月島柊(柊)
イザナミ
ミナト
以上3名
前までこの部屋はただのリビングだったのに、銃の置き場と化していた。
「ちゃんと分けててね、上側一帯が狙撃銃、中間ら辺が一般銃、下側が小型銃ね。愛用してるのは…」
イザナミは上側の銃をとった。じゃあ狙撃銃か。
「sniper rifle NO.1。半径80m以上の標的を撃てるの。」
「80mか。俺が使ってる魔法のIce attackと同じくらいだな」
Ice attackは半径82m。合計で約160mの範囲。スナイパーライフルも同じくらいだ。
「それぞれの特徴って言えば、銃は槍以上魔法未満の距離、魔法は銃以上の性能かしら」
「魔法だって近接もあるさ。Fire attackは半径10mもないんだからさ」
火攻撃のFire attackは半径5m~10m。火炎魔法はそれ以上、7m以上70m未満。
「そんな魔法もあるんだ。あ、そうだ。あの、ミナトさん?実はね、あの人…」
妙に区切りが多い。何かあるのだろうか。
「この世界NO.1になったのよ」
「へぇ、ミナトが」
イザナミが俺の口をふさいだ。何が、というかなんで塞ぐんだ。
「なに呼び捨てで呼んでるの!」
「だって俺の友達だし。なんなら呼んでもいいよ」
「呼ぶ!?ミナトさんを!?」
俺はミナトにチャットを送った。
〈来てくんない?〉
〈分かった。1分で着くからな〉
ミナトはもう出発したのか1分だと言った。イザナミが不思議そうに見る。
「本当に来るの…?」
「あと20秒くらいで…」
そう言っていると、ミナトが家の中に入ってきた。ミナトは模擬剣を持っている。
「あ、イザナミか」
「本当に来た!?」
驚くことでもないのに。というか、こいつリアルでも仲いいし。最近は会ってないけど。
「ミナトだ。よろしく、イザナミ」
「え、あ、はい!」
そんなに驚くかよ。たしかにNO.1剣士は驚いたけど。
「剣はなに持ってるんだ」
「えっとな、black swordと、あとfreezing swordもある」
氷結剣か。なんか強そうなの持ってるな。
「魔法使いなんて、女がなるもんじゃないんだな」
「それは魔女。この世界じゃ魔法使いは1番上の存在だし」
そう。この世界では魔法を使える人たちの中でも数種類の地位がある。1番下から
魔法使い受験生
魔法使い見習い
魔女・魔男
魔法使い助手
魔法使い
大まかに分けるとこの5種類。細かく分けると、魔法使いの中にも
初心魔法使い
五級魔法使い
四級魔法使い
三級魔法使い
二級魔法使い
一級魔法使い
魔法使い教員
神魔法使い
以上8種類。俺はNO.1何だから当然神魔法使い。弟子はまだ持ってないが、来ないのには理由がある。
「柊は目付きが怖いからな。弟子なんて来ないだろ」
「目付きの問題か、やっぱり」
目付きが異常に怖いらしい。俺は怖くしてる感じはないんだが、昔からそう言われている。
「そんなことない!柊は優しい!」
イザナミが大きな声で言った。
「えぇっ!?イザナミ!?」
「ははん、もしかして、柊のこと気にしてるのか?」
ミナトはからかうように言った。イザナミは反発するように言った。
「気にしてない!」
その時、突然高い音が鳴り響き、俺は倒れてしまった。
俺が目を覚ましたときには、何も変わっていないようだった。しかし、ずっと起きていた2人は俺に状況を話してくれた。内容は、「内側からリアルに戻れなくなった」らしい。外側からは入ってこられるため、実質
入ったら戻れない世界
状態になっている。
「死に戻りは」
「死んでもこっちの世界に
じゃあ、紅葉や胡桃とは…会えないのかよ…
「クリア条件はちゃんとある」
「何だ」
「魔術塔の完全クリア」
魔術塔のクリアって、全部で500階層あるっていう所に行くのかよ。
「まだ魔術塔は封鎖されてるから、今まで通り」
「そうか…」
俺は話題を変えたかった。
「それで、さっきの話の続きだけど、イザナミ、柊に気があるんじゃないのか」
「だからないってぇ…」
イザナミは困ったように言った。
「イザナミ、いいんだぞ。俺を好きになったって。リアルと仮想世界は別に結婚できるって決まりなんだから」
「う~…じゃあちょっと来て」
俺はイザナミについていった。そこは防音の効いた個室だった。
「まず、私の本名ね。私は琴葉。
琴葉、か。俺の名前は本名そのまま使ってるから別に分かるだろうけど。
「俺は月島柊。本名そのまま使ってる」
「へぇ、分かりやすくていいね。それでね、ここにつれてきた理由は」
イザナミ…いや、琴葉はこの部屋の説明をした。
「ここは普段私が銃の試し撃ちやってる部屋。柊くんの魔法と私の銃。どっちが強いか確かめたかったの」
「なるほど。じゃあ本気だすからな」
俺は「freezing」と言って氷結魔法を発動させた。先についたのは、
と思ったその時、銃を撃っていなかった琴葉が俺を押し倒した。
「私、柊くんのことが大好き。出れなくなるのは悲しいけど、柊くんといれるんだったら嬉しい。だから、ここにいる間だけでも、私と一緒にいて?」
「いいよ。一緒にいてやる」
俺は琴葉の肩をさわりながら言った。
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