朝起きたらカイニスになっていた。   作:ミーちゃん

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カイニスが欲しくて書きました。触媒ですね。
ただ、この小説はカイニスのキャラをお借りしただけの状態で、設定がかなりカオスなことになっています。




幼稚な文章、下手な展開、超絶亀更新をお許しください。
小説初心者かつ思い付きで書いているので温かい目でお読みください。


1.朝起きたら、体が・・・・・

突然だが聞いてくれ。俺は今、未知の体験をした。

い…いや…、体験したというよりは、全く理解を越えていたのだが・・・・・。

 

あ、ありのまま今起こったことを話すぜ!

俺は、昨日一日中FGOを周回して寝落ちしたんだが、朝起きたらFGOに登場する星四ランサーのカイニスになっていたんだ。

何を言ってるのかわかんねーと思うが、俺もわからない・・・・・。

頭がどうにかなりそうだった…、妄想とか催眠術だとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。

もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…。 

 

・・・・・いや、マジで。本当どうなってんだこれ。

朝、胸あたりに違和感を感じ目を覚まして違和感の正体を確認したのだが、肌が褐色になっていて、大きな胸がついていた。あまりの事に数秒程意識が彼方へ飛んでいっちまったよ。意識が戻ってきたら、スマホのカメラで顔や長くなった髪を確認したり、胸を揉んだり、息子を確認したりした。カイニスになったと考えた理由は白髪の頭にウサギの耳がついていて、褐色ボディに赤い文様が刻まれていたからだ。まぁ、それでもカイニスになったかどうかは暫定的であって確定的ではないが。俺はカイニスになったと暫定して考えよう。

 

 

 

カイニスはFate Grand Order略してFGOの二部で初登場し、アトランティスとオリュンポスで活躍した女性キャラだ。また、カイニスはTSキャラでもあるのだが、型月特有のTSではなく公式(ギリシャ神話)のTSという異例のキャラだ。そして、俺の推しキャラでもある。

 

 

 

だが、俺がカイニスになるのは違くないか? 

確かに、カイニスは好きだ。俺の推しキャラだ(二度目)。眺めたり、ボイスを聞きまくったり、愛情を注いだり(絆レベルを上げる)、「自分が召喚したら」なんてことも考えたりした。

しかし、カイニスになりたかったわけじゃない。そもそもカイニスは悲惨な過去の持ち主だ。生前女性だったカイニスは海神ポセイドンにレ〇〇され、二度とそんな目に合わないよう男に性転換するのだが、男になった後は間接的にだが神々に殺されている。

 

 

 

さて問題だ!カイニスになってしまった俺は、どうやって元に戻る?

3択ーひとつだけ選びなさい

答え1:一度目をつぶって目を開けると(要は瞬き)奇跡的に体が元に戻る。

答え2:聖杯が降臨して願いを叶えてくれる。

答え3:何も起きない。現実は非情である。

 

答え1を試しても俺含めて部屋には何の変化も無い。突きつけられた答えは3!現実は非情である。

 

 

・・・・・俺の身体は朝起きた時から変わらずカイニスのままであり、長年連れ添ってきた息子は消滅している。どれだけ現実逃避しても現状が変わらないのなら、俺が受け入れるしかない。逆に考えるんだ、なっちゃったもんは仕方ないさと。

とりあえず、さっきから胸を揉んでいた手を止めて、部屋の入口で固まっている姉さんに挨拶をする。

 

「おはようございます」

 

「えっと、どちら様?弟の部屋で何してるのかしら?」

 

「信じるのは難しいかもしれない。でも、信じて欲しい。俺は海斗なんだ」

 

紹介が遅れたが、俺の名前は山岸海斗。霊能力が使える大学生兼退魔師だ。そして、部屋の入口で立っている俺の姉さんは山岸七海。俺と同じ退魔師であり八極拳の使い手だ。余談だが、俺は両親と姉の七海と弟の海星の五人家族で、その全員が退魔師だ。そして、俺と姉さんと海星はある程度サブカルチャーの知識がある。もちろん、FGOもプレイしている。ただし、その知識があるからって信じられるかどうかは別のようだけど。

 

「あなたが、海斗だという証拠はあるのかしら?」

 

「家族全員の趣味と特技、恥ずかしい隠し事を言える」

 

「そんなものは調べれば出てくる情報よ」

 

「逆に、何をすれば俺が海斗だって信じられるんだ?」

 

「そうね、霊力を手のひらに可視化できる密度で集中させなさい。人間の魂から出る霊力の色は決まっている。そして、誰一人として同じ色はあり得ない。あなたが海斗と同じ瑠璃色なら信じるわ」

 

「わかった。・・・・・・ん?あ、あれ?」

 

「どうしたの?」

 

「い、いや、なんか上手くできなくて・・・」

 

「はぁ?」

 

「・・・・・・多分、身体が前と違うから勝手が変わったんだと思う」

 

「それは、あなたが海斗だと証明できないということでいいかしら?」

 

「ま、待って。今は急に体が変わって力を扱い慣れてないだけだから、その、もう少し待って欲しい」

 

「はぁ、早くしなさい。そんなに待てないわ」

 

「はい・・・・」

 

以前までは簡単にできていたのに、急に何かがつっかえるような感覚が生じて霊力の操作が出来なくなっていた。前と違って、身体は女。しかも、確定してはいないがカイニスになっているんだ。以前のようにいくわけがない。

 

四苦八苦すること五分、なんとか手のひらに3cm程霊力を集中させることが出来た。それは綺麗な瑠璃色の光を放ち、ユラユラしている。

 

「うーん、きちんと瑠璃色ね。わかったわ。まだ、100%とはいかないけど、信じましょう」

 

「よ、良かった・・・」

 

「とりあえず、着替えて下に降りてきてちょうだい。もう、あなた以外全員起きて、朝ごはん食べてるから。あなたに何が起きたかは、私から父さんと母さんにも伝えておくけど、あなたからも証拠を見せて説明してね」

 

「うん」

 

「朝起きたら弟が面影を全て消滅させて女体化してた、でいいかしら」

 

「多分これ、カイニスになったんだと思うけど、確定的でないし父さんと母さんは知らないから伝える意味はないかな?」

 

「ゲームのキャラにそっくりな外見してるって伝えればいいと思うわよ。そもそも、急に女体化する時点でどう考えてもおかしいけどね。まぁ、どのみち私一人じゃできないことの方が多いから、家族全員に協力してもらった方がいいと思うわよ。元に戻りたいなら」

 

「うん、お願い」

 

「わかったわ。あなたも着替えてから降りてきなさいね」

 

「おう」

 

 

俺が返事をすると姉さんは下に降りていった。信じてくれて良かった。・・・・・さっさと着替えるか。ベッドから立ち上がり、タンスの方に向かう。そして、カイニスの姿になったせいで胸辺りがキツくなってる上着を脱ぎ、再程着ていた服よりも大きめの上着に着替える。ズボンはジャージに着替えた。上着を脱ぐ際にさらした生おっぱいに少し興奮してしまったことは秘密だ。

 

着替え終わったら部屋を出て階段を下りていく。下では俺以外の全員が椅子に座っており、こっちを凝視してくる。まぁ、上から下りてきた知らない褐色白髪美女が俺という事が信じられないのだろう。俺もまだ現実味がなくて、信じきれてないし。

 

「「「「・・・・・」」」」

 

「ひとまず、ご飯を食べてからにしましょう。海斗も座って」

 

姉ちゃんに促され、空いてる椅子に座って用意されてた朝ご飯を食べることにする。皆も食事の途中だったようで、俺が食べ始めると食事を再開した。今日の朝ご飯は俺の好物であるリゾットだった。母さんと父さんは料理店を開いており、特に母さんは調理が上手いため味もおいしい。

 

「モグモグ(くぅー!この空気の中食べるのは辛いが、それでもリゾットは美味いぜ!)」

 

「もぐもぐ(ウサミミがピコピコ動いて可愛い。)」

 

「パクパク(食べるときの癖は海斗と同じね。)」

 

「ムシャムシャ(ウサミミ可愛い。本当に兄さんだったのかと)」

 

「むしゃむしゃ(外見に関しては海斗の面影がないな.....。)」

 

家族全員がこっちを見ながら食べてるんだが、「本当に海斗なのか」とか「なぜ性転換しているのか」とか「カイニスそっくりじゃん」とか色々聞きたいのを我慢して先に食事からしてるのだろうか。まぁ、冷めたらおいしくないし是非もないネ!

 

 

 

 

■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■

 

 

 

 

飯を食べ終わってから、全員に俺が海斗だという証拠、瑠璃色の霊力を見せる。

 

「うーむ、確かに霊力の色は海斗のと同じだな」

 

「そうね。一応は信じましょう」

 

「僕も信じるよ」

 

良かった。ひとまず、俺が海斗だと信じてくれた。今回、霊力を可視化させるのにかかった時間は2分ほどで、姉さんの時ほど時間はかからなかった。だが、この姿になる以前と比べるとまだ遅い。

 

「一つ思ったんだけどさ、逆になんで、魂は変化してないの?」

 

海星にそう質問される。

 

「俺もわからん。そもそも、なんで体が変化したのかすらわかってないんだから」

 

「それもそうか。」

 

なぜ、体が変化したのか。なぜ、海斗としての魂は変化していないのか。なぜ、変化したからだがゲームキャラのカイニスに似ているのか。わからないことだらけだ。

 

 

 

 

「とりあえず、全員が海斗だと信じたことだし、こうなった経緯と海斗の今後について話し合いましょう」

 

しばらく沈黙が続いた後、姉さんが話し合いの口火を切って、いよいよ俺がカイニスになった事と今後について考え、話し合うことになった。カイニスというゲームキャラになった経緯とかは俺自身もわからんから説明しようもないが、カイニスというキャラについては話せるし伝えていた方がいいだろう。

 

「かくかくしかじか」

 

「「 なるほど 」」

 

「つまり、海斗は朝起きたらゲームのキャラになってしまった。ただし、暫定的と・・・・・そういうことでいいのかしら?」

 

「うん。そんな感じ」

 

「うーん、父さんゲームに詳しくないから分からないんだが、普通そのキャラになったって言うならそのキャラの記憶とか人格とか経験もあるんじゃないのか?」

 

「いや、今のところ俺の知らない記憶とかは特にない。経験についてはわかんない」

 

「カイニスになったって言うなら、霊体化とかスキルとか宝具は使えるの?兄さん」

 

「スキルと宝具は使えると思う。なんとなくだけど、使える気がするんだ。霊体化は無理だろ。」

 

「昨日の夜は何をしていたんだ?」

 

「FGOってゲームを寝落ちするまでやってた」

 

「姿が変わる前にしていたゲームのキャラに、朝起きたら変わっていたのか・・・・」

 

「先の問題は、バイト先と大学よね。海斗、あなたバイトと大学どうするの?」

 

「あー、考えてなかったな。バイトはFGOやってる人がいるからワケを話してみるよ。大学はどうしようか・・・・・」

 

「手段としては休学とか短期留学っていうのもあるけど、ずっとは無理よ。どうにかして元に戻る方法を探さないと退学することになるわ。今が夏休み入ったばかりで良かったわね」

 

「それと、どうやって元に戻るかだな。一応、父さんが伝手を使って調べてみるが、お前も調べるんだぞ」

 

「わかった」

 

「あと、元に戻るまでは女性物の服も買わないとね。あんた、今女の子なんだし」

 

「姉ちゃん、一応言っておくけど絶対にスカートは履かないから」

 

この姿でコスプレとしてならまだしも、普段着としてスカートを履くなんて男の沽券(人による)にかかわることはしない。

 

 

 

 

さあ、カイニス(暫定)になった主人公の明日はどっちだ!




プロットも設定メモも無い行き当たりばったりで書いたこの小説の明日はどっちだ!


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