スターダストクルセイダース~俺のスタンドがイカれてる件について~ 作:四五茶
風の流法―①
ここはどこだ……? 確か俺はインドへ向かう列車の中で少し寝ていたはずなのだが、
「ほぉ……、貴様がジョジョの仲間か」
ハッとした時、いつの間にか俺の真後ろにソイツはいた。何故このような表現をするのか――目の前にいきなりほぼ全裸のインディアンのような巨大な男が平然と俺を見下し、一角獣のような角が生えたソイツが同じ人間だと思えなかったからだ。鋭い眼光をするソイツは俺をじっくり見ながら、俺の後ろを指差し不思議そうに俺に質問を投げかけた。
「貴様……。波紋使いではないが、
「……波紋使い?」
「このワムウの質問の意味が分かってないことから察するに、ジョジョと同じ波紋使いではないということか。
スタンド使いではないが、スタンドを認識する力を有しているのか? となればワムウというこの男は、スタンド能力が開花しようとしていると認識すればよいのだろうか? もし仮に敵スタンド使いであれば、いつでも俺を攻撃できたはずだから、少なくとも俺にとって敵ではないと――。
「何を考えているのだ? 少なくとも俺は貴様の敵ではないと断言をしておこう。フフフ……、
「――ちょ、ちょっと待ってくれ! い、今、死んだと言わなかったか?」
「あぁ、私は名誉ある戦いの果てに、ジョジョに敗れたのだよ。あの気高き精神と誇り高い戦士であるジョジョに敗れた私ではあるが、こうやって貴様に出会えたのは運命なのだろう。どれ、
っ!? な、な、な、な、何ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!? 俺のクレバースレイヤーの必殺技を知っているとだとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?
「アァン!? ソンナニ神砂嵐ヲ欲シガルダトォォォォォォォォォォォ! 調子ニ乗ッテルンジャネェゾ、コノ変態マッチョガァァァァァァァァァァ! 排除開始ィィィィィィィィィィ!」
「クレバースレイヤー! 一旦落ち着――」
「ルセェェェェェェェェェェ! コノスカタンヲブチ殺スゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!」
俺の制止を振り切り、なんとクレバースレイヤーは一瞬にして上空に飛びあがると、ワムウに向け神砂嵐を放った。円形闘技場の地面が跡形もなく粉砕するその威力は流石としか言いようがないが、なんとワムウは細切れにもならず平然と立っているではないか。ところどころから血は流れてはいるが、軽傷であり、顎に手を当てながら今放った神砂嵐に対して、ワムウは涼し気な顔で顎に手をやりながら俺に対し、まるで料理の品評でもするような言い方で語りかけてきた。
「……人間にしては中々の威力だな。確かな破壊力をこのワムウは感じたが、
「っ!? き、貴様……。な、何者だ! 何故クレーバースレイヤーの神砂嵐に対し平然としてられるんだ!」
「何者、か。ジョジョの敵だった男、とでも言えばいいか?」
「……一つ尋ねたいが、俺の知り合いのジョジョは二人いる。ジョセフ・ジョースターと空条承太郎だ。ワムウ、貴様のジョジョは一体どっちのことを指している?」
「前者だ。このワムウ、生涯のライバルはジョジョ唯一人のみ。俺は戦闘の天才だと自負していたが、奴は俺の上をいく男だ。
……待て、待て待て待て待て! ワムウは今何て言ったんだ!? このアステカ時代にでもいたような原始人のような存在が、今俺に向かって何て言いやがったんだ、あぁん!? 今とんでもないことを言いやがったよなぁ~? 公衆便所で平然と不倫をしてることを真顔で語りかけるような女のようによぉ~? このスカタンがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
「心地よい負けだとぉ~? てめぇ……、そんなことはどうでもいいんだよなぁ~? 俺の目がどうしたって言いたいんだぁ~? 無駄な筋肉しやがって、てめぇは頭の中まで筋肉で出来てるんじゃないですかぁ~? あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!」
なんて言うかよぉ~? 地雷原の中で平気でマイケルダンスをするようなエテ公と話してる気分つぅかよぉ~? 尿道結石の石ころがまだ尿道に残っている気分つぅ感じみてぇに、滅茶苦茶ムカつくぜ……。そんなに神砂嵐を食らいたいならよ、マジもんのを食らわせてやるぜぇ~?
「クレーバースレイヤー! てめぇ、クソみたいな風で満足してんじゃねぇぞ! このタコ! もっとよぉ~? 両腕をよぉ~? ジェット機のプロペラよりもでかいイメージでやりゃぁ、威力出るんじゃないすかねぇ~?
「ヒーハー! ソイツァ名案ダゼェ! ナラ俺ノ両腕ヲ更ニ肥大化サセテェェェェェェェェェェ! 鎖ヲモットモット増ヤシテェェェェェェェェェェ! アノクソチンポコ野郎ヲEDニシテェェェェェェェェェェ!」
「ほぉ……。心地よい風ではないが、先程よりは楽しめそうな風だな。このワムウを満足させられるならば、貴様に俺の
「るせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ! このスカタンがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! てめぇをぶっ潰せるならよぉ、この闘技場ごと吹き飛ばしてやる!」
俺は一瞬にしてスペースショットに打ち上げられたかの如く高く飛び跳ねた直後に、クレーバースレイヤーによる神砂嵐がワムウを今まさに襲おうとしていた。先程までの神砂嵐の何十倍もの威力を味わいやがれ、このエテ公がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!