ありふれた戦闘民族で世界最強   作:やってられないんだぜい

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すみませんオリジナル展開書いてたらオルクス入れませんでした。
次回に持ち越すので許してください!

 では本編どうぞ



月下の語らい

 ハジメside

 

 訓練が終了した後、いつもなら夕食の時間まで自由時間となるのだが、今回はメルド団長から伝えることがあると引き止められた。何事かと注目する生徒達に、メルド団長は野太い声で告げる。

 

「明日から、実戦訓練の一環として【オルクス大迷宮】へ遠征に行く。必要なものはこちらで用意してあるが、今までの王都外での魔物との実戦訓練とは一線を画すと思ってくれ! まぁ、要するに気合入れろってことだ! 今日はゆっくり休めよ! では、解散!」

 

 そう言って伝えることだけ伝えるとさっさと行ってしまった。ざわざわと喧騒に包まれる生徒達の最後尾でハジメは天を仰ぐ。

 

(……本当に前途多難だな)

 

 ハジメは部屋に戻るとベッドにダイブし「ふぅ~」と気を緩めた。周りを見渡すと大地の姿はない、「まだやってるのかな?やっぱりすごいな」と、呟く、どうせいつもの場所だろうと思った。

 

 明日から早速、迷宮に挑戦だ。今回は行っても二十階層までらしく、それくらいなら、ハジメのような最弱キャラがいても十分カバーできると団長から直々に教えられた。ちなみに大地はほぼ戦わないとのこと、なんでも大地が戦うと意味がないという。それに対して天之川君はなんか言ってたが八重樫さんとかはどこか納得いっている顔をしていた。

 しばらく、借りてきた迷宮低層の魔物図鑑を読んでいたハジメだが、少しでも体を休めておこうと少し早いが眠りに入ることにした。学校生活で鍛えた居眠りスキルは異世界でも十全に発揮される。

 

 しかし、ハジメがウトウトとまどろみ始めたその時、ハジメの睡眠を邪魔するように扉をノックする音が響いた。

 

 少し早いと言っても、それは日本で徹夜が日常のハジメにしてはということで、トータスにおいては十分深夜にあたる時間。怪しげな深夜の訪問者に、ハジメは緊張を表情に浮かべる。

 

 しかし、その心配は続く声で杞憂に終わった。

 

「孫くん、南雲君、起きてる? 白崎です。ちょっと、いいかな?」

 

 

なんですと? と、一瞬硬直するも、なんだ、大地かと自己解決し、ハジメは扉に向かう。そして、扉を開けるとそこには純白のネグリジェにカーディガンを羽織っただけの香織が立っていた。

 

「……なんでやねん」

「えっ?」

 

 ある意味、衝撃的な光景に思わず関西弁でツッコミを入れてしまうハジメ。よく聞こえなかったのか香織はキョトンとしている。

 

 ハジメは、慌てて気を取り直すと、なるべく香織を見ないように用件を聞く。いくらリアルに興味が薄いとはいえ、ハジメも立派な思春期男子。今の香織の格好は少々刺激が強すぎる。いくら白崎の想い人が親友の大地とはいえ!

 

「あ~いや、なんでもないよ。えっと、どうしたの?何か連絡事項でも?」

「ううん。その、2人と話したくて。そういえば孫君は?」

 

 白崎は思い出したかのように部屋を見渡しもう1人を探す。ハジメは白崎を見た。

 

 「・・・白崎さんならいっか、ついてきて」

 「あ、うん。分かった」

 

 ハジメと白崎は森の中に入っていった。白崎は少し怖くなってきたのか、ハジメの服のはじを掴む。ハジメからしたらそういうのは大地にやってくれと思いはするが夜の森の中に連れてきてそれはかわいそうだろうという事で言葉にはしない。

 

 「ねぇ、南雲・・君?どこまでいくの?」

 「もうつくよ、ほらついた。そこの草むらからのぞいてごらん?」

 

 白崎はハジメに促され草から向こうを見る。すると驚きの光景が見えた。

 

 「9900、9901、9902」

 

 そこには逆立ちしながら片腕で人差し指だけで、さらに自分の何倍ものある岩を足の上に乗っけて指立てしている大地の姿があった。白崎は口が開き切っていた。

 

 「・・・・南雲、君。あれ、どうやってるの?」

 「さあ、僕もわからない。でも僕が最初にこの光景を見たのはここに来て2日目だった。目玉が飛び出るかと思ったよ。それから毎日やってるよ」

 

 白崎は信じられなかった。ここに来て2日目ということはステータスプレートをもらった日だ。そしてその日は座学しかやってない。てことは地球にいた頃から同じようなことをしているということだ。まあここに来てからもあんなのできるなんで思えないが。

 

 「後、多分大地君は僕達のこと気付いてると思うよ。あの日大地君より早く部屋に戻った後、ベットに入るとすぐ寝たんだ。多分ありえない光景を見たからだと思う」

 

 そうしてハジメは思い出しながら語り始めた。

 

 

 

 

 僕は部屋のガチャという音に目を覚ました。

 

 「ふぅ、ハジメはもう寝てるかな。でも多分あの気はハジメのものだった。多分見られたんだろうな。まぁハジメならいいが」

 

 僕の耳に聴き慣れない単語が入った。(き?きってなんだ?もしかして大地君はそのきってやつで気配が分かるのか?)僕は寝たふりしながらそんなことを思った。なんで寝たふりしたかはよく分からないけど、したほうがいいと思った。

 

 「こんなんじゃいざとなった時、ハジメとかを守れない。もっと力をつけなきゃ、あん時と同じになっちまう」

 

 僕は、その言葉がとても嬉しかった。そこまで自分の事を思ってくれていたなんて。僕は次の日からもっと真剣になってここの知識をつけようと思った。

 

 「そんなことがあったんだ」

 「そんなことがあったんだ(いいなぁ、南雲君。孫君にそこまで思われてるなんで)」

 

 大地が10000というと、腕立てをやめた。最初だから決めていたんだろう。すると大地は僕達の方を見て言ってきた。

 

 「そこにいるのは気付いてるよ、ハジメ、白崎」

 「⁈」

 「やっぱりばれてたんだね」

 「やっぱりって、俺の力知ってたのか?」

 「ちょっとね」

 

 白崎は本当にハジメの話が本当だったことに驚いた。

 

 「それにしてもこんな夜中にどうした?ハジメはともかく白崎まで」

 「白崎さんが話があるみたいだからね」

 「話?」

 

 大地は白崎に尋ねる。すると少し遠慮気味に白崎が話し出した。

 

 「う、うん。あのね、明日のオルクス大迷宮のことなんだけど留守番していてほしいの!」

 「えっと、それは今のを見ても僕達が足手まといだったかな?」

 「いやいや、違うよ、あれを見た後で敵うと思えないし。」 

 「だったらなんで」

 

 そこから白崎はポツポツ話し出した。嫌な予感がすること、俺たちが消えてしまう夢を見たこと。ハジメは夢は夢だよというがこういうときに見る夢は案外馬鹿にできない。そのせいか白崎は俯いている。あの後から俺は少し白崎のことを避けている。だからって何もしないわけにはいかない。しょうがないか

 

 「白崎、これから見ることは他言無用にできるか」

 「えっ、うん。出来るよ」

 「じゃあコレを見てくれ」

 

 大地は自分のステータスプレートを白崎に見せた。白崎は目を点にしている。ハジメをそれを見て、自分も見たいとのぞき込み、白崎と同じように点しなる。

 

 「見てくれたな、じゃあ少し下がっていてくれ、今から超人化するから」

 

 白崎とハジメを見合ってお互いうなずく。そしてさっきいた草に行く。すると大地が足を肩幅ちょいに開き両腕を腰に構えてる。すると小鳥達が飛び出し、風が吹く、森が揺れる。そして大地は短い掛け声とともに気は一気に膨れ上がる。すると金色のオーラが出て、髪が反り立ち金色になった。

 

 「大地君、その姿は?」

 「ああ、ステータスプレートには超人化って書いてあっただろ?本当は超サイヤ人って言うんだ」

 「超サイヤ人、ん?サイヤ人って何?」

 「ああ、お前らには言ってなかったな、俺はサイヤ人っていう種族、平たくいやぁ宇宙人ってやつだ。(本当は転生者だけどそこは隠しとくか)」

 

 ハジメ達は驚きの連続で頭がショートしていた。急に姿が変わり自分は宇宙人だって言われたら誰だって驚くだろう。

 

 「コレが俺の奥の手のひとつだ。どうだ、少しは安心できたか白崎?」

 

 大地は安心させるように優しい声で白崎に問う。白崎はまだ不安そうだった。

 

 「ならこうしよう、指切りげんまんだ。絶対俺は帰ってくる。約束だ」

 

 大地は小指を向ける。それに意外だったのか、白崎は一瞬動きが止まったのだが、すぐに笑い出した。大地はいったいどうしたのかと慌てたが、おかしくなったわけではなかった。

 

 「ごめん、ごめん。なんか懐かしくなっちゃって」

 「懐かしく?」

 「うん。私と孫君がよく話すきっかけになった出来事があったよね」

 「ああ、あのカツアゲか」

 「うん、強い人が暴力で解決するのは簡単だよね。実際孫君強かったけど。光輝くんとかよくトラブルに飛び込んでいって相手の人を倒してるし……でも、強くても相手を傷つけないことや、自分が傷つくの覚悟で止めることなんて誰でもできないことだと思うの。あの不良に何分間も殴られてるのに全然倒れなくて、先に相手が疲れちゃって去ってったけどあんなすごいことできる人見たことなかった。……実際、あの時、私は怖くて……自分は雫ちゃん達みたいに強くないからって言い訳して、誰か助けてあげてって思うばかりで何もしなかった」

 「白崎……」

 だから、私の中で一番強い人は孫君なんだ。もちろん力もだけど心の強さだよ。……孫君みたいになりたくて、孫君の隣に立てるような人になりたくて、もっと知りたくて色々話し掛けたりしてたんだよ。孫君頭いいせいか直ぐに寝ちゃうけど……」

 「それは、」

 

 大地は言えなかった。修行で疲れていることもそうだが、自分が転生者で特典のせいで頭が良くなっていることを。

 

 「だから私が治すよ。私治癒師だから回復使えるし、また孫君が誰かを守るために自分が盾となって傷ついたら私が治してあげる!」

 「白崎、ありがとう。」

 

 それから大地達は少し雑談後、大地はまだ続けるということで白崎達は帰ることにした。大地はハジメにしっかり送るんだぞ、と念を押して言い、ここで終われば良い感じで終わった。しかし白崎は気になってたことを言い出した。

 

 「そういえば、私の気のせいなら良いんだけど、最近私のこと避けてたよね?なんで?」

 

 場は一気に静まり返りハジメはここで聞くか、と頭を抱えた。大地はゆっくりと口を開いた。

 

 「白崎、自分で考えろ、俺は修行の続きをする。話は以上だ」

 「え、どうしたの?孫君、孫君!」

 

 それ以降大地は空想の相手と戦いハジメ達の方に耳を傾けることはなかった。

 

 

 帰り道無言で帰ってた。白崎は泣きそうになりながら口を開く。

 

 「ねぇ、私嫌われちゃったのかな?」

 「そんなことはないよ!大地君は白崎さんのこと心配してたじゃん」

 「でも、」

 

 

 「ねぇ、南雲君。どうしてか分かる?」

 「・・・・多分想像つくよ」

 「なら教えて!このまま避けられるなんて嫌だよぅ」ヒック

 

 白崎はとうとう泣き出してしまった。ハジメは慌てた。同時大地のことを恨んだ。こんな役目を僕に押し付けるなんてっと。部屋に着く頃に白崎はやっとのことで泣き止んでくれた。

 

 「ごめんね、ヒック、迷惑かけちゃって」ヒック

 「大丈夫だよ、大地が悪いんだから。さっきのことだけどヒントあげるよ」

 「ヒック、ヒント?」ヒック

 「ここに来たときのことを思い出して。白崎さんはなんで言ったのか、どんな行動を取ったのか。後は自分で思い出した方いい。頑張って!僕は大地と白崎さんのこと応援してる!」

 「ええ⁈な、なんのことかな?全然分かんないよ」アセアセ

 

 白崎は分かりやすく動揺した。人差し指と人差し指を合わせてみたり顔をキョロキョロしたりした。

 

 「はは、分かりやすいね。じゃあここでいいかな?」

 「あ、うん。ありがとう南雲君相談に乗ってくれて」

 「うん。じゃあ頑張ってね。お休みなさい」

 「うん。お休みなさい」

 

 僕は白崎さんにお別れした後帰りながら話を思い出していた。(白崎さん僕はひとつだけ君に隠していることがあるんだ。あの時大地君はこう続いて言った)

 

 「白崎、俺は絶対君を守る。確かにあの時君に失望した。それでも守る。それは君が俺の初恋の人だからだ。そのためにもっと強く守る」

 

 いやー、聞いてて恥ずかしかったなぁ、いやー青春だなぁ。ハジメが呑気に考え事をしてる姿をある1人の男が見ていた。

 




阪神勝てない!どうして!くぞ!
 すいません。荒れていました。

 次回のありふれた戦闘民族で世界最強は
 オルクス大迷宮
 ぜってぇ見てくれよな!

 これのダンまちバージョン書いてもいい?

このままだと大地の無双だけで終わってしまうんですが、それだと面白くないと思うので敵を増やしたいんです。そこでよければ下のうちから誰か選んでほしいです。

  • 敵増やさず大地の無双
  • フリーザ
  • セル
  • ブウ
  • ベビー
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