ヒーローとして活躍したい滅却師   作:娯楽のチェスター

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どーも、チェスターです!
今回は少し短めに作らせてもらいました!
今後ともよろしくお願いします


第十一話 雄英体育祭 その3

 

《二回戦第一試合!今回の体育祭両者トップクラスの成績!みぃどぉりぃやぁ!VSとぉどぉろぉきぃ!まさしく両雄並び立ち……今!スタァートッ!!!》

 

マイクの合図と同時に轟が氷結攻撃を仕掛けるも、指を犠牲にしてそれを迎え撃つ緑谷。氷結攻撃を防がれた轟だがなおも氷結を出し続ける。そのたびに指を犠牲にして氷結を砕く緑谷だったが、気付けば早くも右手の親指以外の指は全滅していた。それでも轟の攻撃の手は緩まず、ついには左腕をも個性によって壊してしまった緑谷。しかし轟は緑谷のその渾身の一撃も自身の背後に氷を生み出すことで場外負けになるのを防いでいた。そして轟がトドメを刺そうと氷結攻撃を緑谷に浴びせたが、

 

バリバリバリバリバリバリッッッッッッ!!!

 

再び防がれる轟の攻撃。轟を含めA組の生徒達が驚いて緑谷を見る。どうやら壊れた指で個性を発動させたらしい。そして緑谷は痛々しいまでに変色した右手の指を握りしめながら、

 

 「全力でかかって来い!!」

 

大きな声で轟に宣言した。それを聞いた轟は再び緑谷に接近を試みる。しかし、

 

 (動きが鈍い……明らかに。)

 

轟の動きに違和感を覚えた爆豪は同時に轟の右半身に注目しながら推論を立てる。

 

 (右半身に霜が出来てやがる……なるほど、右氷を使い続けるとアイツ自身の身体にも影響が出ちまうってことか。だが恐らくそれは左炎にも言えることだ。つまり今左を使えばヤツの体温は上がり、身体は元に戻る。なのにあの野郎ォ)

 

そこまで考え、舌打ちをする爆豪

先ほどから黙って観戦していた送崎が口を開き

 

 「馬鹿にしているのか奴は」

 

ひとりでにそう呟く

 

 「ん?どうしたの?景君?」

 「いや…済まない、ただの独り言だ」

 

隣の麗日が送崎に尋ねてきたが、誤魔化しながら答えると再び戦いに目を向ける。状況は先ほどとは異なり、轟が緑谷に押されていた。いや、緑谷の両手は既にボロボロなので押しているという表現は適切では無いかもしれないが、それでもダメージを与えているのは緑谷の方だ。何か轟に訴えるように叫びながらその拳をたたき込む緑谷。そして

 

 「君の!力じゃないか!」

 

緑谷が轟に言い放つ。すると轟に変化が起きる

 

ブォォォォォォォォォ!!!

 

轟の身体からすさまじい量の炎が一気に放出された。

 

 《こ、これはーーーーー!!》

 

マイクが驚いたように声を上げる。いや、マイクだけでは無い。A組の生徒や会場の観客も皆目の前の光景に目を奪われていた。そして二人は数秒の間何か話していたが、それが終わるや否や同時に攻撃態勢に入る。轟が炎を出しながら大氷塊を緑谷にぶつけるも、足での個性発動によって超跳躍を可能にした緑谷はそれをかわし、轟との距離を一気に詰めながら渾身の一撃を放つ。それに対し、緑谷が向かってくるのを目で捕らえた轟もまた、今度は炎を全開にして緑谷の攻撃を迎え撃つ。そして、

 

ドゴォォォォォォォォォン!!!

 

二人の大技が激突し、会場にすさまじい衝撃が走る。会場の人々は必死に迫り来る爆風に耐え、それが収まるとフィールドに再び目を向けた。そこにはフィールドになんとか止まっている轟、そして場外で気を失っている緑谷の姿があった。

 

 「み、緑谷君場外。轟君三回戦進出!!」

 

こうして轟の勝利が決まった。

 

二回戦第二試合。塩崎VS送崎の試合

ミッドナイトの宣告が響き渡る。

 

「初めまして、良い試合に致しましょう」

「礼儀正しいな……爆豪にも見習って欲しいものだ」

 マイクの合図と共に塩崎は茨で送崎を拘束するも触手により茨を切断され逃げられる

 

続け様に茨を使い送崎を追い詰めるが

 

「やめておけ、禿げるぞ」

ガチャと音を立てガトリング砲が出現する

次々と迫り来る茨を排除し、塩崎に近づいてゆく

それを見た塩崎は降参のジェスチャーをして送崎の勝利

 そして二回戦第四試合は爆豪VS切島の試合が行われた。切島は一回戦で鉄哲と引き分けに終わったが、その後の腕相撲対決で見事鉄哲に勝利し、二回戦進出を決めていたのだ。そして爆豪と切島の試合は序盤は切島が自身の頑丈さを発揮し、爆豪を追い詰めていったが、時間が経つにつれその堅牢さに綻びが出始め、最後は爆豪の猛攻に耐えられなくなり切島はダウンした。結果、爆豪が三回戦進出を決めた。

残されたのは常闇VS芦戸だが、常闇のダークシャドウに翻弄され、常闇の勝利となった。

これですべての二回戦の試合が終わり、三回戦のカードが確定した。

 

準決勝の対戦カードは

 第一試合・轟VS送崎

 

 第二試合・常闇VS爆豪

 

 《準決勝第一試合、ヒーロー科送崎 景VS同じくヒーロー科轟焦凍!!スタート!!》

 

 マイクの合図と共に轟が氷結攻撃を繰り出すも、送崎はそれをガトリング砲とミサイルにより破壊。それを見た轟は再度氷結攻撃を繰り出し、すると送崎は向かってくる氷結に何もせず突っ立ている

 

《おっとー!?送崎!?諦めたのかぁ!!?》

 

マイクが叫ぶと同時に送崎は氷に埋め尽くされミッドナイトが轟に勝利宣言をしようとした瞬間

 

「貴様……舐めるのも大概にしろ」

送崎を捉えた氷結が大爆発を起こし粉砕。

煙が晴れ、そこには送崎が立っていた

 

「チッ……!」

舌打ちをし続けて氷結を出そうとするも送崎の放った触手が轟の横腹を捉え吹き飛び、地面に横たわる

肺の中に息が詰まり噎せながらも送崎を見ようと顔を上げると送崎が眼前に立っていた

 

「2つ質問がある。1つ、お前は緑谷との戦いで何を学んだ?1つ、貴様は一体何だ?」

そう言うと轟の胸元を掴みあげ持ち上げる

轟は彼の腕をつかみ氷結により腕から徐々に送崎の身体を凍らせる

だが

 

「答えろ、貴様は何だ?緑谷との戦いで何か応えは得なかったのか?」

「うるせぇ……」

轟が小さく呟く、たが送崎はやめない

 

「貴様はなんの為に雄英に入った?自分の父親を超える為か?ならばこの際だ。はっきり言ってやる」

「うるせぇって言ってんだ……」

 

「今のままではお前は親父どころか緑谷や爆豪にすら勝てない」

 

「黙れっ……!!」

送崎の発言により激昴する轟。一瞬にして送崎を凍結させる

静まり返った観客

すると

 

「黙らないさ」

バギィ!!と音を立て送崎の周りを凍結させていた氷が砕ける

 

「轟、もう一度質問する。お前は何者だ?そして、何になりたい?」

轟の心が揺れる。緑谷との戦いで感じたあの時の気持ちを

しかし、それを観客にいるエンデヴァーの声に掻き消される

 

「焦凍ぉー!左を使え!そして俺を受け入れるんだ!そうすればそいつにも勝てるぞぉ!!」

 

ギリッと唇を噛み轟が観客にいる親父を睨みつけようとした瞬間

 

「貴様は黙っていろ、エンデヴァー!!」

声を荒らげる送崎に目線がいった

 

「轟は貴様ではない!これ以上コイツを苦しめるならば俺は貴様をヒーロー等とは認めん!1位という座に固執し、我が子を苦しめ、家族を苦しめ、貴様はそれでも父親か!」

 

観客から様々な声が聞こえる

「おいおい、アイツ。エンデヴァーに喧嘩ふっかけてんぞ」

「ありゃ駄目だな……ヒーロー界じゃ生きていけないぜ」

「もったいねぇ…」

だが、そんな事を気にも止めず送崎は轟に向き合う

 

「轟、貴様はエンデヴァーではない。アイツのことなど気にするな。その個性は既にお前の物でありお前の力だ。奴のために戦うのではない、お前のなりたいモノの為に、母親の為に…己の為にその力を使え」

 

すると

 

ボウッッッッッッ!!!

 

と音を立てながら激しく炎が吹き荒れる。轟から左半身に炎を纏いながら立ち上がる姿があった

 

「……そうだ、それでいい」

送崎は周りに聞こえないように呟く

そして彼の右腕が音を立て変形していく

それは、【雀蜂雷公鞭】。

轟は炎を使い右半身の霜を治すと特大の氷結を生み出し、送崎へと攻撃する。対して送崎は立ったまま避けることもせず轟に目標を定め、「雀蜂雷公鞭」を放った

 

刹那ーーー

 

大爆発と共にステージは黒煙に包まれた

黒煙が晴れそこにはステージギリギリで立っている送崎と気を失い倒れてる轟の姿だ

 

「し、勝者!送崎君!決勝戦進出!!」

 

ミッドナイトの宣告が響き渡り、会場もそれにつられて湧き上がる。

 

《決まったァァァ!!2人とも暑い戦いだったぜぇ!!》

 

 

 

準決勝第1試合、送崎の勝利。

準決勝第2試合では常闇と爆豪の戦いが始まった。

しかし、常闇の弱点をついて爆豪が接近戦に持ち込み常闇の敗退。そして決勝戦の対戦カードは

 

爆豪勝己VS送崎 景

 

 

 《雄英高校体育祭もいよいよラストバトル!一年の頂点がこの一戦で決まる!いわゆる決勝戦!ヒーロー科爆豪勝己VSヒーロー科送崎 景!》

 

 マイクの実況に沸くスタンド。いよいよ決勝戦。

 

 

まさに文字通り頂点を決める戦いが今、始まろうとしていた

 




んー、爆豪勝己くんとの戦闘はどうしようかな
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