★最新作
・無個性だからって諦められるかよ!!
(僕のヒーローアカデミア×ワンピース)
・もう一人の煉合消防官
(炎炎ノ消防隊・第2世代と第3世代のハイブリッドオリ主)
一悶着あったが、八体の遺体を埋葬する事が出来た。埋葬した遺体に俺達は黙祷を捧げていたが、黙祷を捧げている俺たちの後ろで伊之助は頭突きで炭治郎に負けたのが悔しかったのか、近くにある木に何度も何度も頭突きをしていた。
「カァー!カァー!モウスグデ夜ニナル!山ヲ降リロ!」
死者への黙祷が終わると、炭治郎の鎹鴉から山を降りるようにと指示が出た。蓮からも、山を降りるように言われ、三兄妹と新人隊士三人組を連れて山を降りた。
「本当に送っていかなくても大丈夫か?」
「はい、大丈夫です!走っていけば、夜になる前には帰れるので!」
山を降りている途中で、三兄妹を家まで送り届けようとしたけど、自分達で帰れるらしく断られた。自力で帰る三兄妹に蓮に持ってきてもらった、藤の花の匂い袋、家で炊る藤の花のお香を渡した。鬼にとって、藤の花は毒らしく、藤の花の匂い袋やお香を炊くと鬼は絶対に寄り付かない。
それらを渡してから三兄妹と別れ、蓮と炭治郎の鎹鴉に次の目的地の案内を頼んだ。次の目的地は藤の花の家らしく、炭治郎、善逸、伊之助の三人が負傷しているから、治るまでの休息みたいだ。
「どうした炭治郎?何か聞きたい事があるんだろ?」
「その...御影さんについて教えて欲しいです!宙に浮いたり、その日輪刀とは違う刀について教えて欲しいです!」
藤の花の家に向かっている中、隣を歩いていた炭治郎は、何か聞き出そうな顔をしてチラチラ見てきていた。俺が炭治郎に見せてきたものについて、知りたがっていた。
「俺もちょっと知りたいかも...」
女の子にしか興味無さそうな善逸が、意外にも俺の事が気になった様で、炭治郎同様に教えて欲しいと言われた。伊之助は言葉を発してはいなかったが、俺の事を凝視していた。
「まず、俺の事を話す前にお前達は霊力って知ってるか?」
「え、霊力って、昔、陰陽師が使っていたとされている霊力ですか?」
「その通りだ善逸。霊力ってものは人間、誰しもが持っている。その霊力を、俺は上手く使えているから、こうやって不思議な事が出来る」
説明の最後に炭治郎達の目の前で空中に立ち、実演した。空中に立っていると、伊之助がピョンピョン跳ねながら興奮していた。斬魄刀についても聞かれ、ひねくれ者の意思のある刀と答えた。炭治郎の質問に全て答えると満足したのか、それ以上は何も聞いてこなかった。
○
「さて、そろそろ目的地に着きそうだぞ」
俺達の所から少し先に大きな屋敷が見え、その屋敷の門には藤の花の家紋が大きく描かれていた。俺以外の三人は藤の花の家に入るのが初めてらしく、俺が先陣を切って、先に屋敷内に足を踏み入れた。俺が先に中へ入ると、炭治郎達も続いて中に入った。
「久しぶりだな婆さん、何日か休ませてもらいたいんだが、いいか?」
「お久しぶりで御座います逆柱様。休まられるのは四人で宜しいでしょうか?」
「まぁ、一応四人で頼む」
「畏まりました。お風呂の準備が出来ていますので、先にお風呂へお願い致します」
婆さんに今日から四人で泊まる部屋に案内してもらい、荷物を置いてから風呂場へ直行した。風呂場に着くと、ズボンしか履いてない伊之助は一瞬でズボンを脱ぎ、体を洗わずに湯船に飛び込もうとした所を止めた。
「何すんだよ蜜柑!」
「俺は御影だ。それよりも、体を綺麗にしてから湯船に入れ」
湯船に入る前の作法を知らない様で、俺は仕方なく、伊之助に湯船に入る前の作法を教えながら頭を洗ってやったり、背中を流してやった。頭や背中を洗っている時の伊之助は、首根っこを掴まれて大人しくしている猫の様だった。
「ほら、湯船に浸かっても大丈夫だぞ?」
「・・・ハァッ!?ホワホワさせんじゃねぇ!」
洗い終わり、湯船に浸かっても良いと伊之助に言ったのだが、何故か呆然としていた。呆然としていた伊之助だったが元の野生児に戻り、訳の分からん事を言って湯船へと飛び込んで行った。
「あの...御影さん」
「どうした善逸?」
「さっき、お婆さんとの会話で、御影さんが逆柱って呼ばれてましたけど...も、もしかして御影さんの階級って柱ですか?」
隣で体を洗っていた善逸から、階級は柱なのかと聞かれた。
別に隠している事でも無い事だし、普通に階級は柱だと答えると、善逸は大声を出して大袈裟に驚いた。
「突然大きな声を出してどうしたんだ善逸?」
「うるっせぇぞ紋逸!!」
「俺は善逸だ!誰だよ紋逸って...それよりも!御影さんが柱なんだぞ!俺達より強くて偉い人なんだぞ!驚きとか無いのかよ!」
「やっぱり強いのか!!勝負しろ蜜柑!!」
「風呂場は暴れる所では無いぞ伊之助!」
俺が柱かどうかの話から、伊之助が俺に勝負を挑む為に暴れだしたお陰で、騒がしい入浴時間を過ごした。暴れる伊之助を静かにさせ、柱と知ってから態度を変えている善逸に今まで通りでいいと言って風呂場を出た。
○
全員風呂から上がり、部屋に戻ると四人分の飯が用意されていた。それぞれの場所に着いてから、飯を食べ始めた。伊之助は用意されていた飯の中で、天ぷらを気に入ったらしく、ガツガツと素手で食べていた。
野生児である伊之助は箸の使い方なんて分かる筈もなく、俺と炭治郎で伊之助に箸の使い方を教えていた。箸の使い方を教える時、伊之助は覚える気が無さそうだったが、『出来ないのに無理言って悪いな』って挑発すると、プライドの高い伊之助は、簡単に引っかかり箸の使い方を必死で覚えようとした。
「えぇ!?御影さんも爺ちゃんの修行を受けたんですか!?」
「まあな。桑島の爺さんだけでなく、鱗滝の爺さんにも扱かれた事がある」
炭治郎が思い出したかの様に、俺の育手はどんな人だったかを聞かれた。俺の育手である山本の爺さんには、俺を含めて弟子を10人持っていた。その弟子の中に、鱗滝の爺さんと桑島の爺さんもいた。俺の修行時代、山本の爺さん、鱗滝の爺さん、桑島の爺さんというジジイトリオに扱かれていた。
「じゃあ!御影さんは、俺の兄弟子なんですね!」
「一応そうなるな」
「おい!さっきからお前らだけで何話してやがる!」
俺、炭治郎、善逸だけで話していると、俺達の会話が気になった伊之助が尋ねてきた。四人で食事しているのに伊之助を少し除け者にしてしまったから、四人で話せる内容を見つけ出して、雑談をして、飯の時間を過ごした。
○
「うん!君達三人とも重症だね」
飯を食い終わると婆さんが呼んでいた医者が部屋に入り、炭治郎、善逸、伊之助を診察し始めた。診察の結果、三人とも重症で肋骨が折れていると診断をもらった。
善逸...肋骨二本
炭治郎...肋骨三本
伊之助...肋骨四本
「お前らな...鬼を狩る以外で肋骨折ってどうすんだよ」
炭治郎達三人組は、絶対に安静にしているように医者から釘を刺され、肋骨が治るまで任務に出られなくなった。炭治郎の監視役として居る俺も、休みになった。
絶対安静と言われてから寝るまでの間に、箱の中にいた禰豆子を見た善逸が、炭治郎に嫉妬して追いかけ回す等の一悶着あった。
○
散々走り回って疲れたのか、炭治郎、善逸はぐっすり眠りについた。伊之助は、二人が走り回る前に眠りについていた。
俺はというと、縁側で満月を眺めながらの月見酒を一人で楽しんでいた。月を眺めながら酒を煽り、獪岳は一人で大丈夫なのか、体調を崩してないかと、ちょっと心配をしていた。
「ムー?」
「ん?起きたのか禰豆子?」
月見酒を始める前に禰豆子を俺の布団に寝かしつけたのだが、寝れなかったようで、部屋から出てきて俺の所にやって来た。禰豆子は体を3〜4歳位の子供位まで縮ませて、胡座をかいている俺の足の真ん中にちょこんと座り込んだ。
夜は少し冷える為、禰豆子の子供体温がとても温かった。
「眠れるまで、一緒に月でも見るか?」
「ムー!」
禰豆子は、竹を噛んでいて『ムー』しか話せないが、何となくだが言いたい事が伝わってくる。俺と禰豆子で月を眺めてしばらくすると、禰豆子がうたた寝をし始めた。
「眠くなったか禰豆子?」
「ムー...」
「布団まで運ぶぞ?」
「ムームー」
眠たそうにしている禰豆子を布団まで運ぼうとしたのだが、禰豆子は浴衣を掴みながら首を横に振って、まだここに居るという意思表示をしていた。禰豆子は俺の胡座の中で寝始め、俺は浴衣の上に羽織っていた羽織を禰豆子に掛けた。
「そのまま...。いい鬼でいてくれよ禰豆子...俺はお前を斬りたくないからな」
すやすやと胡座の中で眠る禰豆子に、そう呟きながらサラサラの髪の毛を撫でていた。
読んでいただきありがとうございます!!
コメントで、冨岡義勇にヒロインを付けないのか?と言われまして、アンケートをとることにしました。
最終ヒロインアンケート!!
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このまま大ハーレムで!!
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ヒロインを数名削る!!(活動報告へ)