なんか、こう、上手なカイニスの活用法ってにないですかね?海での戦闘を考えてはいるんですが、これがカイニスの必要性を出せてるかどうかわからないんですよね。
幼稚な文章、下手な展開、亀更新をお許しください。
この町は他の町に比べて、妖怪などの怪異がよく出没する。夜は特に顕著だ。だからこそ、この町の住民は全員が怪異の恐ろしさを認識している。
例えば、昨日出会った青天邪鬼は赤、青、黄、緑、黒、白、の色の天邪鬼が存在する中で、下から二番目の色に位置する。また、天邪鬼の強さも先程の赤、青、黄、緑、黒、白、この色の順に強くなる。つまり、青天邪鬼は天邪鬼の中では下から二番目に強いということだ。
そして、認知されている妖怪の強さを下級、中級、上級、大妖怪クラスと区別されている中、青天邪鬼は下級クラスに分類される。そんな青天邪鬼でも、大人サイズの岩すら持ち上げられる腕力をもち、人を簡単に殺すことが出来る。
故に、この町ではほぼ住民の全員が怪異を退けるお守りや道具を持っている。建築物には必ず、怪異避けの設置を義務付けられているし、夜中外に出るのも基本的に怪異と戦える者だけだ。そして、この町で怪異と戦える者は少なくない。
俺もその一人だ。両親が料理店を開いており、そこで裏メニューを注文すると、料理店としてではなく退魔師としてのオーダーとなる。料理店も退魔師も家族経営なので、バイトとは別で家の仕事もある。依頼が入れば、両親が受けるかどうか判断し、誰に任せるかを考える。俺は札を用いた仕事が得意で姉ちゃんは肉弾戦が得意なのでそれに合わせて依頼を任せられることが多い。適材適所というやつだろう。弟はまだ見習いで依頼を一人で任せられることは無い。俺か姉ちゃんのどちらかの仕事に参加させられることは多々あるが・・・・・。
今回、俺に任せられた依頼は漁港付近にある祠の封印の更新だ。漁港付近にある祠には200年前にこの海で暴れまわっていた妖怪を封印している。その封印は、2年に一度更新する必要があるのだ。更新といっても、同じ術式が刻まれた封印札を新しいものと貼り換えるだけだ。ただし、封印札は三枚存在し、三枚同時に封印札を連動させて更新しなければならない。だが、俺にとってはそこまで難しくない作業だ。いや、だったというべきか。カイニスになってから、変化する前の身体だった時ほど思うように霊能力を使うことが出来なくなっているからな。まぁ、昨日の修行で少しは使えるようになったが、まだまだやらねばならない。・・・・ちなみにこの依頼は町長からなので報酬はかなり多い。
役場の方に行き、町長に会いに行った後、事情を知っている町長の部下と共に三人で祠がある場所まで向かう。二人と途中で別れ、少し離れた所で待っててもらう。漁港の端に存在する祠にたどり着き階段を上って祠の前に立つ。そして、祠の注連縄に貼られているボロボロの三枚の封印札。以前の俺の実力は、上級クラスの妖怪を封印することができていた。そして、封印は本来10年以上続くはずの代物だが、たった2年でボロボロになる程にこの祠に封印されている妖怪は強大なのだ。しかも、以前のように霊能力が扱えるわけじゃないので、かなりの緊張感がでてくる。
「三重封印連結、起動!」
新しい三枚の封印札を霊力で連結させ、古いものと一瞬で貼りかえるとともに封印術を起動させる。それからしばらく待ってみたが特に何も起こらないので、成功したようだ。ホッと安堵の息を吐く。後は、祠の周囲に結界を敷き、専用の術式が刻まれた札を持った者しか入れないようにするだけだ。
四枚の札を祠の四方に配置し、結界を起動させる。配置した四枚の札には、結界の起点になり他の札と連動する術式を組んでいた。この結界を崩すなら、四か所同時に札を剥がすか、結界の強度を越える力をぶつけるしかない。この結界の強度は相当のもので、そんじゃそこらの攻撃じゃ傷一つつかない。壊すとしたら、ダンプカーが猛スピードで突っ込んで来た時のような威力が必要だ。
ひとまず、作業は終わったので町長に報告しに行く。
「町長、終わりましたよ」
「そうか。相変わらず仕事が早いね。それに、君が女性になったと聞いたときは驚いたが、実際に会ってみてさらに驚いたよ。姿がかなり違うからね。以前の面影はないし、美女になってからね。君が依頼書と可視化した霊力を見せてくれてようやく半々といった感じだったがね。」
「ハハハ。中身は男のままなので、複雑な気分ですよ」
「ふむ。ま、仕事に支障が出ないなら私から言う事はほとんどないがね。今回もしっかりと封印は起動しているし、結界もバッチリだ。報酬は君の口座に振り込んでおくよ」
「ありがとうございます」
この依頼を俺が受けるのは五回目だが、それ以外でも町長とは顔を合わせることが何度かあったため、名前と顔を覚えているそうだ。それでも、名前は一緒でも姿形が全くの別人になってるとは思わなかったようで(当たり前)、いざ町長に会えても、最初は信じてくれなかった。一応、可視化した霊力と家族からも認められていることを伝え、正式な依頼書も見せる事でようやく信じてくれた。
「では、行こうか」
「ええ」
町長とその部下と一緒に祠の方まで歩く。町長と部下に結界の中に入るための札を渡し、結界の内部に入って封印の状態を見てもらう。一緒にいる町長の部下は、俺と同じ霊能力者で術式や霊体の解析・分析が得意で、俺の施した封印がどれくらいもつのかを調べてくれている。
「術式に不備はありません。2年は持つかと思います」
「そうか。では、また二年後も頼むことになるね」
「はい。次は三年は持たせてみせますよ」
「うむ、そうなると私も嬉しいね。報酬は後日、君の口座に振り込んでおくよ」
「ありがとうございます」
「仕事なんだから当然だよ。この祠に封印されている妖怪は絶対にその封印を解いてはいけない存在だ。それに、君は封印の継続と更新を行ってくれているのだから」
★★★★★★★★★★★★★★
依頼を終えて、家に帰る。
昨日はFGOをプレイできなかったから、部屋でやるために自室に戻ろうと階段に足を掛け瞬間、横から両親が開いている料理店の制服を着た弟が
「兄さ・・・・・・姉さん、お店の方が思ったより客が来て混雑してきたから手伝って」
と言ってきた。
・・・・・おい、なんで言い直した?心は変わらず俺(海斗)のまんまなんだから、そのまま兄さんでいいんだぜ?
そんなことを弟に言いたくなったが、弟は用件を告げるとすぐに店の方に戻って行ってしまったため、言うことが出来なかった。・・・・・・店の手伝いが終わったら言ってやろ。
料理店は家の隣にあり、家の裏口から店の裏口へと行くことが出来る。その道を使って俺を呼びに来たのだろう。しかし、どうやって俺が帰ってきたことを知ったのだろうか。そんな些細な疑問を抱きながらも、自室に戻って服を着替える。
黒地で胸元に店の名前が入っているシンプルなデザインで、料理をする場合はさらに上から専用のエプロンを着る必要がある。やはりと言うべきか、胸元がキツイ。着ることは出来るのだが、胸元のせいでヘソだしスタイルになってしまっている。しかし、これ以外に大きめの制服はない。諦めて着用し、ワークキャップを被って裏口に向かう。
「丁度いい時に帰って来たわね。海星と一緒にオーダーを取ってきてちょうだい」
裏口からキッチンの方に入ると、キッチンで料理していた母さんがそう言ってくる。その言葉に従い、キッチンからカウンターの方に出て、客のオーダーを聞きに行く。もう昼頃だからか、客が多く、テーブルの方では弟がオーダーを取っている。俺はカウンターに座っている客からオーダーを取るとしよう。
「ご注文はお決まりですか?」
「あー、カツ丼二つお願いします(何この人、めっちゃ美人じゃん。それに胸がデカくてイイな)」
「ぼぼ、ぼくは、カツカレーで(褐色白髪の女性って現実にもいるんだ)」
「儂はラタトゥイユじゃ(この店に、こんな娘おったかのう?)」
「へへ、オラ腹減っちまってよ。メニューの端から端まで全部くれ!(腹ごしらえしたら、修行の続きをすっか!)」
「ワタシはブリがいいのだ!バルカン、オヌシもそう思うだろう?」
「ふむ。私はビーフシチューを頼む(なんと美しい手と顔をもつお嬢さんだ)」
途中、聞き間違いかと思う量の注文をした常連客がいたが、全員のオーダーを取ることが出来た。
最後の客のオーダーを取る時だけ、突然悪寒が走ったんだが、何故だろう・・・・?
ちょっぴり改訂しました。
行き当たりばったりなために、思いついた設定を途中途中でいっぱい出してしまう。こういうのは良くないとわかってはいるんですが、一から書き直すというのは作者の心が折れてしまうので、何か新しい小説を書く時に気をつけようかと思います。
確実に更新はしますが、タイミングは遅くなると思います。すみません。
課題が終わらない・・・・(自業自得)