逆柱は嫌われている   作:星天さん

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まさかの禰豆子までもヒロインと言う事になり、鬼滅の刃の女性キャラ全員がヒロインということになりました(*゚∀゚)アヒャヒャ
カップリング重視している方は大変申し訳ございません!


鼓屋敷...②

善逸を泣き止ませてから次の任務地へと向かっていた。善逸は今回の合同任務の相手だったみたいで、田んぼ道を三人並んで歩いていた。しばらく歩き続けていると、隣に居る善逸が腹の虫を鳴らした。

 

「はぁ...。落ち着いたら腹が減ってきた...」

 

「何か、食いもんを持ってないのか?」

 

「無いです...」

 

腹を空かせている善逸の前に、次の任務地に行く道中で買っていた笹の葉で包んでいる三つのおにぎりを差し出した。本当は二つだけ買ったのだが、気前の良い店主におまけと言われて三つになったから善逸に上げる余裕が出来たんだ。

 

「左から昆布、おかか、梅干しのおにぎりだ。好きなのを一つ選べ」

 

「いいんですか?」

 

「おう、これから任務をするのに腹が減ってちゃ戦えないだろ?炭治郎も持ってけ」

 

「ありがとうございます御影さん!」

 

善逸は昆布、炭治郎はおかか、俺は梅干しのおにぎりを取り、歩きながら食った。善逸がおにぎりを食い終わると、少しだけやる気を出してくれた様で、泣き言の数が減り、少しだけ静かになった。

 

 

 

 

俺、炭治郎、善逸の三人で、鎹鴉達の後に付いて歩き続けて田んぼ道を抜け、山の麓に来ていた。蓮からの情報では、この山の中に鬼達の根城があるとの事だった。

 

「御影さ〜ん!俺、すっごく弱いから守ってください!!」

 

「善逸、雀だけでなく御影さんを困らせるな!どうしてそんなにも恥を晒せるんだ?」

 

「言い方酷すぎだろ!?」

 

俺の後ろで、炭治郎と善逸は田んぼ道でやっていた面白可笑しいやり取りを再び始め出した。二人のやり取りをBGMに、山道を登っていくと少し先に一件の屋敷が見えてきた。

 

「血の匂いがする...。それから嗅いだことない匂いも」

 

「何か匂うの?匂いは感じないけど屋敷から変な音が聞こえない?」

 

善逸は、炭治郎同様に五感の1つが優れている様だ。善逸は聴覚に優れている様で、俺や炭治郎には聞こえない音が聞こえていみたいだ。

 

「まあ、今は屋敷の事よりもあの子らをどうするかだ」

 

俺達三人がこの屋敷の前に辿り着いた時には既に居て、木の影に隠れてこちらの様子を伺っていながら、怯えて震えている兄妹に視線を向けて屋敷の様子を見ている炭治郎と善逸に声をかけた。

 

怯え震えている兄妹を炭治郎に宥めてもらい、何故こんな所に居るのかと尋ねた。兄妹には、もう一人兄がいるらしいんだが、その兄が鬼に連れてかれ、兄妹は兄を取り戻そうと鬼の後をつけてこの山にいると話してくれた。

 

「二人とも怖いのに、よく頑張ったな」

 

自分達が鬼に喰われるかもしれないのに、連れ去られた兄の為に行動した兄妹に労いの言葉をかけた時だった...。善逸が、さっきよりも屋敷から聞こえてくる音が変と言いだし、俺や炭治郎にも聞こえる鼓の音が屋敷から聞こえてくる。

 

パタンッ!!

 

屋敷の二階にある窓の開く音が聞こえた瞬間、服が血塗れの男が投げ出された。血塗れの男が宙に浮いている間に、瞬歩で近づき受け止めた。

 

「せっ…かく...外に...出られたのに...死ぬのか...死に...たく...ない...」

 

「すまない...。俺達がもう少し早く来ていたなら」

 

血塗れの男は、俺の腕の中で息を引き取った。斬魄刀や鬼道を使えていても助けられない人は沢山いる、何度も自分の無力さに打ちひしがれた。血塗れの男を地面にゆっくりと下ろしてから、兄妹にこの人は兄かと尋ねたら違うと返ってきた。

 

 

御影の質問を兄妹が答え終わると同時に、屋敷の中から鬼の咆哮が響き、善逸と兄妹は怯え、炭治郎は驚きの表情で屋敷を見ていた。

 

「ホンマに...うるさいやっちゃな...」

 

御影は言葉を発すると同時に、屋敷の中にいる鬼達への威嚇として霊圧を解放して、霊圧を解放した御影の周りに重圧が生じて擬似的な地震を起こした。御影の威嚇は成功して、咆哮を上げていた鬼達は静かになった。

 

 

「御影さん、今のは一体...」

 

「それは後だ。それよりも、この屋敷の中で人間が二人いるのを確認した。お前達の兄は生きてる可能性が高い」

 

「ほ、本当ですか!?兄ちゃんは、生きてるんですか!!」

 

「可能性な、今から生存者を救出に行ってくる」

 

「あ、俺も行きます!」

 

「お前は怪我人だろ炭治郎?」

 

肋を折ってる炭治郎には、兄妹達と共に留守番をしてもらおうと思っていたのだが、鬼殺隊士として責任を果たすと言って、聞いてくれ無さそうだから連れていく事にした。炭治郎は、善逸も連れていき、兄妹の兄を救う効率を上げようとしていたが、善逸がずっと拒否し続けていると般若顔になった炭治郎が怖かったのか、渋々着いてくる事になった。

 

「二人とも、この箱と此処で待っててくれないか?この箱は、俺の命よりも大事なものだから守っててくれ」

 

兄妹に禰豆子が入っている箱を預けてから、俺が先頭で屋敷の中に潜入した。屋敷の中に入って中を散策しようとしたら、何故か禰豆子入りの箱と待っているようにと言った兄妹が入ってきた。

 

「何で入ってきた!」

 

「だ、だって...。あの箱からカリカリと不気味な音が聞こえてきて」

 

兄妹は禰豆子入り箱を外に放置して、俺達の所に来たらしい。今すぐに引き返す様に言おうとしたら、ポン...と鼓を叩く音が聞こえてきて──俺は一人何処かの部屋に移動していた。




読んでいただきありがとうございます!!

ヒロインに禰豆子を加えるか

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  • 要らない
  • 禰豆子は善逸だろ?
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