逆柱は嫌われている   作:星天さん

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作品紹介

・幽霊に呼吸を習いました
(鬼滅の刃二次創作 × 継国縁壱系オリ主)

・五条先生になりました
(ハイスクールD×D × 呪術廻戦[五条悟系オリ主])

・無個性だからって諦められるかよ!
(僕のヒーローアカデミア × ONEPIECE[覇気+剃+月歩]オリ主)



柱合会議

柱合会議を行う部屋に入ると中はロウソク二本だけの明かりしか無く、とても薄暗かった。柱達は中庭と同じ様に横一列に並んで居たが、俺は柱達から距離をとって胡座をかいていた。

 

「さて、柱合会議を始めようか。御影、蓮からの報告によれば──御影は鬼舞辻、そして上弦ノ壱と戦ったんだよね?」

 

【!?】

 

「まあな、お陰で強さと能力を知る事が出来た」

 

俺が鬼舞辻無惨と上弦ノ壱と戦ったと柱達が知ると、全員の視線が俺に集まった。俺に集まった視線は様々だったが、愛崎姫乃は下唇を強く噛みながら睨んできていた。愛崎姫乃が見せた表情に、俺は内心薄ら笑いをしながら優越感に浸った。

 

「オイ、鬼舞辻と上弦ノ壱の能力を知ってるなら話せ!」

 

「鬼舞辻はどんな能力を持っていた!」

 

「うむ!上弦ノ壱の能力についても教えてくれ!柱である御影は情報を共有する義務がある!」

 

自己主張が激しい風柱、音柱、炎柱に俺は溜め息が零れた…。此処で言わなかったら付き纏われそうと思った俺は、面倒臭いが鬼舞辻と戦った時の事を話した。現柱で鬼舞辻と戦えるとしたら、俺、行冥、義勇、無一郎、有一郎だけだと思っている。

 

「ハッキリ言うが、俺、行冥、義勇、無一郎、有一郎、以外の柱では鬼舞辻と上弦ノ壱の戦いにおいて戦力外だ。それと、上弦ノ壱だが…無一郎、有一郎の先祖の可能性が高い」

 

「「え…」」

 

「何故、上弦ノ壱が無一郎、有一郎の先祖だと、そう思ったんだい?」

 

「上弦ノ壱の戦闘方法が──有一郎と同じ月の呼吸を使っていたからだ」

 

「俺と同じ月の呼吸…」

 

上弦ノ壱が無一郎、有一郎の先祖である可能性が高い。無一郎からは聞いた事が無いが、有一郎から夢の中で月の呼吸って言うのを見て、月の呼吸を使っていると一緒に鍛錬していた時に聞いた事があった。上弦ノ壱と有一郎が使っている月の呼吸は、呼吸方法、型が全て一致していた。

 

「まあ、何にしても上弦ノ壱との戦いには有一郎の力が必要不可欠になる「ちょっと待てよ」ハア…」

 

「何故、俺達を抜きにして勝手に話を進めている?」

 

「俺が戦力外とはどういう事なのか説明を求める!!」

 

「そのままの意味だ…。風柱、片方の水柱、蛇柱、愛柱、炎柱、音柱、蟲柱、お前らじゃ力不足だ。雑魚鬼退治には使えるが、上弦相手は無理だな」

 

愛崎姫乃教の信者達に面と向かって戦力外通告を伝えると、直ぐにキレて飛び掛ってきそうだったが、耀哉がそうなる前に止めてくれたお陰で何も起こらずに済んだ。

 

「あ、あの〜、私はお力になれないんでしょうか?」

 

「蜜璃は微妙な所だな。稽古をつければ上弦相手に通じる」

 

「分かりました!」

 

「他の柱達も上弦ノ鬼と戦えるように強くなって欲しい。頼んだよ、私の可愛い子供達…」

 

耀哉の一言で、柱合会議は締め括られ終わった。

柱合会議が終わり、俺は直ぐに立ち上がり無言で部屋を出た。腕に巻いていた包帯が真っ赤に染まり、急いで屋敷に帰ろうとしたら片方の水柱がわざわざ俺の肩を掴んで呼び止めてきやがった。

 

「なんか用か?」

 

「炭治郎と禰豆子を守ってくれた事に感謝する…。だが、お前が犯した罪を許した訳では無いから勘違いをするなよ」

 

「くだらない事で話しかけるな。柱合会議だから俺はお前らと話したが、柱合会議が終わった今、お前らを視界に入れず、さっさと屋敷に戻りてぇんだよ」

 

俺の肩を掴んでいる手を退かし、今度こそ屋敷に戻ろうとしたら次は蟲柱が俺の前に立ちはだかった。何なんだよコイツら、俺は一刻も早く屋敷に戻りたいのに次から次へと邪魔しやがって…こっちは早く屋敷に戻って治療したいんだよ!

 

「邪魔だ退け」

 

「斬った腕の治療をさせてください…」

 

「断る…。前に自分から治療拒否しただろ?俺には主治医が居るから結構だ。それに、治療と称して何してくるか分からん相手に頼むかよ」

 

「そんな事は…」

 

蟲柱が何かを言おうとしているが、それを無視して横を通ろうとすると次は愛崎姫乃が立ちはだかった。

本当に何なんだよ?四天王制なのか?愛崎姫乃の話が終わったらまた別の奴が来るのか?俺はうんざりしながら、愛崎姫乃が俺の前に立ちはだかった理由を尋ねた。

 

「どうして感謝と善意を素直に受け取らないんですか!錆兎君は弟弟子である炭治郎君と禰豆子ちゃんを庇ってくれた事に感謝しているんですよ?」

 

「アーハイハイ。カンシャノキモチ、ウケトリマシタ」

 

「何ですかその適当な感じ…。それに、しのぶちゃんが治療すると買って出たんですから、さっきの発言は酷いと思います!しのぶちゃんに謝ってください!」

 

「アーハイハイ。ドウモ、スミマセンデシタ」

 

愛崎姫乃の相手をするのが疲れた俺は、全てカタコトで返事をしていた。愛崎姫乃も蟲柱同様に無視して、今晩屋敷に来るメンバーに一声かけると行冥から頼み事があると言われ聞く事になった。

 

「南無…。御影、獪岳の時の借りを返してもらおうと思うが良いか?」

 

「別に構わないぞ?借りは何時返せば良い?」

 

「夕餉前には済ませたい。一時間程したら御影の屋敷に向かう」

 

「分かった。無一郎、有一郎、蜜璃は悪いんだが夕方に来てくれ」

 

義勇には蔦子さんに治療を頼みたいから、直ぐに来てもらうように頼んで産屋敷邸を出た。後ろでギャーギャーと何かを言っているが、俺は一刻も早く斬った腕を縫ってもらう為に逆屋敷に戻った。




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