ーーー博麗神社前。
「紫さん探しを始めますっ」
「えー…」
私と鈴仙さんは紫さんを探すために今、博麗神社の前にいる。
「ちょっと待ってよ心音。紫の家なんて見つかんないわよ。本人も神出鬼没だし…」
鈴仙さんは乗り気でなく、反論する。
何故なら私が輝夜さんに許可をとって無理矢理連れてきたのだから。
「だから鈴仙さんに手伝いをお願いしたんですよ♪」
「妹紅に頼めば良いじゃないのよ。」
「だって妹紅さん嫌がるんですもん。」
「私だって十分嫌がってるし!」
「霊夢さーん」
「聞いてっ!?」
なんか鈴仙さんが騒いでる気がするけどそこは気にせずに私はその辺で掃除をしている霊夢さんに心当たりがないか聞くことにした。
すると霊夢は落ち葉を掃く手を止めた。
「あー?紫ぃ?知らないわよ。
……あ、そういえば紅魔館に行くって言ってたわね。」
霊夢さんは思い出したと言うようにぽん、と手を打った。
「ありがとう!」
私は霊夢さんにお礼を言うとまだぶつぶつ文句を言っている鈴仙さんを引きずって紅魔館に行くことにした。
紅魔館の門の前。
そこではむにゃむにゃと気持ち良さそうに寝る1人の門番の姿があった。
ちなみにここまでは鈴仙のおかげで難なく来ることができた。
その鈴仙さんは師匠に頼まれた物があるとか何とか言って霧の湖に残った。
この妖怪は宴会にはいなかったな…
そんなことを思いながら私は門番さんのほっぺをつんつん、とつついていた。
門の前で横になって寝れるなんていろいろと凄いと思った。
「むにゃ……はっ…ひいぃ!咲夜さんごめんなさいごめんなさい!…ってあれ?」
どうやら起こしてしまったようだ。まあいいか。
でも咲夜さんってばそんなに恐いの…?
私はとりあえず本題に入ることにした。
「ここに紫って来てませんか?」
すると門番は泣きそうな顔で言った。
「わかんないですよぉ…なんなんですかあの「スキマ」っていうの。卑怯ですよー…」
きっとそのたびに門番のせいになってるんだろうな…ちょっと可哀想…
っていうかあれスキマっていうんだ。知らなかった…などとどうでもいいことを考える。
「紅魔館に入らせてもらえませんか?」
私はダメもとで聞いてみた。
すると門番さんはしばらく考えたのち、にっこり笑って言った。
「その代わり私が寝てたことはナイショにしてくださいね。」
紅魔館の中は真っ赤だった。それも紅色に近い赤だった。
目がちかちかしてぱちぱちと瞬きを繰り返していた。
「!!」
突然目の前に咲夜さんが現れた。
能力の事は知っているけれどやっぱり突然現れられるとびっくりする。
「心音?何しに来たのかしら?」
咲夜さんとは宴会の時に少し喋った。あの宴会で私も結構顔が広くなったと思う。
まあその中でも咲夜さんは人間なので安心だ。
「紫さん、来てません?」
いないと思いつつも聞いてみると予想外の答えが返ってきた。
「紫ならついさっき、帰っていかれたわ。まるで貴方を避けてるみたいね。」
私の事情を知っている咲夜さんは言った。
避けてる…ね。まあそうだよね。紫は私を外へ帰したくはないのだから…
「じゃあレミリアさんに会わせてくれませんか?」
「お嬢様に?まあそれくらいなら…
お嬢様に聞いて来るわちょっと待ってて頂戴。」
そういうと咲夜さんは消えた。
作者「投稿遅れてごめんなさい!」
心音「実はパソコン禁止にされまして、今は3DSで書いていたりします。」
作者「なので前編にもかかわらず次の投稿もかなり遅れると思います。」
心音「話は結構考えてるんですけどね。」
作者「誤字脱字が多いと思います。」
心音「とにかくここまで読んでくださった方、ありがとうございました!」