ヒーローとして活躍したい滅却師   作:娯楽のチェスター

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どーも、チェスターです
書き置きがなくなってきたので更新が遅れてしまいますが許してください(;・・)


第二話 オリジン

「んじゃあパパッと結果発表。トータルは単純に各種目の評点を合計した数だ。口頭で説明するのは時間の無駄なんで、一括開示する。」

 

 相澤はそう言って端末のボタンを押した。すると全員の結果が順位順に映し出された。上位三人は送崎、八百万、轟の順だった。八百万は応用性に富んだ個性の使い手で、競技に合わせた対策を練ることが出来たため、轟は個性そのものが強力であり、かつ本人のスペックも高いため、見事上位にランクインした。一方、肝心の最下位はと言うと、そこには"緑谷"と書かれた文字が浮かんでいた。自分が最下位だということを知り、落胆する緑谷

 

「ちなみに除籍は嘘な」

「えっ?」

「君らの個性を最大限引き出すための合理的虚偽」

「だろうな」

 「「はぁぁぁぁぁ!!??」」

 

主に緑谷、麗日、飯田、による絶叫。

上位3人は溜息をつく

 「あんなの嘘に決まってるじゃない・・・ちょっと考えれば分かりますわ。」

 ((気づかなかった……))

 「ちょっとヒヤッとしたな」

 「俺はいつでも受けて立つぜ!」

 

相澤のネタばらしにホッとする一年A組一同。除籍処分の話は生徒が本気で体力測定に臨むようにするための嘘だったのだと。だが自分は知っていた。緑谷は下手したら除籍になっていたことを

 

 「これにて終わりだ。教室にカリキュラムなどの書類があるから、戻ったら目通しておけ。」

 

こうして雄英式体力テストは終わった。

 

 

時刻は正午。下校時刻となり学校の生徒の多くは帰宅する。

今日は新学期初日ということで昼にはどの学年も下校することになっている。体力テストの後、A組の生徒達は教室に戻りカリキュラムについて相澤から説明を聞き、それが終わると下校という形になった。ちなみに緑谷は体力テストの後、相澤から保健室に行くよう言われたため、教室にはいなかった。送崎が教室を後にし、下駄箱に向かっていると、

 

 「おーーい、景ー!」

 「?」

 「よかった、間に合った。ウチのことおぼえてる?」

 

そう彼に話しかけてきたのは同じクラスの耳郎だった。

 

 「あー・・・あ、耳郎か。どうかしたのか?」

 「アンタ、忘れてたよね?まぁいいや。試験の時にちゃんとお礼出来てなかったからこの後ファミレスでなんか奢るよ。この後予定とかある?」

 「いや、別に」

 「そっか。なら早く行こう!」

 「了解した・・・」

 

もっと嬉しそうにしろってのっとツッコむ耳郎にたいして意地悪そうに笑う

 「体力測定でも1位になるなんて、景って実は最強?」

 「いや、最強なんて呼ばれる程の事じゃない」

 「そんなに謙遜すること無いって」

 「実際最強なら今頃オールマイトと共に肩を並べて戦っているさ」

2人で会話しながら昇降口を出る。すると横を歩いている耳郎が

 

 「あれって、確か緑谷じゃない?」

 「む?」

 

前方を見ると、そこには緑谷がぐったりしながら一人で歩いて行く姿が見えた。

「おい、緑谷。大丈夫か?」

 「あっ、送崎君にえっと・・・送崎君の彼女さん?」

「は、はぁぁぁぁぁぁ!?////」

 

疲れているのか変な事を言い出した緑谷。

それに対して顔を真っ赤にしながら慌てふためく耳郎

「ちょっ!///違うから!!///ウチとコイツはそんなんじゃないし///」

 

「そう言うことだ、俺とこいつはただの知り合いだ。なんでも試験の時の御礼がしたいって言うからファミレスでご馳走になりに行くんだが、お前もどうだ?」

そう言い誤解を解こうとすると何故か耳郎に足を踏まれる

 

何故だ、と耳郎の顔を見るとどことなく不機嫌な様子

このままでは面倒なことになりかねない。

 

 「そう言えば、指は治ったのか?」

 

と露骨に話を逸らした。耳郎が睨んでいるが敢えて無視をしておこう

 

 「うん。リカバリーガールのおかげで。」

 「・・・面倒な個性を持ったな」

 「う、うん。そうだね・・・」

 

送崎、緑谷、耳郎が並んで一緒に歩く。

 「そう言えば緑谷とはまだ自己紹介してなかったね、ウチは耳郎響香。よろしくー」

 「えっ、あっ……ぼ、僕は緑谷出久です!」

改めて自己紹介をしていると後ろから麗日と飯田の声が聞こえた

 「おーい、お三方~、駅まで~?待って~!」

 

 「麗日さん!?」

 「おぉ…」

「あ、ボール投げで景に圧勝した子」

「おい耳郎、なんだその言い方」

「事実じゃん」

「・・・クソッ」

 「初めまして、麗日お茶子です!」

 「えっと、景君にそれに緑谷・・・デク君と……えーっと、あの…」

耳郎を見て必死に思い出そうとする麗日を見て、耳郎が

「ウチとは初めてだよ。ウチは耳郎響香。よろしくね」

その後に飯田が

「僕はーーー」

「知ってる、飯田でしょ?金髪の奴と揉めてる時に聞こえたよ」

「そうか、なら改めてよろしく!」

 「それより麗日。デクって呼ぶのはやめてやれ」

 

 「ごめんごめん~。でもデクって『頑張れ!』って感じでなんか好きだ私。ね?耳郎ちゃんもそう思わない?」

 「1㎜も思わない」

「右に同じく」

 「え~。」

 「デクです!!!!」

 「緑谷君!?」

 

そうして結局、送崎を含む5人は一緒に帰り道を共にする事となった。

そしてファミレスにつき中学の話や恋話で盛り上がり、店の人に怒られた

 

こうして雄英高校ヒーロー科初日が終わった。

 

 

 

英高校ヒーロー科2日目。午前は英語などの必修授業が行われた。雄英のカリキュラムとして、午前は必修科目、午後はヒーロー基礎学を学ぶことになっており、これはずっと変わらないようだ。

ヒーロー科といえど、普通の高校のような授業も行われている。

昼は大食堂で一流の料理を食べることが出来る。送崎は昨日の三人と昼を共にした。そして午後のヒーロー基礎学

 

 「私が~普通にドアから来たー!!!」

 「「「おおおおおおおおおお」」」

 「オールマイトだ……!!!」

 「すげぇや!本当に先生やってるんだな!」

 「あれシルバーエイジのコスチュームね。」

 「画風違いすぎて鳥肌が……」

 

 (相変わらず元気そうでなによりだな)

 

クラスのほとんどの生徒達がオールマイトの登場に胸を躍らせている中、送崎だけは違う

オールマイトと会うのは久しぶりだ。病院で会って以来、連絡すら取れていなかった

 

 「私の担当はヒーロー基礎学。ヒーローの素地を作るためにさまざまな訓練を行う科目だ。単位数ももっとも多いぞ。早速だが、今日はこれ!戦闘訓練!」

 「戦闘!!」

 「訓練・・・。」

 「そしてそいつに伴って~、こちら!入学前に送ってもらった個性届と要望に沿ってあつらえたコスチューム!」

 「「「おおおおおおおおおお!!!」」」

 「コスチューム・・・!!」

 「着替えたら順次、グラウンドβに集まるんだ!」

 

コスチュームを見て目を輝かせている生徒達にオールマイトが指示を出す。

 

 「格好から入るってのも大切なことだぜ少年少女!自覚するのだ。今日から自分は、ヒーローなんだと!」

 

 一年A組の生徒達はそれぞれがあらかじめオーダーしていたコスチュームを身に纏い、グラウンドβに集合した。武器の様なモノを搭載している者もいれば、普通の私服とあまり変わらない格好の者もいる。どんな格好であれ、各自が自分の個性を最大限活かせるような仕様になっているのは確かだ。オールマイトは生徒達のコスチューム姿を見ながら嬉しそうに言った。

 

 「いいじゃないか、かっこいいぜ!さあ始めようか有精卵ども!!」

 

皆がグラウンドに集まっている中、送崎は一人遅れてグラウンドに入った。

 

 

 

 いよいよ戦闘訓練が始まる。

 

 

皆がグラウンドに集まっている。最後にグランドに入る送崎。白い軍服のような格好にマントを羽織り身体を隠してる

それを見た耳郎が彼に近づく

 

「へぇー。景のコスチュームってそんなんなんだ」

「あぁ・・・白だから目立つが、俺には丁度いい。耳郎の衣装もかっこいいと思うぞ」

「さんきゅー」

 

全員そろったことを確認したオールマイトが話し始めた。

 

 「さあ、戦闘訓練のお時間だ!君らにはこれから敵組とヒーロー組に分かれて2対2の屋内戦を行ってもらう。」

 「基礎訓練なしに?」

 「その基礎を知るための実践さ。ただし、今回はぶっ壊せばOKなロボじゃないのがミソだ。」

 

 すると、

 

 「勝敗のシステムはどうなります?」

 「ぶっ飛ばしてもいいんすか?」

 「また相澤先生みたいな除籍とかあるんですか?」

 「分かれるとはどのような分かれ方をすればよろしいですか?」

 

矢次に質問を飛ばす生徒達。

 

 「んんんん…ッ!聖徳太子~!」

 

オールマイトはそう唸りながら、さらに詳しい説明をする。

 

 「いいかい?状況設定は敵がアジトのどこかに核兵器を隠していてヒーローはそれを処理しようとしている。ヒーローは時間内に敵を捕まえるか核兵器を回収すること。敵は制限時間内までに核兵器を守るかヒーローを捕まえること。コンビ及び対戦相手はくじで決める!」

 

オールマイトがそう言うと、皆くじを引き、コンビが決まった。

A:緑谷&麗日

B:障子&轟&飯田

C:峰田&八百万

D:爆豪&送崎

E:芦戸&青山

F:口田&瀬呂

G:上鳴&耳朗

H:常闇&蛙吹

I:尾白&葉隠

J:砂藤&切島

 

コンビが決まるとオールマイトは次に最初の対戦カードを決める。

 

 「最初の対戦カードはこいつらだァ!!AとD!!AがヒーローでDが敵だ!他の者はモニタールームに向かってくれ。」

 「「「はい!!」」」 

オールマイトの指示通りAとD以外の生徒はモニタールームに向かった。送崎がチラッと緑谷の方をを見ると、そこには爆豪に睨まれて萎縮している緑谷の姿が目に映った。爆豪は緑谷に対して明らかに敵意を持っているし、緑谷も爆豪にひどく苦手意識を持っている。

まさか爆豪と組むことになるとは思わなかった

 

 (さて、どうなるか。)

 

そう思いながら送崎は演習場に向かった。

 

最上階にあたる5階の一室に大きな爆弾の形を模したハリボテが置いてあった。

 

「不本意だが、やるしかないか。爆豪勝己、お前はその持ち前の機動力と個性で奇襲をかけーーーーー」

「ッうるせェェェェ!!!!!」

 

 爆豪に声をかける。チームになった以上いがみ合っていても仕方ない。やるからには勝ちたい。彼とは敵対関係に近いようなものを感じるが、協力できるならしたいそう思っていたが爆豪は大声で怒鳴った

 

「クソカスが俺に指図してンじゃねェ!運良く1位になれたからって調子に乗ってンじゃねぇぞ!」

 

「・・貴様の言動は理解不能だ。何を怒っている?」

「あ!?テメェには関係ねェ!黙ってここを守ってろ!!」

 

爆豪は送崎に背を向け歩き出す。そして、背を向けたまま爆豪が声をかける。

 

「おい。デクは個性があるんだな?」

「デク?・・・で・・く。ああ、緑谷の事か。ソフトボール投げで貴様も見ただろう?あれが無個性に見えるか?」

 

「チィッ!!クソナードが!!!」

 

爆豪はそう怒鳴ると部屋から出て行った。

 

 

 冷静に潜伏して奇襲してくれるだろうか。もし単独行動に走れば爆豪は2対1で即確保されるだろう。

 

いっちょ敵(ヴィラン)らしく、本物の敵というのを見せてやりますか

 

 

 

 

 

 訓開始の時間が刻々と迫っていた。

「相澤先生の時と違って罰とかなくて安心したよー」

 

 麗日とは対照的に緑谷は震えていた。

「うぇっ!?安心してないっ!?」

 

「いや…その…相手がかっちゃんだから…入試1位の送崎くんもいるし…ちょっと…だいぶ身構えちゃって」

「爆豪くんってバカにしてくる人だっけ…?」

 

麗日が心配そうに緑谷を見つめる。

 

「嫌な奴なんだけど凄い奴なんだ…僕なんかより何倍も凄いんだ…だから今は、負けたくない…な…って…」

 

 いつの間にか緑谷の目は覚悟を決めた強い光を宿していた。

 

「男のインネンって奴だね!」

「あ、いやごめん麗日さんには関係ないのに…」

「そんなことないよ!同じチームじゃん!頑張ろう!」

 

 2人は拳を合わせる。戦闘訓練開始だ。

緑谷、麗日の順に並び、窓から潜入した。物音を立て無いように廊下を進む。

丁字路に差し掛かり、先頭の緑谷は慎重に左右を確認する。その時――

 

「危ない!!」

 

 先頭にいた緑谷が麗日を抱え込むように飛び込み、共に押され床に倒れる。と同時に頭上で爆発が起きた。

 

「こらデク、避けてんじゃねえよ」

 

 晴れた爆炎の先には爆豪が立っていた。

 

「かすった…大丈夫!?」

「うん!ありがと!」

 

 そう言いながら緑谷たちは素早く立ち上がる。緑谷の戦闘服の顔の部分が破けていた。奇襲をかけるなんて狡いと思ったが相手は敵チーム。きっと敵になりきっているのだろう。

 

「かっちゃんが敵ならまず僕を殴りに来ると思った」

 

緑谷の言っていたとおりだ

 

 緑谷の動きに関心した麗日だったがすぐ視線を爆豪に戻す。爆豪はもうこちらに向かって踏み込んでいた

 

「中断されねぇ程度にぶっ飛ばしてやらぁ!!!」

 

爆豪が振りかぶった右手を振り下ろす瞬間、緑谷が正面に割って入る。爆豪の振り下ろされた右腕を掴みそのまま背中に乗せ、地面に投げ落とす。

 

「すごい!達人見たい!」

「うう・・・!・・・ああ!!がはッ!?」

 

 爆豪は背中から地面に叩きつけられた。その隙に、2人は体制を立て直す。

 

「いつまでも雑魚で出来損ないのデクじゃないぞ…かっちゃん…僕は…頑張れって感じのデクだ!!」

「ムカつくなあああ!!!」

 

 爆豪は怒鳴ると同時に足元を爆破させその勢いで飛び込んでくる。

 

「麗日さん!行っ――」

「オラああ!」

 

 爆風によって遠心力が強化された回し蹴りが緑谷を襲う。しかし、緑谷はそれをしっかり両腕で受け止める。

 

「余所見か!?余裕だな!!」

 

 爆豪の声の後、再び爆発音が響いた。

 麗日は、爆豪を緑谷に任せ核を目指す。

 

 

――2対1で二人をそれぞれ即確保できたらいいけど、狭い通路だとかっちゃんの爆破は逃げ場なく不利だ。送崎くんも素早いし三次元に動かれると厳しい。そうなると時間切れになっちゃう。だから、誰か一人が核の遠くで敵チームの一人を足止めして、1対1で核を確保するしかないと思うんだ。麗日さんには大変な役を任せてごめん。でもきっとかっちゃんが僕をつけねらってくる。だから、かっちゃんは僕が止める。

 

潜入前、緑谷はそう言っていた。

 

 

 

 爆豪を緑谷に任せた麗日は、奇襲を警戒しながら足を進め最上階の一番広い部屋の入り口まで来ていた。急ぎつつも慎重に、索敵を怠らずここまで来たが人の気配は無かった。最後の一人、送崎はこの部屋にいるはずだ。

 そーと麗日は中を除きこむ。部屋の中はオフィスビルを模しているのか、事務机が並んでいる。奥の方の角に核らしき物が見えた。そしてその中央に立っている送崎

 

「・・・勢い良く飛び出した割に1人取り逃がすとは。やはり理解出来ないな。そこに居るのはわかっている麗日お茶子。貴様の相手は俺だ」

 

 

 

 

 




今回は少し短めです、これからも頑張って投稿していきます
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