ヒーローとして活躍したい滅却師   作:娯楽のチェスター

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どーも、チェスターです!(*`・ω・*)ゞ
暑い中、私めの小説を読んでくださりありがとうございますΣd(・ω・*)
これからも頑張って投稿していきますので応援よろしくです!


第七話 雄英体育祭

臨時休校で学校が休みだった日の次の日、遅刻ギリギリで送崎と爆豪は学校に登校した。教室に入ると、昨日のニュースのことで盛り上がっていた。どこのニュースでもUSJ事件を大きく扱っており、その折に生徒達の姿もテレビに映ったたこともあってか、クラスのほとんどの生徒がその話をしていた。そんな中、

 

 「今日のHR誰がやるんだろ?」

 「そうね。相澤先生は怪我で入院中のはずだし」

 

芦戸と蛙吹が話していると

 

 「おはよう…」

 「「「相澤先生復帰早ええええ!!」」」 

 「怪我は大丈夫なのですか?」

皆の予想とは裏腹に包帯を全身に巻いている相澤がドアから入ってきた。どう見ても動ける状態じゃ無いのにそれでもHRに来る相澤のプロ意識に驚く生徒一同。そんな生徒達の心配を他所に相澤はいつも通り教壇に立つと、いつものように話し始めた。

 

 「俺の安否はどうでもいい。それにお前も重症だったろ送崎。何よりまだ戦いは終わってねぇ」

 

相澤の言葉に身を固くする生徒達。まさかまた敵が!?などと心配している生徒もいる中、相澤が一言

 

 

 「雄英体育祭が迫ってる。」

 

 

 「「「クソ学校っぽいの来たああああ!!!」」」

 

クラス中が歓喜に沸いた。しかしその後、敵に襲撃された直後にそんなことやって大丈夫なのかという質問が出た。これに対し相澤は、逆に開催することで雄英の警備体制は盤石だと世間に示すためだと答え、警備も例年の5倍にする旨を伝えた。それに何より、雄英の体育祭は日本のビッグイベントの一つ。国民の注目度がすごく高い。更に全国のトップヒーローもスカウト目的で見に来る。将来プロヒーローを目指している生徒達にとっては絶好のアピールの場になるわけだ。いずれにせよ、敵の襲撃如きで中止していい催しじゃ無いというのが雄英の考えらしい。相澤は気合いに満ちた様子の生徒達を見渡しながら

 

 「年に一回、計三回だけのチャンス。ヒーロー志すなら絶対に外せないイベントだ。その気があるなら準備は怠るな!」

 「「「はい!」」」

 

最後にそう言ってHRを終える。午前の授業が終わり、昼休みになっても教室では体育祭の話題で持ちきりだった。特に麗日なんかはいつものキャラが崩れるほど張り切っていた

 

 「いつもよりテンションが高いな」

 「君は違うのか?ヒーローになるために在籍しているのだから燃えるのは当然だろう!?」

 

クラスの皆の様子を若干引き気味で見ながらそう呟くと、飯田が聞いてきた。

 

 「燃えるほどではない」

 

送崎が答えるのを聞いた緑谷はふと思った

 

 (そういえば送崎君や麗日さんには聞いてなかったな…)

 

 

 

 

 

 「麗日さんと送崎君はどうしてプロヒーローになろうとしてるの?」

 

いつもの5人で食堂に向かっている最中、緑谷が二人に尋ねる。

 

 「え~っと、それは…そのぉ…」

 

突然緑谷に質問され、一瞬驚いた様子だったがその後遠慮がちに答える麗日

 

 「お…お金!?お金欲しいからヒーローに?」

 「究極的に言えば…そうなるかな。いや、なんか恥ずかしいな」

 

思わず聞き返してしまう緑谷に恥ずかしそうな感じで答える麗日。何でも、麗日の実家は建設会社を営んでるらしいが、あまり上手くいってないらしい。そこで麗日は将来自分がヒーローになり、たくさんお金を稼ぐことで両親に楽させてやりたいと思ってヒーローを目指したのだという。麗日の家族愛に緑谷と飯田が感心していると、

 

 「緑谷少年がいた!ご飯一緒に食べよ。」

 

突然オールマイトが現れ、緑谷を連れてどこかへ行ってしまった。そんなこんなで3人で食堂に行くことになり、券売機の前で並んでいると飯田がふと思い出したかのように送崎に尋ねた。

 

 「送崎君はなぜヒーローを志しているんだい?」

 「あ、私も気になる!」

 

歩む足が止まる。そして黙り込む送崎

本音を言えば、贖罪の為だ。己が殺めてしまった子供達の為に

少しの沈黙の後、口を開く

 「…強いて言うなら、復讐の為でもあり、贖罪の為でもある」

 

 

正直に答える送崎。彼の思わぬ答えに驚く二人。

 

 

 「ふ、復讐?それに贖罪とは…」

 「…なに昔の話だ。俺は昔、人の命を奪ったことがある。1人や2人ではない」

 「そんな…」

 

飯田と麗日は意外そうに彼を見る。彼の優秀については2人ともよく知っている。だからこそ2人は、きっと送崎には何か目標があり、その目標を達成するために人一倍努力してきたのだろうと勝手に思い込んでいた。

 

「幻滅した…そういう目をしているな。言っただろう?俺はそんな立派な奴ではないと…腐っているのさ俺は」

 

それだけを言い残してその場から離れた送崎。彼の後ろ姿を見つめる飯田と麗日

そんな中、麗日は彼が前に話してたことを思い出していた

 

『少年が拾われた先に待っていたのは地獄であった。来る日も来る日も自分の個性の実験ばかり、だが少年は抗わなかった。これが己の運命なのだと、こうするしかないのだと・・・そうして少年は超えてはいけない一線を超えてしまった。何故かって?諦めていたからさ己の運命に・・・』

 

あの少年の話は過去の自分自身のことを語っていたのだと理解した

故に彼に同情してしまった。彼にそんな辛い過去があったのを

 

その後、いつものように食事をとり、昼休みが終わると午後の授業が始まった。緑谷も午後の授業が始まる前には教室に戻ってきた。そして授業が終わり、生徒達が下校しようとすると

 

 「な、ななな何事だぁ!?」

 「何だよ出れねぇじゃん!何しに来たんだよ!」

 

麗日と峰田が教室の前の光景を見て声を上げる。そこには他の科と思われる生徒達がA組のクラス前に集まり、教室の中を覗いている光景があった。そんな中、爆豪が

 

 「敵情視察だろザコ」

 「おい、爆豪。すぐに人に向かって雑魚と呼ぶのはやめておけ」

と吐き捨てるように言う爆豪に注意する送崎。しかし、爆豪はたむろしている生徒達の前に行くと

 

 「敵の襲撃を耐え抜いたヤツらだもんな、体育祭の前に見ときたいんだろ。そんなことしたって意味ねぇから。どけモブ共!」

 「知らない人のこととりあえずモブって言うの止めなよ!」

 

相変わらずの爆豪に対し、後ろからツッコミを入れる飯田。すると、

 

 「噂のA組、どんなもんかと見に来たが随分と偉そうだよなぁ。ヒーロー科に在籍するヤツは皆こんななのかい?」

 「あァ?」

 

生徒の群れを後ろからかき分けて一人の生徒が前に出る。青い髪の毛で眠そうな顔をした少年だった。

 

 「こういうの見ると幻滅するなぁ。普通科とか他の科ってヒーロー科落ちたから入ったって奴結構いるんだ」

 「……」

 「そんな俺らにも学校側はチャンスを残してくれてる。体育祭のリザルトによっちゃヒーロー科編入も検討してくれるんだって。その逆もまた然りらしいよ。」

 「「「!?」」」

 「敵情視察?少なくとも俺はいくらヒーロー科とはいえ、調子に乗ってっと足下ゴッソリ掬っちゃうぞっつー宣戦布告しにきたつもり」

 (((この人も大胆不敵だぁ!!)))

 

爆豪と謎の生徒が黙ってにらみ合っていると、

 

 「おうおう!隣のB組のモンだけどよぉ!敵と戦ったっつうから話聞こうと思ったんだがエラく調子づいちゃってんなぁオイ!!」

 (また不敵な人来た!!)

 

B組の生徒だというガラの悪そうな少年まで割り込んできた。爆豪に対して何か喚いていたが、それを無視して爆豪は帰ろうとする。

 

 「待てこら爆豪。おめーのせいでヘイト集まりまくってんじゃねーか!どうしてくれんだ!」

 

切島は慌てて帰ろうとする爆豪を呼び止める

 

 「関係ねえよ」

 「あぁ?」

 「上に上がりゃ関係ねえ」

 

切島にそう言い残して爆豪は教室を後にした。その言葉を聞いたA組の生徒達は静かに闘志を燃やす。そして今度は送崎が前に出ると、

 

 「邪魔だ」

 

青い髪の生徒に言い放つ。

 

 「 ッ!?」

 

仮面の中から見える目が青髪の生徒を睨む。気圧されたのか、素直に道を空けた。送崎は緑谷達の方へ振り返り、

 

 「何をしている、早く帰るぞ」

 

一言そう言うと教室から先に出て行った。緑谷達も急いでその後を追った。こうして敵襲撃開けの初めての学校は終わった

そしてその後二週間、皆各自でトレーニングをして、日本最大の催しである雄英体育祭に向けて準備を進めていた。

 

そして二週間後、ついに体育祭当日。いよいよ祭典の幕が開く。

 

雄英高校体育祭当日。会場には多くの人であふれかえっていた。日本を代表する催しなので毎年人はたくさん集まるのだが、今年は例年に比べてもその数は多い。その理由は一つ。先の敵襲撃事件だ。雄英は敵襲撃を受け、ヒーローによる警備を例年の五倍にすることを決めた。そのため、今年は全国各地からプロヒーローが集まっている。そして何より、敵襲撃を受けたのにもかかわらず全員生き延びた一年A組の注目度が世間的に高く、会場には多くの観客が足を運んでいると言う訳だ。そんな大注目の一年A組の生徒はと言うと、控え室で全員待機していた。入場の知らせがあるまでここにいなければならないらしい。格好は皆体操着。何でも公平を期すためにコスチュームの着用は不可らしい。人それぞれだが大半の生徒達は緊張している面持ちだった。そんな中、轟が緑谷の方へ歩み寄り声をかける。

 

 「緑谷…」

 「轟君…何?どうかしたの?」

 

皆が二人の方を見つめる中、轟は言葉を続けた。

 

 「客観的に見ても実力は俺の方が上だと思う」

 「えっ…うん。」

 「けどお前、オールマイトから目かけられてるよな。別にそこ詮索するつもりはねぇが…お前には勝つぞ」

 「!?」

 

轟が緑谷にそう言い放ち、じっと見据える。控え室に緊張が走る。

 

 「おお~クラス最強候補の一人が宣戦布告?」

 

上鳴がボソッと呟くと、座って見ていた切島が立ち上がって仲裁に入る。

 

 「おいおい急にけんか腰でどうした!?直前に止めろって」

 「仲良しごっこじゃねぇんだ。何だっていいだろ」

 

切島の手を振りほどき、轟は自分の席に戻っていく。すると

 

 「轟君が何を思って僕に勝つって言ってんのかは分かんないけど…そりゃ君の方が上だよ。実力なんて大半の人に敵わないと思う。客観的に見ても」

 「……」

 「緑谷もそういうネガティブなこと言わない方が…」

 「でも…みんな……本気でトップを狙ってるんだ。遅れをとるわけにはいかないんだ。僕も本気で獲りに行く」

 

緑谷が静かに、しかし強い意志をこめてそう宣言する。緑谷の言葉を聞くために足を止めていた轟だったが、再び自分の席まで歩き出した。そしてチラッと送崎の方を見るも、特に何も言わずそのまま着席した。

 

そしていよいよ入場の時が来た

 

 

 




今回も短いです、すみません(´・ω・`)
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