高校生からの物語 完結   作:月島柊

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今回の登場人物
月島柊
月島胡桃
月島紅葉
以上3名


第11話 バーベキュー

 俺は紅葉の部屋でそのままベットに横になった。紅葉は風呂上がりで髪がほんの少し湿っていた。紅葉がベットに座ってドライヤーをかけている。俺は先に仕事を済ませてもう寝る準備ができていた。

 

「紅葉、乾きづらいか、やっぱり」

「うん。女性の悩みだよ」

 

髪が長いから乾きづらいんだな。紅葉は結構平均的な髪の長さだけど。

 

「ふぅ」

 

紅葉が疲れたように息を吐いた。そして、紅葉はいたずらっ子のように俺を見た。

 

「疲れたなぁ」

 

遠回しに何かしろって言ってるよな。何すればいいんだ。

 

「安心できるところに包まれたらなぁ」

 

抱いてほしいんだよね?多分。

 

「分かったよ。おいで」

「分かったか」

 

紅葉は横になっている俺に横から抱きついた。

 

「柊くんが家として行ったのってどこ?」

「えっと、ここから籠原行って、札幌、豊田、神保原で、今は深谷」

 

5回引っ越した。俺は中学卒業までここにいて、高校は魔法科高校に通うために籠原へ、今度は北海道の大学に通うため北海道へ、俺が彩に呼ばれて豊田へ、同居として神保原へ、そして結婚して深谷。こんな理由だった。紅葉とは秋田で分かれた。そういえば、紅葉は何してたんだろう。

 

「紅葉はどうしてたんだ」

「柊くんと分かれてから、高校は大曲の高校通ったよ。大学は秋田駅の近く。実は暁依くんが結構来てたんだよ」

 

暁依が来てたのか。だったらたまにカップラーメン以外も…

 

「あ、ずっとカップラーメンだよ」

 

エスパーか!俺は突っ込みを入れて紅葉に言った。

 

「暁依は作ってくれなかったのか」

「いつも早く帰っちゃって。」

 

だから作ってくれないのか。暁依自身もご飯作れないし。

 

「ずっとカップラーメンだと太っちゃうから、走ってたんだよ。ここら辺」

 

走ってたから体型維持できたのか。それでも問題はあるけど。

 

「柊くん…そんなことより…キス、しよ」

「…何言ってんの?」

「キス!」

 

キス!じゃないんだよ。何がキスだよ。したくないわけじゃないけど、こんな時間にか

 

「だめ?」

 

潤った目でこっちを見てくる。断りようがない。というか断れない。

 

「分かったよ」

「やった!んっ」

 

紅葉は言った瞬間にキスした。俺は抵抗なくキスされていた。

 

「ふぅ、私、かわいいかな」

「かわいいよ。」

「ありがと。柊くん」

 

そう言った紅葉はパタンと倒れた。疲れて寝てしまったらしい。俺もその横で寝ることにした。明日はBBQだから。

 

 俺は朝6時半に起きた。紅葉は俺の腕にしがみついて寝ている。起こすのはかわいそうだし、起こしたくない。けど買いに行けないからなぁ。転移魔法も一緒に転移しちゃうし…

 

「ごめん、起きなくていいからな」

 

紅葉の腕から俺は手を抜いた。紅葉は「んにゅ…」と声を出したが起きていない。俺は部屋から出て一階に降りた。胡桃はまだ部屋にいるらしく、まだいなかった。

 

(もう行くか…)

 

俺は車を出した。久しぶりにここに置いてった車使うか。俺は車の鍵を持ち、車のドアを開けた。

 

(あれ、なんか入ってる)

 

そこにあったのは紅葉と俺が写った2ショットの写真。なんであるんだろう。

 

(ああ、そういうことか)

 

もう一つあったのは紅葉の免許。この車を紅葉が使ってたんだ。けど、俺が最後に使ったときから一切変わっていない。大切に扱ってたんだ。俺は車庫から車を出した。

 

 25分ほど運転し、精肉店に着いた。その後、BBQの材料を買って家に帰った。

 

「おかえり」

「ただいま」

 

胡桃が降りてきていた。準備しないとだな。

 

「準備するよ。前みたいに熊が来ないように結界張っとく。半径50m以上は出れないからな」

 

俺は結界を張って熊などが入らないようにした。胡桃は炭を持ってきて、俺は土台を持ってきた。

 

「何時くらいからする?」

「18時くらいからにしよう」

 

俺は家の中に戻った。紅葉は廊下で、上半身を脱いで寝そべっていた。下もスカートで、なんか色っぽい。

 

「あ、おかえり」

「何してるの?」

「え?冷たくて気持ちいいから」

 

あ、そんな理由?俺は紅葉の横に寝そべった。

 

「裸でいると風邪引くから気をつけろよ」

「はーい」

 

俺は2階に上って昼寝した。紅葉が俺についてきて、平坦な場所に来るとペンギンのような歩き方をした。

 

「幼い時みたいだな」

「甘えてるだけ。」

 

紅葉は俺に飛び込んでくる。後ろから押されて少しバランスを崩したが、すぐに取り戻した。

 

「寝るの?」

「あぁ。疲れてるから」

「じゃあ私も」

 

紅葉は俺の腕にしがみついてベットに連れてきた。

 

「どう?」

「嫌じゃないけど…」

 

俺は紅葉を抱きながら目を閉じた。紅葉もぐっすりだった。

 




20:55開始
22:51~6:55就寝
7:19~12:45学校
13:52終了

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