上杉幸太郎と六等分の思い出   作:Aikk

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どうもお久しぶりです
久々の更新となります、
色々とやっていたらあっと言う間な月日でしたw


第九十一話 不良少年とシスターズウォー⑤

清水の舞台から飛び降りる

此処を知る物ならば誰もが一度聞いたこのある有名な言葉だ 

 

実際それを本当に行う人間『ほぼ』いない 

 

そう少数なれど、願掛けと表して飛び降りるやからが、多かったとか、

 

けど清水寺の作りゆえか、飛び降りても死ぬことは稀で生存率は85%と高く、大怪我で済むことの方が、多かったらしい……まぁそんな事をしないに越したことはないのだけれど…。

怪我を治療する医者の気持ちも考えろってな

 

 

 

閑話休題終わり

 

 

 

 

冒頭でも話題に出たその清水寺に俺たちは、訪れていた。

 

遡るは昨日の事だ、部屋に戻る際に彼に呼び止められ 

『三玖がお前を呼んでいる、明日会って欲しいとさ』 一花からそう伝言を頼まれたとか…。

 

『ヘイヘイ、了解しました』

 

二つ返事で了承してはいるが、少々不可思議にも思える

今の状況で果たして三玖は俺と話してくれるのか…。二乃からも釘を刺されているし

一花には悪いが、疑わさせて貰っている

 

俺の表情が、気になるのか明日の団体行動の際は、風太郎も共に同行し

三玖を見つけたなら以降は別々に…。

途中まで共に行動をするのは、昨日の一件をこいつも気にかけている為もあるが、一花に少し違和感を覚えたとも話していた 最近の弟は鋭いな…。

 

 

    三玖が俺を好きならば、何故 

    一花とのことを応援するのか

 

 

同行すると話す弟には、上記の内容をぼかすように、それとなーく話してみたところ

『あの時の一花は、何かに焦ってた、そう思える』

やはり引っかかると話す、どうにもおかしな事ばかり…。

 

清水寺に出向いても、一花どころか俺に話があると言う三玖の姿も見えない

観光している一般人や別の学校の制服は見かけるが、同じ学校の生徒の姿はまばらだ

 

辺りを一度見直し 三玖がいないなら一旦ホテルまで探しに行こうかと考えを巡らせると

風太郎が俺の肩をとんとんと叩き 正面を指さす

 

目を凝らすとよく見かける ウサリボンとアホ毛が寺の下を眺め

はしゃいでいる…。 アホ毛の方はすごく辛そうにしてる 方向音痴 オバケ嫌い 高いところも苦手

あいつ 弱点多すぎだろ…。

 

 

「何してんだ?」

「お前ら騒がしいぞ…。、うわぁ久々に見ると高く感じるな」

 

「あれ 幸太郎君に上杉君…。 二日目は団体行動ではありますが…。

 お友達と一緒じゃないのですか?」

 

「三玖を探してんだよ、見当たらんな」

「俺はこいつの同行者だ お前らがいたから三玖もいるのかと」

 

「三玖ならここにはいませんよ? 何かあったのですか」

「まじかよ」

 

「一花と二乃は二人とも二年の頃のお友達と見て回るそうです」

「そして三玖はまだ体調が優れないようなのでホテルで休んでいます。

 三玖のことは気になりますが、そういう理由で私たち二人でお送りしてます」

 

「半分以下か寂しいな…。」

「三玖はいねーのか…ってホテルに戻るにも時間までまだあるしな」

 

武将関連ではないが、歴史のあるここになら三玖がいると思ったが当てが外れ

それどころか三玖はホテルで休んでいると二人から教えられた

 

どこで会うかまでは指定はされてないけど雲行きが怪しくなってきたな…。

先ほどここに来る前に何処かで見た事がある一台のオープンカーも停まっていたし

あいつもここに来ているのか?

 

うーんと深く頷き 今後の行動を考えていると再び誰かに肩を叩かれた

首を横に向けるとそこには眉を顰める五月さんだ…。

このタイミングで俺に用事か…。何かあったのか?

 

(幸太郎君 何故三玖を探しているんですか?)

(まぁ…。色々訳があってな)

(あなたにしては歯切れが悪いですね 何かあれば私がお話を聞きますよ)

(分かってる それよりお前の方こそ 風太郎に話さなくていいのか?)

(あぁー 実は彼が思い出す様にと私なりに考えていまして かくかくしかじかで)

(へぇー まぁ風太郎には世話かけてるしな 少しはこいつを気にかけるか)

 

一花から三玖と話すように その内容はあえて伏せた

昨日釘を刺されているのは五月も見ていた筈だし 何よりその三玖がここにいるかもしれないと

部屋にいることを知っている 五月からすれば心配事に種になる

 

ここで黙る事が正解なのか、俺には分からないが、ここにいる三人には修学旅行を満喫してもらいたい

俺の表情でそれとなく察したのか、こくりと頷いたあと

 

以前から二人で話していた 零奈(五月)作戦の今後を話し合う

昨日のことで先延ばしになりそうだったが、彼女なりに考えがあると概要を説明

 

風太郎が以前の修学旅行の時にあった 四葉の事を忘れているならば

二人で行動させ 思い出させればいいのではと…。

 

その一言で駅での五月の行動理由もはっきりした

少々強引と思ったが、こいつなりに二人の思い出を大切に考えた結果なのだろう

 

こいつを思う二乃や四葉本人の気持ちも聞かず勝手に進めちまってるのは悪いとは思ってる

ただ 五月が正体を明かせず悩み続ける姿も見たくはない

 

四葉だとは明言しなくてもいい あの時行動していた人間は五月以外の四人とさえ

認識すれば良いだけだ…。  あとは風太郎がどうするかとそこは追々フォローしていこう

 

まぁ…五月がちゃんと自分だと明かすことが出来ればの話だがな…。

 

無理にテンションを上げて 風太郎と四葉の二人でのツーショット撮影を試みるが

どうにもあからさますぎて四葉からの眼差しが痛い

 

「えっ 五月! どうしたの」

「私と幸太郎君は後で撮るので先に二人から撮ります そうですよね幸太郎君!」

「おっおう…風太郎 ちゃんと横に来い」

「やるなら 早くしてくれ」

「上杉さんまで?!えっと、、あの」

 

(ここまでしてるんです いい方向に向かうはずです!!)

(でももう少し自然にやろうな四葉が口をパクパクさせてるぞ)

 

 

最初は、断ろうとしていた四葉も五月に押され

風太郎からの言葉でしぶしぶ承諾 二人の5年ぶりの記念撮影は無事に終わった

 

あいつがどうして風太郎に対し一歩距離をあけ

自分と風太郎はただの知り合いだと言い張るのかその理由も分かってきた

 

自分以外は幸せであるべきと考える故に 四葉はあの思い出を自分の心にしまいこみ

他者への献身に全てを費やしている…。

 

 

だが、何もそこまで自分を不幸にする必要はない

楽しめる時には楽しみ 想う相手がいるのなら少しは彼と共に時間を過ごすのはけして悪い事だと俺は思えない そんな考えが正当化されるなら今の人間社会どれだけ愛や友情の少ない 寂しい世界になっていることやら…。

 

 

「なら 次はお兄さんと 五月の番ですよ! さー二人ともカメラを見てください」

 

「えっと それは後程と言う事では」

 

「お前さ実は、俺が嫌いなのでは?」

 

「違います! 大切な友人です そうです友達ですから!…。 定義にもよりますが深い意味はなくあくまで友人として…。」

 

「悪い 四葉、、、早く撮ってくれ」

 

「あっはは 五月がバグってますね では撮ります」

 

 

はぁー…。 この末っ子は何を自問自答してるんだ…。

そこまで深い意味は込めてない事くらい分かってるさ

第一自分で二人の後に撮ると言いながら全力拒否は流石にへこむ

まぁ…。こいつらしいと言えばこいつらしい 嫌いだった話もしない

周りの関係がどんどん変わっていく中で俺とこいつの関係は何時もと変わらず逆に安心感すら覚えるな

 

 

ーーーーーー

 

ーーーー 

 

ーー

 

 

上杉兄弟と四葉 五月が清水寺で撮影を行っている間

ホテルでも動きがあった

 

中野姉妹の部屋の前で 中野三玖が病欠の為 自由時間は部屋で待機すると

女性教諭に説明し部屋に戻る

何かあれば連絡とついでに最近はホテルで盗撮犯が出ていると話題になっており

用心するよう指示も受ける

 

目を細め 『もーあってる』と心で呟く彼女はがちゃんと扉を閉めた

 

部屋に入れば髪をかき上げ素顔を晒す

それは確かに五つ子の一人だ 三玖ではなく 彼女の変装をしている中野二乃だった

 

「知りがたきこと影の如く だっけ?」

 

「何してるの 二乃」

 

ベットの間で膝を抱える 本物の中野三玖は変装する姉に質問を投げ掛けるが

軽く返される 二重の意味での変装と答え 鏡の前で髪を結び何時ものヘアスタイルに戻し始める

このまま悠長に話している暇はない 二人もいないと分かれば先生方が駆けつける

 

その前に うだうだとしている この妹に言いたい事を言わなければ自分も風太郎と楽しく修学旅行をエンジョイ出来ないと口に出す

 

「ねぇ…。あんたはこのままで良いの? コウが取られても」

 

「コウ…。その呼び方」

 

「今更でしょ…。 昔は散々あいつを『コウ』って呼んでたんだし 何 今は自分があいつの事…ずっと覚えてたから?私だけが呼んでいいとか?」

 

「そ、それは…。」

 

 

しどろもどろな態度を見て『はぁ』とため息を溢す二乃は、一旦目を伏せ、頭を冷やす

大切な時間を割いてまでここへ訪れたのかを考える、考えるだけで、とことん『彼』に染まってきたと実感し、ニヤリと頬が上がっていた。

 

よしと、気持ちの整理がついた次女は、今の現状を受け入れては、足踏みすら止めてしまった三女へと自分が、伝えられる、今を動かせる言葉を変わらぬ態度でスラリと言って見せた。

 

 

 

 

「私はフー君が好き、それは確かな気持ち 愛に時間は関係ないとか私にはまだわからない

こんなの初めてだもの 何が正しくて何が間違ってるかなんて 全くわからないのよ

 でも言えるのは、誰よりも彼が好きってこと あんたはどうなのコウのこと諦めるの?」

 

ベットの上で彼女を追い詰める 二乃は自信満々に言い切った

誰よりも上杉風太郎を愛している この気持ちはけして間違っていない

 

自分がここまで言い切った中 未だに悩める この妹は風太郎の兄をどうしたいのか?

彼と何をしたいのか、本当にこれで諦めてしまうのか、二乃は真剣な眼差しで三玖に問いを投げる

 

「私だって…。 諦めたくない」

 

「修学旅行っていう最大のチャンスに部屋に閉じこもってる時点で諦めたようなものよ。」

 

「…。諦めたくないよ!」

 

「……」

 

「でも怖いんだ、いざ自分の気持ちをコータローに知られたら私なんかじゃダメだって思えてきて

 私なんかがコータローに好かれる筈ない 私がいるせいでコータローは死にかけた

やっぱり 見守るだけで良かったって…公平に戦うことがこんなに怖いなんて思ってなかった」

 

「なんで 負けること前提なのよ それにあれは、アンタは悪く無いわけだし

何時までも引きずってたら 何もしないまま負けるわよ?」

 

気づけば大粒の涙を流す三玖

林間学校で一花に宣言した 平等ではなく公平に勝負しよう

実際にそれが訪れた途端に足が竦み 胸も張り裂けそうになる感覚

自分がどれだけ辛い戦いに挑んだのか実感させられた…。

 

 

 

「だって相手は あの一花だもん 可愛くて社交的で男子から人気で自分の夢を持つ強さもある

 フータローに真っ正面から気持ちをぶつけられる二乃はすごいよ」

 

「それはどうも…」

 

「フータローも気づいてくれれば良いのにね」

 

「ほんとよ 私は告白までしたのに即Оkださない あいつが変なんだわ どれだけ勇気をふりしぼったことか…」

 

「告白まで…やっぱり二乃はすごいよ」

 

「やっぱ あんたはまだしてないのね あんな朴念仁兄貴 言わなきゃわからないわよ」

 

「一応は…したことはある…不発だったけど…」

 

「はぁ…あの男は」

 

恋を自覚し、止まることをやめない彼女の行動に、三女は驚かされるばかりだ。

それでいていまだに、成功とは言えない現状に苦情の一つも言いたくなる二乃、少々ため息混じりだ。

 

自分に関心してないで、今回の中心を担う三女は一度でもアクションを起こしたのか、聞いてみれば、先程宜しく深いため息が出てしまう。

 

二乃の様には、行かないまでも告白紛いな事を彼に伝えようと彼女なりに頑張って見たとある日の一時……

 

『ねぇ…………コータロー 私と付き合おうよ』

 

『付き合う?』

 

あの男は、言葉の意味よりも状況が状況故に真意に気づくことなく三女の告白は、不発に終わっていた

やはりと言うか、簡単には行かないとは、理解しているが、こうも姉妹で連敗が続く現実に次女は目を細めた

 

 

 

「でも もう今は、告白する自信も沸いてこない 

『テストで一番に』『美味しいパンが焼けたら』『コータローが元気でいれば』そうやって先延ばしにしてたのは私 一花も誰も悪くない

 自業自得… きっと彼を見守るだけなら 五月がいれば十分だし」

 

「あっそう…じゃあそうやっていつまでも塞ぎ込んでなさい うじうじと…

 やっぱりあんたとはソリが合わないわ…でも」

 

 

昨日とは、違って話をする事は出来た

自分が思い感じる気持ちは、伝えたつもりだ

それでも、彼女がどうもしないのならば、何も行動に移すつもりもなく、平行線な答えを自分に言い続けるならば、自分がやるべき事は、何もないのかもしれない……呆れた様に口を開き、中野二乃はその場で立ち上がり、出入口の方まで足を向けようと足を動かした

 

そのまま、立ち去ってしまうと思いきや、一歩踏み出したところで、中野三玖の方へと振り向き直す。

 

 

 

 

「?」

 

「それでもね 私はあんたが凄いって思ってた ずっとひたむきに頑張ってさ

 なのに一花が出たらすぐに諦める…可愛いからってなによ!!

 あんたは、『私も可愛い』ってあっさり認めたくせに 何それ 冷静に考えなさいよ

  五つ子よ 『あんたも可愛い』にきまってるじゃない!

 

 

「……!!」

 

 

 

顔を真っ赤にし 二乃は叫ぶ

 

        五つ子だから

 

 

その言葉は散々 三玖が言ってきた言葉だ

五つ子だから 同じ顔 再会し彼と真っ正面で向き合った屋上でも彼女はそう話した

確かに能力ではここで差が出るだろう でも彼女たちの外見は傍から見ればどれも同じ

誰もが認める 可愛い容姿をした 五つ子の姉妹だ

 

誰か一人でも劣っているはなく それは三玖も自覚している

だが 可愛いや綺麗と言う 勘定には自分を入れようとしない その考えが二乃には許せなかった

 

誰か一人が突発して可愛いわけじゃない なら容姿の事でとやかく言うのは今更な問題で

悩む理由が二乃には分からない…。

 

 

 

 

「あぁー お節介したら つかれた じゃー私はフー君のところにいくから じゃーね」

 

 

言いたい事は言いきった あとは自分のしたい事をしよう

満足したのか二乃は部屋を去り 再び一人となった三玖は最初と同じく両足を抱え

体育座りの態勢に戻る

 

 

 

 

「二乃…………ごめん」

 

 

彼女が去って暫くした後に、小さく呟いた言葉、

自分の為に、出来る事を伝えられる精一杯をくれたあの子の為に自分は何が、出来るのか?

行動を放棄し、いまだ部屋で塞ぎ込む自分には、向き合う為のその答えは見えずにいる。

 

 

 

 

 

 

 

「コータロー…。 私は… それにこのままじゃダメなのかな」

 

彼のいないこの部屋で 彼女の言葉が木霊する。

 

 

ーーーーーー

 

ーーーー 

 

ーー

 

 

 

「五月ぃ~ 恋のお守りだって可愛いね 三玖に買っていこうー」

 

「あの、上杉君はトイレと言ってましたが、幸太郎君は何処に?」

 

「あれー、本当だ いつの間にかいなくなゃったね お友達のところに行ったのかな?」

 

(うぅ 次の作戦を考えたと言うのに何故 このタイミングで幸太郎君は消えてしまうのか

 それに何故か胸騒ぎもします…)

 

「ねぇー 五月」

 

「はい、なんですか四葉?」

 

「何か私に隠してる?」

 

「…っ うーん えーっと実は、、、(どっ、、どうしましょう!?」

 

上杉幸太郎が姿を消し きょろきょろと辺りを見回していた時にふと 今までの疑問を思い出し

その場で考え込む 中野五月に今日までの奇妙な行動の理由を聞いている

 

『うーん』と口ごもる五月は、彼との作戦を四葉に明かして良いものかと頭を悩ませていた。

明かしてしまえば、簡単な事だが、そうも行かないと言うのが、姉妹事情と言える。

『?』と頭に浮かべる、四葉に何でもないと主張はするものの本人が、思っている以上にあからさますぎるそれは、四葉に疑念を抱かせるのは十分過ぎた。

 

ここまでずっと中野五月は、風太郎の前で『あの子』を演じて来てはいた。

何故行うのかを幸太郎に話してはいない彼女だったが、それには目の前の四葉自身の悩みが大きく関わっており、幸太郎もある程度は察してくれているからこそ、五月の作戦に手を貸してくれたのだ。

 

実際、明かしてみようと試行錯誤の日々を過ごして見て、五月は実感した

本人を騙す以上に、事実を伝える事の難しさと影響するであろう今後など

嫌な汗を拭いながらも四葉を引き離し、深くため息を零す少女に四葉の疑念は尽きずにいた

 

 

5年前の修学旅行あの日からずるずると引っ張ってきている、現状は自分が思っていたよりも複雑怪奇で簡単に言えたなら苦労もしないと彼女は、思い知らされるのだった。

 

 

 

 

________________

 

 

五月が自分の考えと四葉の気持ちで頭を悩ませていた同時刻のタイミング

 

上杉幸太郎は、誰かに手を引かれ 何処か古道をその人物と走っていた

 

「おーい どこいくんだー?」

 

「良いからこっち来て…」

 

「へいへい… まぁ、体調管理はしっかりな 『三玖』」

 

 

彼の手を引き前を歩くその人物は、中野三玖として自分を偽る 『中野一花』その人だった…。

 

(三玖が、コータローくんを好きだと知られたままじゃ私の言葉に矛盾がでる。

 それにアレが嘘じゃない… 上杉幸太郎は私が好き それはあの日からずっと決まっていた

 この戦いは負けられない…)

 

 

 

「、、、、」

 

 

 

必死に走る中…チリンチリンと鈴の音色が小さく鳴る

その音を彼は聞き逃してはいなかった……。

 

 

 

 

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