スターダストクルセイダース~俺のスタンドがイカれてる件について~ 作:四五茶
あの後どうなったか、俺はこの日記帳に記しておく。
まずは俺のスマホを勝手に使いガチャに溺れた花京院は、ディオの館での戦闘で負傷したが、素早い応急処置のおかげで無事回復し、現在は承太郎と同じ高校に通っている。が、どうやら完全に魔法少女にハマってしまったらしく、リアルの女の子に全く興味を失くしたそうだ。
『私はさやかちゃん一筋ですので。やはり青髪は正義ですし、一途なとこが凄く心にグッときました。あの恭介とかいうクズ野郎だけは、お仕置きが必要ですよね、大輔さん!』
俺は残念ながらマミさん派であり、だが本命は圧倒的にほむらちゃん派だ。そんな彼の推しなどどうだっていいのだが、確かにあの恭介とかいうクズ野郎だけは絶対に容赦はしないだろう。彼のこれまでの活躍を労うために、ジョセフは特別に1/1のフィギュアを贈呈したらしいが、ナニに使ってるかは俺は触れないでおこう。彼は承太郎の良き友人として、良き理解者として共に勉学に励むに違いない。そして恐らく二次元の重要性を訴える運動を巻き起こすであろう。
次に俺の良き友人として接してくれたポルナレフは、故郷のフランスにイギーと一緒に帰った。……いや、アヴドゥルも連れて帰ったんだったな。ポルナレフの我が儘かもしれないが、自分の恩人であるアヴドゥルに敬意を常に払いたいとのことで、アヴドゥルを故郷のフランスに埋葬した。イギーは飼い犬になったわけだが、イギーはツンデレ属性らしく、時たまデレるイギーに夢中らしい。そういえば、今ではポルナレフは独身ではなく、アラブ系の美女を妻に迎え入れたと電報があったな。写真も付けてくれたが、泣けるぜ。マジで美人すぎる、ポルナレフのくせに生意気だ。
だがそれでいい、ポルナレフは過酷な宿命の中で妹の仇を討ち、そしてディオとの因縁に決着をつけた。ならば毎日の平穏の日常を大切にし、幸せの日々を過ごすのは彼の特権ではなかろうか? 俺の友人が幸せであればそれでいい、それで……。
「……泣けるぜ、書いていてアヴドゥルのことを思いだしてしまうとはな」
アヴドゥル、唯一この旅で失った大切な仲間であり、もしあの時俺がいち早く気づいていれば死なずに済んだ恩人。自分の身を呈してポルナレフとイギーを守った功績は大きいし、きっと誰もアヴドゥルの真似は出来ないだろう。もし、もし俺がその場面に直面していたならば、俺はきっと自分の命を優先する。アヴドゥルはあまりにも高潔であり、誇り高い――。いや、もう書く必要はない。彼はもうこの世界にいないのだから。
承太郎は相変わらず不良をやってるらしいが、ちょっぴりマザコンに目覚めたらしい。これはジョセフから聞いたのだが、ホリィさんのことをママと呼ぶようになったそうだ。それをジョセフから聞いた時は、思わず背筋が凍りついたが、ちょっぴり毒が抜けたのだろうか? それと花京院から聞いたのだが、またディオのような悪の権化がホリィの命を脅かすかもしれないという懸念から、スタープラチナの『時を止める』能力を鍛え続けているみたいだ。あの時は承太郎は2秒程度時間を止めれたが、今では何秒止めれるのだろうか?
俺はジョセフと一緒にニューヨークに戻り、正式にジョースター家の養子としてジョースター家に迎え入れられた。ジョセフの奥さんはすぐに俺を息子同然に扱ってくれて、本当にありがたい日々を過ごしている。現在はジョセフのことをパパと呼び、ジョセフの奥さんをママと呼ぶ毎日。なかなか奇妙な人生ではあるが、俺もポルナレフと同じく程なくして結婚した。俺の看病をしていたかどうか怪しいが、俺と一緒にディオを倒すことに尽力してくれた女――レレーナである。まぁ旅の途中で互いに意識していたよな、うん。
そういえばレレーナに新たな部下が出来たようだ。途中から俺達の旅に同行したディオが放った敵スタンド使い、マライアだ。レレーナ曰く即戦力らしく、レレーナ自ら勧誘し、好待遇で自分の部隊に迎え入れたらしい。レレーナが自分よりは劣るが、中々の美女だと評していたが、ぶっちゃけマライアの方が――。
――コンコン……
『……ふぅ、ダーリン? ちょっと、大人の話をしないかしら?』
「あ、あの、レレーナさん? な、なんか声が凄く怖いんですけど、何かあったのでしょうか?」
『ねぇ、一つ確認したいことがあるんだけどさ、ジョースター家の男って一筋じゃなかったかしら? そうよね?』
「も、勿論です、お、仰る通り――」
『お義父さんに女関係の話をした時ね、日本でちゃちゃっとヤっちゃったっぽいことを知ったのよね……。私の部下を使って調べたら
「……泣けるぜ、すまないが遺言を書き残す準備をさせてくれないか?」
『いいわよ、1分だけ待ってあげる。因みに逃げ出しても、周りは包囲してるからね? 泣けるわね、ダーリン♡』
最後に、俺はカーズのようになったわけだが、
『ふぅ……。時間よ、ダーリン。きっちりとケジメつけてもらうからね』
「――ジョースター家には代々伝統の戦い方がある、それは……」
『αチーム、一斉掃射準備。じゃあダーリン、私と楽しい戦争でもしましょうか♪』
「OH MY GOD! HOLY SHIT! ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!? ちょ、ちょマジで――」
『無駄無駄無駄ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! 自分のスタンドでガードでもしていろ、この浮気者がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』
――End
どうも、作者です。
ここまで読んでくださったことに深く感謝しております。
実は没ネタではありますが、カーズとして生きていくパターンがありました。
というのは、カーズは『頂点に君臨するのは常に一人』であり、レレーナ視点で考えるならば、ディオという脅威は去ったが、大輔という未知の種が誕生したことにもなります。大輔が世界の秩序を乱すならば、排除するというバッドエンドを用意してました。
ただそれはあまりにも残酷であり、そもそもレレーナと大輔は恋人同士ならば争うことはないかなと思い、結婚後のエピソードにしました。
ジョセフも浮気したんだし、大輔も浮気させておけばいいか(´・ω・`)
こんな考えで最後締めくくったわけですが、きっとカーズ様も苦笑いしてそうですよね、うん……。
これにて3部は完結します。
改めてここまでお読みくださり、ありがとうございました(*´▽`*)