォォォ!」
「……やれやれだぜ。大輔が現れた時点でお前はアンラッキーだったんだぜ……」