Fate/GrandOrder 聖杯に願う物~sarvant IF~   作:SKーYM

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休日

藤丸とのマスター訓練の次の日、俺と藤丸、そしてキリシュタリアはオルガマリーに呼ばれ管制室にいた。

そしてオルガマリーから開口一番

「いままでごめんなさい。」

頭を下げて謝罪をしてきたのだ。

「…キリシュタリアさん…」

「私かい!?いや、私も何のことかはわからず…。」

「と、とりあえず所長!頭を上げてください!俺たちにわかるよう説明してもらえませんか?」

藤丸が慌ててオルガマリーを制す。

「そ、そうね。実はギルガメッシュ王にカルデアのあり方と運用方法を学んだのだけれど、娯楽施設もリフレッシュルームもないこのカルデアでは先にマスターよりも職員が挫折することを知って、ギルガメッシュ王が娯楽とリフレッシュルームを作成してくれたの。」

(王様すげえ!もう全部終わらしたのか!)

「すごいですね…。でもそれで何故所長が僕たちに謝るんですか?」

「いままでの態度と偏見についての謝罪と思ってほしいわ。昨日の藤丸と竜胆の訓練を見て、実際にその場で戦うことのない私はマスターとしてのありようを知らなかった。この目で見ないと何も理解できなかった私なりの誠心誠意の行動です。」

 

 

 

 

 

 

 

 

幾秒かの沈黙が流れ、キリシュタリアが切り出す。

「そんなこと気にしないよ、オルガ。」

全員がキリシュタリアを見る。微笑みを浮かべてオルガマリーに

「君は我々マスターができないことをやってきた。それは並大抵のものではないことは十分理解しているつもりだ。ならば謝罪もいらない。」

「そ、そうですよ所長!俺は所長にあってからまだ3日ほどしか経っていませんがそれでもマスターをたくさん集めてきた実績はあなただけの物のはずですよ!」

藤丸も短い間で感じたオルガマリーの本質を見抜き、謝罪の必要がないことを伝える。それを聞いた彼女は少し肩を震わせていた。

すると脳内にギルガメッシュ王の声が聞こえた。

(竜胆よ、我が思うにこやつは実績を認められていないと勘違いしている。ならば貴様が伝える言葉がなにか、わかっておるな?)

(王様…。はい!俺がオルガマリーに伝えなければいけないこと…それは)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オルガマリー。俺もあなたのことは全くわからないが…今回のカルデアに対しての采配、それは素晴らしいことだと思ってる…だからさ…

『よく頑張ったな。オルガマリー・アニムスフィア』。」

頭を優しくなでて言葉を伝えた。

上から言ってしまう言葉ではあるがおそらく王様はオルガマリーが認められて褒められることを望んでいるということを俺に伝えてくれたのだと思う。なら俺がするべきことは上司と部下などをすべて手放して褒めてあげることだと思った。

その瞬間オルガマリーの表情は驚きから涙に変わり顔を手で覆った。

「あ、ありがとう…。」

精一杯の感謝の言葉を述べたオルガマリーにキリシュタリアはコートをかけてあげた。

 

 

 

しばらくして落ち着いたのか、ゆっくりオルガマリーは椅子に座った。

座って少し経った頃、扉が開きソーサ―とカップを持ったエミヤが現れた。

「英雄王からマスターの上司が働きすぎたと聞いてな、心を落ち着かせるハーブティーを持ってきた。君たちの分も食堂にあるからあとで飲みに来るといい。」

ティーカップにハーブティーを注ぎ、クッキーと一緒にオルガマリーの机に置いた。

「あ…ありがとう…」

しどろもどろになりながらオルガマリーはハーブティーを飲む。

「あ、おいしい。」

「それはよかった。いつでも用意しておくからたまに飲みに来るといい。」

そういってエミヤは管制室を出ていく。その際に藤丸から

「エミヤ、ありがとう。」

と言葉を残すと少し手を上げて返事して出ていった。

 




次から冬木に突入します
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