短いですがよろしくお願いします!
次回の更新はいつになるかわからないです。
突然に流れて来る記憶が齎した頭痛が治る頃、私は既にエルソス遺跡を上空から見下ろしていた。
……記憶は後でいくらでも考察出来るから、今はみんなを助けるに集中するべきだよね……。
まあ、身体を動かすのは私じゃないけどね。
見下ろした感じからするとエルソス遺跡の中心の天井って穴が開いているんだね……これって元々この遺跡自体は月の女神であるアルテミス様の神殿らしいって言うし、アルテミス様の御神体と言うべき月を見上げる為にこんな穴が用意されたのかもね……私の勝手な妄想だけど。
まあ、妄想は一旦置いて、あの天井の穴から侵入が可能な気がする。
———けれど、私が侵入経路の事を考えたら突然と自分の両手に魔力が集まりだした。
「———
———ゴゴゴゴッ
ちょ!? ま、待て待て待て待て!?
何サラッと隕石を墜としてるのかな!?
た、たしかにサイズがあんまり大きくないからよかったけれども!
けどもしもアレが10
アンタレスは兎も角、確実に他のみんなが死んじゃうよ!?
———《憎い》
———《許せない》
———《皆の仇》
心にじわじわと怒りが湧き上がる、けどこの怒りは決して“
お、お願いだから落ち着いて! 怒りに呑まれないで!
すると私の願いが届いたか分からないけれど、感情が徐々に落ち着きを取り戻した。
……今のって一体なんなの?
「……残り時間、6分34秒」
私の気持ちとは裏腹に落ち着きを取り戻した身体は遺跡に向かって急降下をし始める。
☆
———ズドォォンッ!
突然、みんなが居ると思われる場所から爆発音が大きく響いた。
あんまりハッキリは見えないけれど、爆発した場所の近くにヘスティア様と思われる神物や他のみんなが確認出来た。
そしてその反対側には怒りに狂っていた不気味な
そしてそれと同時に、落とされた隕石はアンタレスに直撃し、そしてその周りに居た連中を諸共ぶっ飛ばした。
「……火が効かない、ならば
その瞬間、岩から出来た大きな腕が魔法陣から現れた。
「行け」
身体は躊躇なくその魔法をアンタレスに向けて撃ち放った。
ま、待って! あそこにはみんなも居るからせめて先に結界か何かでみんなを守って欲しい!
「……
第二の砲撃の直前に皆を包む琥珀色の結界が張られ、そのお陰でみんなは大きな怪我が負わずに済んだ。
———そう思った……。
周りを見渡した私が見たのは血を流してるリリちゃん、両足を失ったメリルちゃん、そして片腕を失ったベル。
「ッ!?」
《ドクン》
その瞬間、私の意識は深い霧に隠れるような感覚に包まれた。
☆
自分の心の奥底からナニカがハッキリと目を覚ましたのような感覚だった。
———《許せない》
……れ、冷静でいなきゃ……。
———《あいつらのせいで》
くっ……
———《みんなを守らなきゃ》
おね……がい……おさ……まって……。
———《絶対に》
……うぅ……あぁ……。
———《コロシテヤル》
☆
視界を遮る土煙が晴れたと同時に新たな魔法が撃ち放たれた。
それはとっても幻想的だったがその幻想的な見た目とは裏腹に……凄じい殺傷能力を持っていた。
「ギャアアアッ!?」
「う、うわぁああああ!?」
「わ、我が神よッ!!」
「これで楽園へ至るんだ!!」
……数え切れないの断末魔が聞こえた様な気がするけれど……まあいいでしょう。
「……
気がつけば魔法の名が自然と口から溢れ出し、そして突然と現れた大きな龍がアンタレスを呑み込もうとした。
☆
「あらあら……面白いのが来たわ!」
突然と現れた乱入者にアーテは声を弾ませた。
「…………」
一方、アーテの隣に立っていた人物はレフィーヤを見て何かを感じていたの様だ。
「どうする? 帰る前に少しあの子と遊んでみる?」
その違和感を感じたアーテは楽しそうに聞いてきた。
「…………!?」
「ちょっとだけだよ?」
「…………」
愉快そうに笑うアーテを見て、ローブの人物は無言で飛び出した。
☆
———パリンッ
『水龍』がアンタレスを呑み込もうとしたその瞬間、それは突然と砕け散ったのだ。
まるでナニカが無理矢理魔法を破壊したかの様にも見えた。
するとレフィーヤとアンタレスの間に灰色の髪に獣のような鋭い瞳を持った獣人の女性が立っていた。
「……悪いがお前の遊び相手は……この私だ」
その冷たく鋭い金色の瞳がレフィーヤに向けられた。
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