私が妖精になるのは絶対間違ってる   作:ZeroRain

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さぁ、冒険を始めよう。







冒険者(ベル・クラネル) 後編

【Side レフィーヤ】

 

 無事に“筋肉達磨(オッタル)”から逃げ切った私達。

 

「あそこです! もうすぐですよ!」

 

 腕の中に抱いたリリちゃんの言葉がやけに遠く感じた。

 

「うぁ…………」

「れ、レフィ!? どうしたのですか!?」

 

 さっきまでずっと纏った筈の魔力が全て綺麗さっぱり消えて、残るのは途方に暮れない痛みだけだった。

 

「グッ!?」

「レフィ!?」

「ご…………めん…………」

「え? ってきゃあああああああ!!!」

 

 魔力を失った私はそのまま地面に転げ落ちた。転んだ私の腕から抜け出したリリちゃんはそのまま私に駆け寄る。

 

「れふぃ! レフィ!」

「背中が……熱い……」

「背中? 背中ですね? せな…………そ、そんなぁ……いつの間にこんな切り傷が…………」

 

 私の背中を見たリリちゃんはそう嘆いた。

 き、切り傷!? つまりさっき”筋肉達磨(オッタル)“とすれ違いさまに彼は私を切ったと言うの!? 私に触れた瞬間剣先が溶けた筈なのに!? 

 いや、でも…………生きてるだけまだマシと思うべきかも知れない…………あの一瞬でもし私の頭が狙われた場合、考えるだけゾッとする。

 

「と、とりあえず……ポーチからスクロールとマジックポーションをとって欲しいかなぁ……」

「は、はい!」

 

 リリちゃんは私にマジックポーションを飲ませ、空っぽだった筈の魔力が徐々に回復する。

 そして—————。

 

 

回復(ヒール)

 

 

 リリちゃんの声と共に背中の切り傷も回復して行く…………のだが、それでも身体に凄まじい疲労感が襲う。

 さっきの魔法は一度切りの取って置きにしては反動が酷い……。

 

「……リリが支えますので、行きましょう」

「ごめんね……」

「いえ、リリにはこれしか……出来ませんから……」

「ううん、そんな事ないよ……」

「……事実ですので大丈夫です」

 

 リリちゃんに支えながら、私達は再びベルが居る場所を目指した。

 

【Side out】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 —————再び時は遡る。

 

 —————リリは無事に離脱した、ならば後は僕自身の逃げ道を探すまでだ。

 

【“英雄”に成りたいのに逃げるのか?】

 

 —————え? だ、だってしょうがないよ、こんなにも怖い相手だから。

 

【けれど君が憧れた“英雄”達は逃げたのか?】

 

 —————ううん、彼らは強敵を相手に一歩も引かずに偉業を成した者達だ。

 

【ならば、“英雄”に成りたいならこれぐらいで挫いてはいけないだろ?】

 

 —————それは……そうだね。

 

【逃げたいなら逃げればいい、だけどその場合二度と“英雄”に成りたいなんて口に出すな】

 

 —————ッ!? 

 

【ならば聞く、君はなんの為に“ここ(オラリオ)”に来た?】

 

【大好きな姉を巻き込んでまで何を成したかった?】

 

【遊び時間を捨てるまでした訓練は何の為だ?】

 

【何故神様が借金までして君に武器をあげた?】

 

【エイナさんから学んだ知識は何の為だ?】

 

【ベートさんに習った技や駆け引きは何の為に学んだ?】

 

【全ては君が“英雄”に成りたいからだろ?】

 

【“英雄”に成りたいなら恐怖に打ち勝て! 魂を燃やせ! 想いを燃やせ!】

 

【君の努力は決して無駄じゃない! 信じるんだ、君自身を!】

 

 —————一旦自分を落ち着かせる為に目を閉じて深呼吸をした。目を閉じるとそこには今まで世話になった人達が沢山居た。もし僕がここで逃げたら確かに二度と彼らに会わせる顔はないな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 —————だからごめんね、レフィ姉。僕は今日、冒険をするよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ベルが立ち尽くす間に怪物(ミノタウロス)は再び立ち上がり、目の前に居るベルを見据えて剣を構えた。

 そんなベルは今、己が出来る最高出力の魔法を纏っている、練り上げられた魔力が雷の様にバチバチと音を立てた。怪物(ミノタウロス)はそんなベルに強く警戒していた。

 

《ブモオオオオオオオオオ!!》

 

 怪物(ミノタウロス)は雄叫びを挙げ、ベルに向かって剣を振り下ろした。ベルは目を開き、その紅い瞳で敵を見据えた。

 

轟け(ナイフに纏え)不滅の雷(ユピテル)

 

 ベルはヘスティア・ナイフに己の魔法を乗せた、その結果、漆黒のナイフが黄金に煌めく雷の剣に成った、彼はそのまま剣を振り、正面から怪物(ミノタウロス)の大剣と打ち合った。

 

「ハァアアアアアアアアアアアア!!」

《ブモオオオオオオオオオオオオ!!》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【Side レフィーヤ】

 

 近づく程に連れて、微かに聞こえる剣と剣のぶつかり合う音が徐々に大きくなる。

 

「レフィ! ここです! ここにベル……が……」

「……ッ!!」

 

 ベルが居る方向を見ると思わず目を開いた。彼は逃げる素振りなど見せずに、ひたすらに紅いミノタウロスと戦ってきた。

 圧倒的な力の差を持つミノタウロス相手に彼は必死にそして真っ直ぐに敵の攻撃を打ち返している。

 

「…………嘘、り、リリが逃げた時からずっと戦っているって言うのですか?」

 

 リリちゃんが驚きのあまりにポツリと呟いた。

 

「……でもずっと耐えれるわけじゃない……私が助けなきゃ!」

「……意地ぐらい通してやれよ」

「……へ?」

 

 私がベルの戦いに参戦しようとすると後ろから声を掛けられた。

 

「ベート……さん?」

「……アイツの足ならとっくの昔に余裕で逃げ切れるがアイツは逃げなかった、それはアイツの男としての”意地“だ」

「そんな屁理屈で私に黙って彼が傷つく事を見ろって言うのですか!?」

「……テメェもアイツももう冒険者だ、冒険者なら自分の行動に責任を持つべきだ」

「ですからそんな理屈なんて知りません! 私は行きます!」

「……こんなボロボロなのにか?」

 

 飛び出そうとした私をベートさんが乱暴に捕まえた。

 

「……そ、それでもです! だって私は彼の姉なんですから!」

「……姉なら見守ってやれ、テメェの目にはアイツが絶望しているに見えるのか?」

「は……い? なにを当たり前の事を…………」

 

 私はもう一度ベルを見た、状況が絶望的のはずなのに、それなのに……彼の目は確かな強い”意志“を宿している、彼のその瞳には”目の前に居る敵“しか映ってない。いつも装備している装備がもはや残っておらず、一撃でも当たると死ぬと言うのに、彼はそれでも戦う。

 

「これはアイツの冒険だ、アイツが自分の殻を破り、一歩前へ進もうとしている」

「それでも……私は……」

「ケッ! 過保護すぎんだろテメェは……」

「だってお姉ちゃんだもん……」

「……だがアイツが望むのは、お前の後ろに歩く様な冒険生活じゃない」

「えっ?」

「アイツは俺に言った、お前と二人揃って“英雄譚”の様な“英雄”になりたいってな」

「それは……」

「けどよ、アイツは言った、今の自分はほとんど全てがお前に手助けが有ってからこそ成り立っているとな」

「……そんな事ない! ベルだって沢山頑張ってるよ!」

「お前がそう思うなら、それはお前の勝手だ。だがアイツが見る世界ではアイツはただお前の後ろに歩くだけの存在とはっきり俺に言った」

「…………ッ!!」

「現実を見ろ、レフィーヤ・ウィリディス。お前の弟の意地を、アイツがお前の隣に立つ為に。お前の前で、お前の手助けなしで、奴が成すことを」

「…………ベル」

「テメェもだ、雌小人族(パルゥム)

「…………!!」

「弱いままでいいなら、そこで微温湯でも満喫しろ、だがそんな自分が嫌なら抗え。テメェだけのやり方でな」

 

 ベートさんが全てを言い切ると彼は静かにベルの戦いを見守る、私はなにもいえずにただただ隣で泣いているリリちゃんの手を握るしか出来なかった。

 

「レフィーヤ、大丈夫? 背中怪我してるよ」

「あ、アイズさん……」

 

 すると遅れてやって来たのはアイズさんでした。

 

「……回復(ヒール)のスクロールを使ったのでもう大丈夫です」

「そっか、じゃあ、レフィーヤはここで待ってて、ベルは私が助けるから」

「…………へ?」

 

 アイズさんが飛び出そうとしたが、彼女の前にベートさんが立ちはだかった。

 

「悪りぃがアイズ、アイツに一人でやらせろ」

「ベートさん?」

「黙って見守ってやってくれ」

「…………本当に大丈夫?」

「…………ああ」

「…………本当に危険になったら私は迷いなく行くよ?」

「…………わかってる」

 

 アイズさんの疑問は最もだろうね、敵は紛れもないミノタウロス亜種、それもレベル2冒険者を軽く凌駕する力を持っている…………ううん、下手すると”もっと強い”、ベルはそんな相手にただただ真っ直ぐに戦っている。

 

「けどベート、流石にそれは酷だと僕は思うけど?」

「うわぁああ!! アルミラージ君が!!」

「…………あんたこれを見守るって正気なの!?」

「ベート、これは流石に私が認めん」

 

 更に遅れてやって来たのはフィンさん達。

 

「…………でも確かに、これは僕たちが邪魔してはいけないね」

「フィンまで!?」

「団長がそう言うならば……」

「おい、フィン。ベルに何があってからだと遅いぞ! …………チッ、私が止める! …………ッ!?」

 

 みんなの期待を裏切ると言うべきか、応えたと言うべきか。ベルはミノタウロスの攻撃を華麗に受け流す事に成功した、そのチャンスを見逃さずに彼は剣を持つ右腕を狙った。ミノタウロス側もまたベルの狙いに気付いて、咄嗟にツノでベルの斬撃を受け止める事にした。

 

『ハァアアアアア!!!』

《ブモォォオオ!!》

 

 ベルの斬撃はそのままツノを切り取ったが、ツノで勢いを失う斬撃は右腕を切り離す事は出来なかった。

 

「チッ、だから毎回踏ん張りが足りねぇつってんだろ……」

「……うん、怪我は浅い」

「はは……ハハハハ……いい……実にいいよ、ベル君」

「…………凄い、まるでアルゴノゥトみたい」

「……とんだ詐欺ね、アレのどこがレベル1よ?」

「…………姉が姉なら弟もまた非常識と分かっているつもりだったがな」

 

【ロキ・ファミリア】の団員達が何かを言っていたが、そんな彼らの言葉はやけに遠く感じる。

 何故ならば私は瞬く事すら忘れるぐらい、ベルの戦いに魅入られた。彼の冒険、ベル・クラネルの初めての冒険。

 リリちゃんの手を握った右手はぎゅっと強く握られた感触があった、そっか、リリちゃんもきっと今様々な気持ちでこの冒険を見ているんだね。

 

「…………レフィ」

「…………うん」

「…………リリは悔しいです」

「…………うん、私もだよ」

「…………こんなリリに、この様な冒険が出来るのでしょうか?」

「…………きっと出来るよ、その時はきっと来る」

「…………リリは頑張ります、もっと強くなる為に、リリも後ろに歩くのはもう嫌です、リリは……リリは胸張って言いたいんです、リリは立派な【ヘスティア・ファミリア】だと」

「…………小人族(パルゥム)の最強のお姫様を目指さないとね」

「…………そこまでは嫌です」

「…………なんで?」

変なの(アラフォー)に狙われるからですよ」

「ふふふ、それは……確かに嫌だね」

「はい、嫌です」

 

 ベルの白い情熱に当てられたもう一人の家族(リリルカ・アーデ)が自ら前に進もうとしている。

 

【Side out】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 両者はお互い一歩も引かず、延々と打ち合いを続けた、だがその戦いもまた終わりに近づいた。

 

 —————ここままじゃあ、いつまで経っても決着はつかない! 寧ろ時間が経つごとに僕が不利に成る。

 

 純粋な己の力の怪物(ミノタウロス)とは違い、ベルの力は所謂“魔法“でズルした結果で手に入れたモノ。”魔法“が解ければメッキが剥がれ、ベルはそのまま斬り殺されるのだろう。

 

 —————ならば一か八かでやるしかない! 

 

 ベルは一旦怪物(ミノタウロス)から距離を取り、腰にあるショートソードを抜いた。

 

《ブモォォォォォ》

 

 怪物(ミノタウロス)は「次はなんだ?」と言わんばかりの視線をベルに送った。

 

燃え上がれ(剣に纏え)不滅の炎(ヴェスタ)

 

 次の瞬間、ショートソードが赤い炎に飲み込まれ、そのまま真紅の剣になっていた。

 

《ミシッ》

 

 魔力を纏ったばかりにも関わらず真紅の剣から悲鳴が聞こえていた。

 

 —————やっぱりヘスティア・ナイフみたいに期待出来ないか、それも仕方ないけど。

 

「……今度こそ終わりにしよう」

《ブモォ……オオオオオォォォォ!!!》

 

 刹那に両者は駆け出した。

 怪物(ミノタウロス)の大剣とベルが産んだ二つの剣がぶつかり合った瞬間、周りに衝撃が走った。

 

《ギシギシギシッ》

 

 そんな音がベルの真紅の剣から聞こえた、元になった剣の耐久が低いせいで今の一撃でボロボロになったのだろう。

 

《パリンッ!!》

 

 そして真紅の剣が砕け散ったと同時に、怪物(ミノタウロス)の大剣もまた砕け散った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【Side レフィーヤ】

 

「うわぁああ!! あの変な剣が折れた!!」

 

 ベルが魔法で作った剣が砕け散ったのを見るとティオナさんが叫んだ。

 最初は間違いなくリリちゃんがあげたショートソードの筈なのに、形を変えて赤い片手剣になった? 魔法で魔剣? ううん、ちょっと違う。弱いけれど”精霊“の気配がする、つまり、私がさっきやった精霊憑依を武器にやったって事? 

 うーん、わかんないなぁ……。

 

「……やっぱあの黒いナイフじゃねぇとキツイのか」

「ベート、あんたあの変な武器知ってるっていうの?」

「……あ゛? ……知るか」

「今の絶対知ってる顔だよ!」

「ええ、絶対何か知ってるわね」

「うるせぇぞ、バカゾネス姉妹。気が散る」

「ムゥ!! それはないじゃない?!」

「本当あんたは…………」

 

【Side out】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 己の武器を失った事に気づいた怪物(ミノタウロス)はすぐ様に残ったツノでの攻撃を試みた。だがベルは既に次の手を打った。彼は怪物(ミノタウロス)の懐に潜り込み、残っていた黄金の剣で素早く2回程怪物(ミノタウロス)の腹を切った。

 それでもツノの攻撃は止められず、ベルの左手にツノが突き刺さった。

 

「ぐぁああああ!!!」

 

 そのまま怪物(ミノタウロス)はベルを地面に叩き下ろそうとしたが、ベルは素早くツノを剣で切る事にした。

 ツノを切り離す事に成功したベルはそのまま地面に転がり、怪物(ミノタウロス)もまた膝を地面についた。

 

 ベルは必死に立ち上がったが、立ち上がれた瞬間、彼が纏った雷の効果が切れていた。

 

 —————ここで切れたのは運がいいと言うべきかな? さっきの衝突で切れたら今頃僕はもう死んだかもしれない。

 

 ベルは怪物(ミノタウロス)を見た、あっちも自分と同様にボロボロだった。

 

 —————恐らく次の攻撃こそが全ての決め手になる、ならばもう出し惜しみをする必要ないぐらい、アイツに挑もう……。

 

 両者は静かに次最期の一撃の準備を整う。

 怪物(ミノタウロス)は身体を低く構えて、猛スピードの猛突進に備えた。

 一方、ベルはヘスティア・ナイフに残り全ての魔力を流し込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 勝負は一瞬だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 猛スピードで突っ込んだ怪物(ミノタウロス)の攻撃をほんの数ミリ単位で避ける事に成功したベルは己に残った全てをヘスティア・ナイフに乗せた。

 

『轟け、不滅の雷(ユピテル)!!』

 

 ヘスティア・ナイフが再び形を変えた、今度は黄金に煌めく槍になったその武器をベルは先程剣で開けた切り傷に突き刺した。

 

「爆ぜろオオオオオオオオオォォ!!!」

 

 ベルの声に応える様に、眩い光と共に轟音が鳴り響く。

 光が収まると、そこには腹から胸に大きな穴を開いた怪物(ミノタウロス)が静かに崩れて落ちた。

 

「や、やった……」

 

 ベルは灰になってゆくミノタウロスを見つめると、今度はとてつも無い疲労が彼を襲った。

 

 —————ギリギリまで力を振り絞った分、反動が大きい……。

 

 自分の身体を支える力すら失ったベルはそのまま前のめりに倒れそうになった。

 けれど彼が倒れる前に誰かが彼を優しく抱きしめた。その人物は何度も彼の名を呼び続け、ベルは顔を見上げた。

 

「ずっと見守ってくれたんだね、レフィ姉……」

 

 涙で顔がぐしゃぐしゃのレフィーヤがベルを抱きしめ、その隣には同じく涙で顔がひどい事になっているリリ(もう一人の姉)が居た。

 

 二人の顔を確認した後ベルは周りを見渡した、そこには見知った【ロキ・ファミリア】のメンバーが数人居た。フィン、ベート、アイズ、ティオナ、ティオネ、リヴェリアがその場に居合わせた

 そしてベルはベートの顔を見ると無性にある事について聞きたかった。

 

「……ベートさん」

「……ああ」

「僕は……合格ですか?」

 

 ベルの言葉があんまりにも予想外なのか、ベートは思わず目を開いた。

 

「ハッ、そうだな、百点満点からは程遠い闘いだ。だがまあ、今回のは70点くれてやる」

「そう……ですか……やった……」

 

 その言葉だけ聞くとベルは笑いながら意識を手放した。




ここまで読んで頂きありがとうございます。

まさかの土壇場で仕事が舞い込み、書く時間が確保できずにかなり駆け足状態で書くハメになりました。
そして一番の反省点は今回はかなり視点がぐちゃぐちゃでした………。
原因としてはベルの戦いが真っ先に完成してしまい、そこから観戦側のやりとりを嵌め込む事に大苦戦しました。
書き直し自体はこの冒険者(ベル・クラネル)だけで6敗ですよ。

日本だとそろそろお正月ですが、私は当日以外休みありません、我が国ではお正月とかないのでw

最後にしばらくまた書き溜めの期間になりますが、少し待ってくれる嬉しいです。

これから先は(みなさんがつけた)二つ名会議とみんな大好きオルガ・クロッゾの登場そして18階層の話になります!!

(もし唐突に投稿されても作者が書き溜めの我慢ができないと言う証拠ですので、悪しからず)




割とどうでもいい設定や補足:

火の化身(イフリート)】:
イフ様は何も言ってないが“数秒”しか発動出来ないクソ強い力の前借りしてるのでそれなりの代償があります。
代償について次回か次々回の話に!

ベルだけの魔法:
純粋な魔法はバグエルフに敵うはずないのでベルがベートと二人でこっそりと生み出したのはヘスティア・ナイフをベースに様々な武器になる事が出来る魔法。
一応他の武器でも使用可能だけど、一般販売された武器では込められた高圧魔力に耐え切れずにものの数秒から数分でダメになる。

現在使用可能な武器形状:
片手剣、槍

ミノたん:
永遠のメインヒロイン、前世でどんな行いをすればこんなに立派なヒロインに心から望まれる様になるのか?
一応、原作よりは強い。

ベート・ローガ:
キャラ崩壊が激しいね君、そしてなんかヒロインよりヒロインしてないかい?
ベート好きの皆さん、大変申し訳ないです。

オッタル:
“筋肉達磨”さん、最強の冒険者の名に恥じない強さを持っている、剣は“火の化身(イフリート)”を纏ってる主人公と接触する時、一瞬で溶けているにも関わらず、切っちゃう人。
主人公は器が未熟と理由もあるけどそれをやれるとはイフ様自身多少驚いたらしい。
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