11話がいつ完成するのかはわからない。一週間後か一か月か、それとも一年か・・・・
ギャグとかパロとか好きなのに、書くことができない。主人公がギャグみたいな存在にすればいいのか?
カイニスさん、うちのカルデアに来てくれてもええんやで。そうすれば、カイニス来訪の嬉しさで作者はもっと頑張れる。(ストガチャは闇)
今日の夜は満月が浮かぶ雲一つない晴れ晴れとした夜空だった。
星々が様々な色で輝き、自己の存在を主張しながらも満月の美しさを際立たせる。
姉ちゃんと海星の分の防御札を作り終え、家から出発した俺達は依頼現場である廃マンションのある方へ向かっていた。廃マンションは俺達の家から徒歩で一時間くらいかかる所に存在するので、少し早歩きするくらいのスピードで歩いている。
「それで、どう?少しはその体について何か分かった?」
三人で歩いている最中、姉ちゃんが俺に聞いてくる。
「いや、ほとんど分かってない。推測はいろいろできるけど、あくまで推測だから。それに、まだ一日しか経ってないからね?」
「ふーん、むしろ一日しか経っていないから元の状態との差異が分かると思ったんだけど。その様子じゃ、微妙だったみたいね」
「ものすごく低いと思うけど、家になかったってだけで別の場所に聖杯があって、知らないうちに使ってたって可能性はあると思うんだけど」
「聖杯戦争に参加した覚えも勝利した覚えもないんだけどな。というか、聖杯がこの世に存在するのかどうかも分からないが...」
「あるんじゃない?私は魔法とか神秘にそこまで詳しいわけじゃないから分からないけど」
「仮にあるとしても、どこにあるのかも使い方も分からないから今考えても意味ないかもね」
「え~~」
自分の身体について考える。なぜカイニスになったのか、なぜカイニスだったのか。仮に聖杯が存在し、それが関係するのであれば、俺が望んだということになる。だが、俺は聖杯を見た覚えも使った覚えもない。どこにあるのかもわからないのであれば、海星の言う通り、いま聖杯について考えるのは不毛かもしれない。家で両親や知り合い、ネットで聖杯の情報を探せばいいのだ。
今は、向かっている先から伝わってくる負の念とその元について考えるべきだろう。
「悪霊退治は何度かしてきたけど、これほどの負の念(霊力)を放つ悪霊には会った事が無いな」
「中級もしくは上級の妖怪なら有り得るけど、悪霊なら私も会ったことはないわね」
「姉さんが兄さんに頼んで防御札を作ってもらったのは正解だったかもしれないね」
もう例の廃マンションは見えており、そこから放たれている負の念もしっかりと感じる。この廃マンションが町中にあったら、被害は解体作業員たちだけに止まらなかっただろう。警戒し、いつでも戦闘できる態勢になってから歩いていく。
姉ちゃんは闘気を身体全体に纏わせて、身体能力の底上げと共に敵からの攻撃を軽減させる状態に。俺はコンビニで黒天邪鬼を倒してからできるようになった加護の実体化を行って鎧と武器(盾と槍)を装備する。海星は俺が渡した防御札を体に貼り付けて、外界からの攻撃から身を守る膜を身体に生成し、浄化札をバットに貼り付けてバットに浄化の術式を付与した。防御札の使い方は二種類あって、その一つが海星がやったように体に貼ることで、霊的・物理的で透明な防御膜を身体の表面を覆うように張る方法だ。
「ただの悪霊がここまで力を持つのはあり得ない。確実に何らかの呪物が関係しているはずよ。今回は何の呪物かを確認するまでは退けないわ」
「ああ。海星、俺と姉ちゃんから離れるなよ」
「わかってる」
廃マンションは8階立てで、8階の一室から負の念は放出されている。海星の調べによると、自殺などの事件があった部屋もちょうど8階だったので、負の念が放出されているあの部屋に悪霊もしくは呪物が存在するはずだ。
「私が前を進むから海星は私の後ろに、海斗は海星の後ろで背後からの襲撃に対応できるようにしといて」
「「わかった/うん」」
姉ちゃんの戦い方は、闘気を纏って拳と蹴りで相手をボコボコにすることがほとんどだ。例え相手が、霊体や妖怪、人間でもその戦法は変わらない。闘気を使えば本来干渉できないものに干渉できるようになり、身体能力も上昇する。だから、姉ちゃんはどんな相手にも殴る蹴るの物理戦法がとれるんだ。
ちなみに、俺と海星も闘気は扱えるが姉ちゃん程じゃない。俺も海星も姉ちゃんも戦い方は全て祖父ちゃんから教わったが、姉ちゃんは俺達三人の中で一番闘気を扱う才能と戦う才能があると祖父ちゃんに言われていた。故に、俺と海星は闘気を用いた肉弾戦では姉ちゃんの足元にも及ばなかった。カイニス(仮)になるまでは・・・・。この体になってから、霊力はとても使い辛くなったが、なぜか闘気に関しては出力が以前の比じゃない程に上がって、逆に使い辛くなっていた。まぁ、札を使った遠距離攻撃が俺の戦闘スタイルだったし、元々使うこともほとんどなかったから、使わないという点では変わらないけどな。
「オオオオオオ!」
「っ!」
廃マンションの正面にある階段から登ろうとすると、上の階の方から怨嗟の声をあげながら悪霊が襲ってきた。その悪霊は、上半身部分が辛うじて人型を保っており、下半身に至っては形容しがたい姿になっていた。霊体の至るところが黒ずんでおり、そこから謎の煙を出している。基本的に、霊体は悪霊となっても生前の姿を保っている。人であれば人の姿に。動物であれば元の動物の姿の霊体になる。だが、この悪霊ほど形が崩れるには、10年程度の恨みでは不可能だ。
「ハッ!!」
突然の上からの襲撃に対し、姉ちゃんは足に闘気をより多く纏って勢いよく跳び、悪霊の頭部を蹴り飛ばすことで対処した。簡単に言えば、いわゆるオーバーヘッドキックを悪霊に行ったのだ。
そして、姉ちゃんのオーバーヘッドキックをくらった悪霊は、グチャッという気持ち悪い音とともに謎の煙と液体をまき散らしながら姉ちゃんの後ろにいた俺達に向かって、かなりの速さで飛んできた。
「ごめん、無理!」
「ちょっ!!」
俺の前にいた海星が横に避けたから、悪霊が俺の方に飛んできた。てっきり、海星が持ってるバットで悪霊を叩き落すかホームランするのかのどっちかだと思ってたから、避ける体勢になってない。
咄嗟に、左手で持っている盾で飛んできた悪霊を打ち払う。グシャッと音が聞こえると同時に、俺から左斜め前の方向へ地面を数回バウンドしながら吹っ飛んでいった。
「何やってんのよ海斗」
「いや、俺は海星が叩き落すと思ってたからさ」
「姉ちゃんとそんなに離れてなかったから、飛んでくるスピードが速すぎて無理だった。そもそも、僕は姉さんや兄さん程戦闘慣れしてないから、避けるくらいしか突然の襲撃には対応できないよ。」
「俺だって、離れた所から札を飛ばしたり術式を発動させたりする遠距離攻撃が主だからね?至近距離まで近づかれたことすらなかったから、あの対応が出来たのは奇跡と言っていいと思う。この体じゃなかったら避ける事すらできずにぶつかってたよ」
「でも、飛ばしすぎ。5メートルくらい吹っ飛んでるじゃないの」
「えぇ...、! おいおい、姉ちゃんの蹴りをくらってまだ動けるのかよ」
三人で話しながら吹っ飛んでいった悪霊の方へ歩いていると、悪霊がよろめきながらも起き上がった。最初よりも大分弱っているのがわかる。姉ちゃんの攻撃をくらった奴は大抵消滅するが、あの悪霊はまだ形が残っている。それどころか起き上がる力さえまだあるとは・・・・
「オオオオオオッ!」
「あなたがどんな恨みを残していたのかは知らないけど、それで何の罪もない人を害していい事にはならない。悪いけど、ここまでよ・・・・・フンッ!!」
「アアアアアアアアッッ!!!!」
とびかかって姉ちゃんを襲おうとした悪霊は、闖歩で一瞬で懐に近づいた姉ちゃんに闘気を纏った拳で霊体の核になる部分を打ちぬかれ、憎悪がこもった叫び声をあげながら消滅した。
最近ポケモンを買ったので、ポケモンの日記型小説でも書こうかと考えてる作者は悪い子ッ、悪い子ッ・・・・!
ちなみに、今はエルフーンが好きです。ガラルはまだやってないのでちょっと・・・
10話は完成したけど、「なんか違くね?」とか「もうちょっと付け加えようかな」とか作者が考えた場合は改訂します。・・・・・・普通か。
参考になるアドバイスや感想があれば募集中です。