結局、風鳴さんと遭遇する事なく、コンサートの日を迎えた。
俺は、コンサート会場の前にいた。
「ふっ、今までの俺とは、一味違うぜ。」
サクラは、時間が操れることが分かってから、
人に見つからない場所を転々としながら、
シンフォギアを出したり引っ込めたりの練習して過ごした。
コンサート会場に沢山の人が入っていくのを、眺める。
「‥‥‥ある程度、人が来たね。」
サクラは、コンサート会場の搬入口の方に移動する。
スタッフが忙しなく、出入りしている扉を見つけた。
スタッフが扉を開けた瞬間に時間を止めて、会場に入る。
「ふっ、楽勝だぜ。」
サクラは、ステージを目指す。
しばらくして、
「‥‥‥道に迷った。時間停止も解除されちゃってるし、
どうしよう‥‥‥。」
サクラは、偶々見つけたトイレの個室で頭を抱えていた。
圏外のスマホを取り出し、時間を見る。
「始まるまで、5分前、‥‥‥間に合わない。」
サクラは、立ち上がり個室から出る。
「ええい!なるようになれ!」
そのままトイレを出ようとした時、
「むっ?ここは関係者以外立ち入り禁止のはずだが?」
この時間では、初対面の風鳴さんがいた。
「あ!?あの!道に迷ってここに来ちゃったんです!」
この場を勢いで乗り切ることにした。
「‥‥‥迷ってここまで?」
「はい!」
「分かった。ここで待って欲しい。」
「?分かりました。」
風鳴さんがこの場から立ち去り、少しするとスタッフの人が来た。
「迷子の子ですね。」
「あ、はい」
「会場は、こちらですよ。」
スタッフの案内で、会場にあっさり着いた。
「では、良い1日を」
「ありがとうございます。」
会場に入ると丁度、一曲目が終わった所だった。
ツヴァイウィングが次の曲に移るところだった。
「みんなーー、まだまだ行くぞ!」
その声が、合図だったかのように観客席の方が爆発する。
(未来が変わったから、ステージの方は爆発しなかったって事かな?)
サクラは、爆発した所を見ているとノイズが出てくる。
「さて、初のノイズ戦!時間を操る力で無双してやるぜ!」
16周目
「‥‥‥ノイズは強敵だったよ。」
俺はいつもの神社で、仰向けになって星空を眺めていた。
コンサートで現れたノイズと戦ったが、
「1対多数の戦いは、無謀だったよ。」
サクラは、戦いで24秒しか持たなかったことに頭を悩ませていた。
「未来を変えるなら、まともに戦えないとか絶対やばい。」
砂時計を取り出し、過去に戻ることを決めた。
17周目
俺は過去に戻り、
「おらぁ!ノイズども覚悟しろ!!!」
天羽々斬を取り出し、ノイズの集団に立ち向かう。
29周目
ある程度、生き残れるようになったので、
風鳴さんと遭遇しなかった時の状況と同じことをして、
コンサート会場に来ていた。
「さて!リベンジだ。馬鹿野郎!」
30周目
「‥‥‥チートってなんだろう?」
星空を眺める。
「奏さんや翼さんみたいに戦えれば、良いのになぁ‥‥‥」
(本人のように戦えれば、ここまで苦労しないのに)
サクラは、唐突に閃く。
「そうだ!本人の戦い方を再現したらいいんだ!」
砂時計で、ツヴァイウィングの二人が時間をかけて作った戦い方を
自分の体で、できないかを考えた。
「まずは、翼さんから」
砂時計に意識を向ける。
すると温かい光に包まれる。
(お、行けそう)
さらに意識を集中すると輝きが増していく。
「いっけぇぇぇぇぇ!!!」
光が収まると手には、天羽々斬が握られていた。
「お!せい‥‥‥こ‥‥‥」
サクラは、自分の声が違う事と
剣を握っている手が、ギアで覆われていることに気付いた。
サクラは、慌ててスマホのカメラを起動して、自撮りしてみる。
写真を確認すると風鳴翼が、いい笑顔でピースをいていた。
「おお、美少女。‥‥‥じゃねぇぇ!?
求めてた結果と違う!!!」
サクラの嘆きが、夜空へと響くのだった。
誤字•脱字•感想あれば、お願いします。