スターダストクルセイダース~俺のスタンドがイカれてる件について~ 作:四五茶
アヴドゥルとレレーナと共に無事潜水艦を入手した俺は、承太郎達と落ち合うためにとある無人島に停泊していた。俺とレレーナは潜水艦の中で待機し、アヴドゥルは承太郎達と会っていることだろう。が、問題があるとすれば、レレーナをどう紹介すればいいものかとういうことだ。アヴドゥルが上手くジョセフ達に紹介するとは言ったが――。
「ふぅ……。ブ男さんのことだから、素直に美女が同行することになったと言うんじゃないのかしら?」
「美女かどうかはともかく、頼りになる助っ人なのに違いないな。レレーナの前では全てが暴露のようなもんだからな、泣けるぜ……」
「えぇ、そうよ。だからボディーガードとして守りなさい、
「……泣けるぜ、本当に」
そう言えば俺の額の角の大きさが、大人の小指程度の大きさから人差し指くらいの大きさまで『成長』してしまってな。レレーナは俺の角が大層気に入ったのか、俺のことを大輔とは呼ばず角兎ちゃんと呼ぶようになってしまった。やれやれ……、某有名RPGに出てくるあのモンスターそのものではないか、畜生が……。
「角兎ちゃん、例の技見せてくれないかしら?」
レレーナは躊躇わずナイフを全力で何本も投げつけるが、俺は
「……フン、女。コノカーズニ斬レヌ物ハナイ、ナンテナ! ウケケケ!」
「はぁ……、やっぱりワムウにしてくれない? ねぇ、して欲しいんだけど? じゃないと悲しいけど角兎ちゃんの眉間に銃弾をぶっ放したくなっちゃうのよ」
そう言いながら躊躇なく俺の眉間目がけ銃弾を何発もお見舞いするイカれた女こと、レレーナ。それをクレーバースレイヤーは完全にカーズになりきり、全て細切れにしドヤ顔する。ふむ、確実に俺のスタンドは『成長』を遂げているが、にしても『成長』するとスタンドの形も変わってしまうなんてな。確かジョセフからしたら発狂レベルだよな、カーズもワムウも。しかも俺の角とか見たら――。
「ねぇ、ワムウにしてくれない? あのね、
「……? 何を言ってるんだ、こんなにチャーミングな――」
「あのね、角兎ちゃん。ワムウは純粋な戦士な上とてもチャーミングな男って私は思ってるの。でもね、ソイツは『成長』したせいでカーズって男の精神を完全に『理解』してしまったの。結果、
「カーズカッコイイだろうが! あの思想はよぉ~? 実に実にぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」
「馴染ム馴染ム馴染ムゾォォォォォォォォォォ!」
「「イェーイ! ヒーハー!」」
俺とクレバースレイヤーはレレーナを挑発するかのように、その場で二人マイケルダンスを披露する。「フォー!」と言いながら俺達は何かにフィーバーし、悦に浸る俺とクレバースレイヤー。それを白い目で見ながらレレーナは煙草を吸いながら大きな溜め息を吐くが知ったことじゃない。光のモードのダンス、とくと味わってろ、ビッチが。
「……アンタ、私のことをビッチって思ったでしょ?」
「っ!? 俺の心を読むんじゃねぇぞ、このスカタン! 俺がその気ならてめぇの服を引き千切ってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ! 全裸にしてやることも可能なんだからよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ! クハハハハハ! 輝彩滑刀万歳ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」
「ふぅ……。角兎ちゃんの彼女になる子って苦労しそうよね。にしても、ブ男さん遅くないかしら?」
そう言えば確かに……。
「クレバースレイヤー、お前は休め。ワムウ、外の様子を見てこい」
「……
こういう場面でワムウは非常に役立つ。俺が見えない範囲を完全にカバーしてくれる存在として、今後も活躍するだろう。にしても、ワムウの奴、以前と違いスムーズに会話できてるような感じがするのだが……。まぁいい、ワムウも『成長』したのだろう。流石は俺、やれば出来る子だ。
スタンド名:クレーバースレイヤー
本体:朝倉 大輔
破壊力:A
スピード:B→A
射程距離:形状によって変化するが、普段はカーズのままである。よってC。
持続力:A
精密動作性:B
成長性:B→A
【概要】
見た目は無数の漆黒の鎖で出来た人型のスタンド。
カーズの思想などに感化され、自分自身をカーズになりたいという自我に目覚め、現在の姿はカーズそのもの。
結果、光のモードを短期間にクレバースレイヤーは完全に理解し、スピード及び成長性が『成長』した。レレーナ曰く、『相当どす黒いスタンド』だと揶揄されているが、大輔は現在のクレバースレイヤーに満足しているようだ。
尚、余談であるが大輔の額の角も『成長』した。