私が妖精になるのは絶対間違ってる   作:ZeroRain

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なんか書くの楽しくなちゃいまして。


女神との出会い

「お前みたいなヒョロイ奴なんかうちのファミリアには無理だ!!」

 

「貴様がこのアポロン・ファミリアに? 寝言は寝てから言え! このファミリアは私の様なアポロン様に魅入られた者にしか入れない! 去れ!」

 

「冒険者は無理だけど、私のペットとしてはどぉ?」

 

 どうも、全戦全敗のベル・クラネルです。ギルドから紹介して貰ったファミリアから全部入団拒否とは、覚悟はしたもののやっぱりキツイですね。姉との冒険者生活の始まりだ! と思ったのになぁ。やっぱりオラリオでの生活はそんなに甘くないですよね。

 あ、ちなみに僕は今一人です。レフィ姉は日雇いのバイトをし、ファミリアが決まるまでの生活費を稼いでいる。本当、レフィ姉には頭上がりません……。最初は二人でファミリアを探してみたんだけど、レフィ姉だけなら入団させるとか仕方ないので僕をサポーターとしてなら入団させるとか。レフィ姉目当てが殆どだった。それに嫌気が差したレフィ姉は僕一人にファミリア探しを任せる様になった。

 

「はぁ……【フレイヤ・ファミリア】は仕方ないとして、募集中のファミリア全部だめ……

 挙げ句の果てに誰でも入団させると有名な【ロキ・ファミリア】でさえも入らせてくれないなんて……」

 

「とりあえず、今日はもうレフィ姉に報告して、明日の候補を探さないと……」

 

 肩を落とし、今泊まっている宿に戻ろうとした時。

 

「ま、待つんだ! そこのキミ!」

 

 その声に釣られるように僕は振り返った。そこには僕より背が低い女の子が居た……けど何故だかわかる、この女の子は神様だ! と

 

「えっと、僕に何の用ですか?」

 

「あっ、まずは自己紹介ね! ボクはヘスティア! 神様さ!」

 

「ど、どうも初めまして、ベル・クラネルです」

 

「キミはベル君ね! それでねベル君、実はボクはキミがファミリアを探してるのを聞いてね。是非ともボクのファミリアに入って欲しいんだ!」

 

「え? ほ、本当に僕が入ってもいいんですか!?」

 

「それは勿論さ! と言いたい所何だけど、実はボクのファミリアは団員が居なくて……も、勿論騙すつもりはないぞ! 嫌ならボクは全然構わないさ!」

 

 あぁ……この人は僕と同じぐらい苦労したんだ……

 

「新規ファミリアでも僕は全然構いません!!」

 

「ほ、本当に本当かい!?」

 

「はい! でも、僕の他に入れて欲しい人が居まして……」

 

「まさかの二人目!? いいよいいよ!! ボクはキミたちを受け入れるよ!! もしかして家族かい?」

 

「はい、義理の姉です」

 

「おぉ……キミがそんなに笑顔になる程素敵な姉なんだね!」

 

「はい!! 自慢の姉です!!」

 

 姉が褒められたのが嬉しくて思わず声をあげた。

 

「あ、あははは。キミは本当に姉のことが大好きだね」

 

「す、すみません……」

 

 穴があったら飛び込みたいほどに恥ずかしかった。

 

「ではベル君、ボクはこの先にある教会でキミたちを待ってるからね。絶対に来るんだよ!」

 

「はい! 姉と合流しすぐに神様の所に向かいます! では神様先に失礼します」

 

「気をつけるんだよ!」

 

 先程の重い気分ではなく晴れやかな軽い気分で僕は姉が待つ宿に早足で駆け出した。






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