小説を書くのは人生で初めてなので下手ですが、短いので最後まで読んでいってくれると嬉しいです。
ではどうぞ
皆は、不良をどう思うだろうか。
僕は、他人に迷惑をかける彼らが嫌いだ。
コンビニの前を占拠したり、弱いものからカツアゲしたりする彼らが嫌いだ。だから僕は、昔は彼らを止めたりしていた。力で人を制する者を力でねじ伏せてヒーローになったつもりでいた。
だが、大人にそれは通用しない。
僕が立ち上げた会社が倒産した。
僕のミスで41人が失業した。
僕は多額な借金を抱え、家を失い、巻き込む訳にはいかないので家族とは縁を切った。
もう三日も食べていない。
だが、それは今関係ない。関係あるのは、
「こんなに天才(と昔は言われていた)でイケメン(自称)な40代のおにいさん(おじさん)を十人で追いかけるとか頭おかしいぞ君たち!」
そう、今絶賛、不良たちとの鬼ごっこをしているのだ。
捕まったら鉄バットでボコされると経験が言っている。そしてボコされると多分死ぬともうほとんど動かない体が言っている。そして僕が誰よりも分かっている。もう逃げる力が残ってないと。
それでも僕は走り続け、とある路地裏で倒れた。もう動けない。
直後、僕の背中に衝撃が走る。そこからはひたすらボコボコにされた。
肩、足、脇腹、腕...頭を狙ってこないあたり、殺す気はないのだろう。
だが、僕に動く力は残っていない。
くそ...この僕をボコスカボコスカたたきやがって...
<確認しました。打撲耐性獲得…成功しました。続いて、物理攻撃体制獲得…成功しました。物理攻撃耐性を物理攻撃無効に進化させます…成功しました。>
ん?なんだ今の?...幻聴か
それにしても、痛みを感じない。もう体の感覚がないってことか...腹減った。疲れた。眠い。疲れた。腹減った。疲れた。腹減った。疲れた。休みたい。
<確認しました。疲労無効獲得…成功しました。続いて、「飢エルモノ」獲得…オークロードじゃない為失敗しました。
代行処置として、食事、睡眠の不要な身体を作成します…成功しました。>
「兄貴、こいつ死んでないっすかね。」
「いや、そんなことは無...い...逃げるぞ」
そうして不良たちは逃げていった。
「ハハッ残念だったな。この路地裏は監視カメラがあるんだよ...お前らはただじゃすまない...僕の...命は...軽くない...ハハッハハハッ…」
<確認しました。置キミヤゲ獲得…成功しました。>
「僕の命で君たちに教えてやろう...人殺しの罪の重さを...死者から...学べ...」
<確認しました。ユニークスキル「ハデス」獲得…成功しました。>
「はあ、僕は...いつ道を...間違えたのだろう...か...誰かに...助けて...ほしかった...光輝く...ヒーローに...」
<確認しました。ユニークスキル「導カレルモノ」獲得…成功しました。続けて、「英雄召喚」獲得…成功しました。>
オイ!「導カレルモノ」ってなんだよふざけてんのか!俺は導く側だ!
...でも、もし来世があったら、リーダーになるのはもう懲り懲りだな...
それが、僕がこの世で最後に思った言葉だった。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ついでにこの話、全体的に「僕」が悪いです。会社があったときは、不良たち相手にストレスを発散するようにボコボコにしてました。
あと、三上悟(リムルの前世)と違って、「僕」は妻と12歳の息子がいました。
スキルの詳細は次回やります。
ヒントとして、ユニークスキル「ハデス」は、ギリシャ神話の冥界の神ハデスが、地上の最新情報を最近死んだ人から聞いていた、という話をモチーフにしています。
さて、主人公の名前は...どうしよう...