スターダストクルセイダース~俺のスタンドがイカれてる件について~ 作:四五茶
ワムウは潜水艦から小島へ移動し、周囲の風を読みとる。近くの砂浜に3人、更に奥に3人いることを掴むワムウ。そしてその近くの砂浜に懐かしき風をワムウは確かに感じていた。
「……ふむ、ではこのままゆっくりと歩くとするか。さて、ジョジョよ、
ワムウはふと笑いながら、ゆっくりと砂浜を歩き、夜の満天の星空を堪能する。「……実にいい夜だ」とポツリと呟きつつ、徐々にワムウは目的地に近づくと――。
「エメラルドスプラッシュ!」
突如、ワムウに向け放たれる花京院によるスタンド攻撃。その攻撃に対しワムウは小指一つだけで全て叩き落し、何事もなく目的地へと向かう。すぐに花京院は異変を承太郎達に告げ、ワムウの方に振り向くとジョセフは発狂したかのようにその場で叫んだ。
「OH MY GOD! ま、ま、ま、ま、ましゃかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「フフフ……、久しいな、ジョジョ! お前の娘を助けるために再び舞い戻ったぞ!」
ジョセフにゆっくりと近づこうとした時、ジョセフの前に承太郎が立ちはだかる。「ジジイ、どいてろ」と言うとスタープラチナを繰り出し、ワムウに攻撃を仕掛けるが、ワムウはその攻撃を受け止めるのではなく、
「っ!? やれやれだぜ……。俺の全力のラッシュを避けるだと……」
「ジョジョの孫だな、このワムウに対し正々堂々と向かうのには敬意を示そう。だが、このワムウは――」
「敵ではないと? そんなことは見たら分かるんだぜ?
「……如何にも。大輔は今、女と一緒にいる」
「――やれやれだぜ。噂に聞いていた女スタンド使いか。それで、大輔は元気か?」
ワムウは高らかに笑いながら大輔は元気であり、『成長』したからこそ今の自分がいるのだと承太郎に説明した。「どういう意味だ?」とワムウに質問しようとした承太郎を押し退け、ワムウに握手を求めるジョセフ。そんなジョセフに対し快く握手を交わすワムウであるが、ある違和感をワムウは覚えた。
「……ジョジョ、貴様、その手――」
「あ、あぁ……。カ、カーズを宇宙空間へ吹き飛ばした時の犠牲じゃ。カーズを倒すことは出来なかったが、宇宙空間に吹き飛ばしたワシって凄くね? ガハハハハハ!」
「カ、カーズ様……。よ、よく分からんが、
「何じゃ? まさかカーズが蘇ったとか言わんじゃろ? ガハハハハハ!」
暫しの沈黙後、「え? マジ?」と挙動不審にワムウを見るジョセフ。大輔を『成長』させた結果、クレバースレイヤーの見た目が完全にカーズになっていることをどう打ち明けようかワムウは考えるが、ワムウは覚悟し、ジョセフに真面目な顔で現在のクレバースレイヤーについて語り始めた。
「……まず断っておくが、カーズ様が復活したという情報は俺は知らん」
「じゃあなんで少し黙ったの? ちょっとワシ、不安になったんじゃ――」
「だが、クレバースレイヤーは自分のことをカーズ様だと思い込み、完全にカーズ様になり切っている」
「――は? え、ん? ちょ、はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!? にゃ、にゃにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!? なんでクレバースレイヤーがカーズのことを――」
「すまん、とある事情で俺がカーズ様の光の
「……」
ジョセフは絶句するしかなかった。承太郎や花京院からすれば、今ワムウが光輝いてるのを不可思議に思うだけやもしれないが、ジョセフからすれば別。あの忌々しき
「……ワムウよ、なぁんかワシに隠してることなぁい? もうカーズの件は別にいいから――」
「隠していること……。あ、
「ワムウ、ワムウちゃん? ワムウさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!? それってよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!? 『柱の男』と同じ存在ってわけか、このタコ!」
「……厳密に言えば違うが、否定はしないでおこう」
「OH NO~~! なぁんちゅうことしてるんだ! HOLY SHIT!」
「ジジイ、『柱の男』って何だ? 端的に言え、ヤバいのか?」
「……承太郎、生物の頂点に君臨する存在が『柱の男』と呼ばれる者達じゃ。それをワシはかつて、そこにいるワムウと生死を懸けた戦いで勝ち、『柱の男』を絶滅させたのだが――」
(ふむ、ちと面倒になりそうだ。このワムウ、ジョジョが無事であったことを報告しに帰るとするか)
ジョセフの苦悩を知らずにワムウは海中に飛び込み、潜水艦へ無事帰還する。ワムウは異常なしと大輔に告げ、久々にジョセフと語れて楽しかったことも伝えた。そんなワムウに対し大輔は、いつでもジョセフと語ればいいと許可を与え、ジョセフからの浮上の合図を待つ。が、ワムウは肝心なことを大輔に伝えていない。ジョセフが今かなりテンパってることなど、ワムウにとってみれば些細な出来事でしかないのだから。
スタンド名:ワムウ
本体:朝倉 大輔
破壊力:?
スピード:?
射程距離:?
持続力:?
精密動作性:?
成長性:E
【概要】
見た目は『柱の男』であるワムウそのもの。
風の必殺流法を正当に継承したことが認められた代償として、クレバスレイヤーの意思を完全に掌握し、自我に目覚めたスタンド。
その能力は謎に包まれているが、自律型スタンドとしては完成されている。
大輔が『成長』した結果、光の必殺流法を会得。
また、クレバースレイヤーのように片言で話すのではなく、日常会話がスムーズムに行えるほどの自我を有する。
『成長』した結果、大輔の命令もある程度は聞くようになっている。
そのため現在の大輔は2つの形態を使い分けることが可能。
①カーズモード
→大輔が完全に制御でき、カーズになるために『成長』し続けている。
→レレーナ曰く『どす黒いスタンド』
②ワムウモード
→自律型のスタンドとして完成されたモード。
→レレーナ曰く『純粋な戦士な上とてもチャーミングな男』
尚力関係は
②>①であり、ワムウがクレバースレイヤーを制御している(現状)