番外編を1話か2話くらい投稿してから那田蜘蛛山編に入ります!
清に鼓を叩いてもらい、てる子と共に別の場所へ移動したのを確認してから眼球が裏返っている鬼と対峙していた。肋骨を骨折しているのにも関わらず、俺の戦いを観たいと言って着いてきた炭治郎には俺より前に行くなとキツく言い後ろに控えさせている。
「いいか、炭治郎。俺より前には絶対出てくるなよ?それと、奴の血鬼術がお前の方にも影響が出たらちゃんと避けろよ?」
「俺の事は大丈夫ですから!御影さんは気にせず戦ってください!!」
再度、炭治郎にきちんと俺より前に行くなと釘を刺してから、逆撫を抜き、鬼に視線を向けた。
────やっぱり何度見てもホラーすぎる鬼だ。
普通の鬼とは違い、眼球裏返っているし、体から鼓を生やしているし、こんなのが夜にいきなり現れたら、一般人はショック死するだろうと考えていた。
「稀血ぃ...貴様を喰らえば、小生は再び十二鬼月に戻れる」
「アンタの口ぶりからして元十二鬼月って事だな」
「稀血ぃ...」
ポンポンポンポン!
鬼は体に生えている五つの鼓の内、右肩、左肩、右腿、左腿に生えている鼓を叩くと部屋が右や左と傾いたり回転したりと、中々厄介な血鬼術だ。
ポン!
そして腹に生えている鼓は、爪の引っ掻きの様な攻撃が来る。腹の鼓を叩かない限りは、鬼からダメージになる攻撃は来ない様だ。
「アンタの血鬼術は把握出来た...。中々厄介な能力だな──俺以外の隊士にとってはな」
○
「アンタの血鬼術は把握出来た...。中々厄介な能力だな──俺以外の隊士にとってはな」
御影さんは笑みを浮かべながらそう言うと、俺の目の前で不思議な事が起こった。地に足つけて居たはずの御影さんが、宙に浮いていた。あまりの光景に夢なのかと思い、頬を何回か引っ張ったり、ひっぱ叩いたりしたが、御影さんは宙に浮いたままだった...。
「な、なんで宙に浮いているんですか!?」
「炭治郎...」
「は、はい!」
「これは、宙に浮いているんじゃ無くてな、宙に立ってるんだ」
宙に浮いているんじゃ無くて...宙に立っている?
もしかしたら、御影さんが実は鬼なのかもしれないと匂いを嗅ぐと普通に人間の匂いがするし、御影さんの発言から嘘の匂いもしなかった。
○
宙に立っている俺を見て、炭治郎は分かりやすく混乱していた。俺の能力については、産屋敷家、鱗滝の爺さん、桑島の爺さん、山本の爺さん、行冥、獪岳しか知らん。
「俺については、あの鬼を倒してから教えてやるから待ってろ」
「わ、分かりました!!御影さんが教えてくれるまで待ってます!」
炭治郎の混乱が解けて、前に居る鬼に意識を向けた。まだ、この屋敷内で怯えながら俺達を待っている兄妹、怪我をしている炭治郎を早く休ませる為に、瞬歩で一気に鬼の懐に入り、首を刎ね飛ばした。
○
「稀血ぃ...」
「悪いな ...。アンタにかける時間が無いから── 一瞬で終わらせる」
そう言った御影さんはこの屋敷の中に入る前に見せてくれた、目で追えない程の速さで鬼の懐に一気に入り込んで首を刎ねた。御影さんは鬼に何かを聞かれて答えると、鬼は嬉しい匂いを纏わせながら、灰となって消えていった。
鬼が灰になるのを見届けた御影さんから──とても悲しい匂いがしていた。
○
「一つ聞きたい...。小生の血鬼術はどうだったか教えてくれ...」
逆撫を鞘に収めて、炭治郎の元に戻ろうと振り返って歩き出すと、首を刎ねた鬼が俺に見せた血鬼術はどうだったと尋ねてきた。
「かなり強い血鬼術だと思う...。一般隊士だったら間違いなく敗れていた──流石は元十二鬼月に居ただけはある」
「そうか...ありがとう」
振り返らず鬼にそう言うと、少しだけ嬉しそうな声色で礼を言い気配が完全に消えていった...。後ろを振り返ると鬼の体は完全に消えていた。鬼の首が転がっていた場所は、血では無い何かで濡れた跡が残っていた。
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ヒロインに禰豆子を加えるか
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いる!
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要らない
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禰豆子は善逸だろ?