高校生からの物語 完結   作:月島柊

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今回の登場人物
月島柊
ミナト
織音琴葉
新メンバー1名
以上4名


第14話 襲撃

 その日は琴葉の家で泊まり、翌日はレベリングに外へ出た。俺1人で行くことにして、琴葉は俺を見送った。

 

「行ってきます」

「行ってらっしゃい」

 

俺はドアを開けて外へ出た。その時、目の前に俺に銃口を向けた人々がやってきた。そして、俺はドンと撃たれ、肩に当たった。

 

【織音琴葉視点】

 

 私は柊くんが撃たれる瞬間を見ていた。柊くんは撃たれて倒れた。HPが128000あったのに、今は15700しかない。私は助けたい気持ちで銃を取ろうとした。えっと、こういうときは狙撃銃じゃなくて…あれ。なに使うんだっけ?私は焦って考えられなくなった。

 

「大丈夫。俺が行く」

 

ミナトさんが行ってくれた。剣を取り出し、剣を柊くんを撃った人たちに振った。

 

「柊くん!」

 

私は倒したのを確認して、柊くんに駆け寄った。

 

「うぅ…回復魔法は…使えないか…」

 

柊くんは血を流したまま倒れていた。起き上がれないんだろう。

 

「あの、月島柊くんってここにいますか?」

 

そう言って女性の方1人だけが訪ねてきた。

 

「あ、うん。ここに…」

 

私が指し示すと、女性の人は柊くんに回復魔法を使った。

 

「あ、かりな。いたのか」

「知り合い?」

「俺の妹」

 

柊くんは紹介してくれた。妹なんだ。

 

「月島かりなです。魔女だよ」

 

魔女ランクなんだ。柊くんより1つ下だ。

 

【月島柊視点】

 

 俺は起き上がって、琴葉、ミナト、かりなと一緒に外に出かけた。さすがに1人だけじゃ危険だと感じたからだ。俺は琴葉と手を繋ぎ、かりなをおぶり、ミナトは後ろからついてきた。

しばらく歩くと、森林にたどり着いた。ここで(モンスター)と戦い、レベル上げをするのだ。俺は遠くから無術式魔法、偵察を使用し、敵の様子を伺った。

 

「近距離系。LVは70」

「了解。ここは私の出番ね」

 

琴葉が俺の前に立つ。俺は位置を伝える。

 

「ここから20度くらい左向いたところ」

「このくらいね」

「あぁ」

 

琴葉は地面に寝る姿勢になり、狙撃銃を構えた。後ろからだとスカートの中が見えるから俺は横に行った。3秒のカウントが終わると、琴葉は銃を撃った。

 

「どう?」

 

俺がスキル、偵察で見ると、かすっただけのように見えた。端にちょっとした切り傷がある。

 

「ダメだな…俺が行こう」

 

俺は今いる場所から偵察スキルと魔法を同時に使用した。

 

「freezing sorcery」

 

結構な距離届くけど、どうだろう。俺が偵察スキルで見ると、まだかすっているだけだった。じゃあ最終手段だな。

 

「ミナト、頼んだ」

「よし、任せとけ」

 

ミナトは敵の方向に近づいていった。この時が、1番暇なんだよなぁ。

 

「なんかしない?」

「何するんだよ」

 

誰も思い付かない。遠距離だとこの場にいるから楽なんだけどな。

 

「倒したぞー」

『はやっ』

 

行ってから2分も経ってないのに。なんでこんな早いんだ。

 

「スピードに極力当ててるからね。」

 

そういうことか。俺は魔法だからそんなの必要ないんだ。

 

 森林を出ると、1人の少女が俺の方を向いて叫んだ。

 

「あのっ!」

「あ、俺かな」

「どう考えてもそうだろ」

 

自分のことを指差すと、少女は顔を縦に振った。やっぱる俺を呼んでるんだ。俺は少女の方に向かった。

 

「どうしたんだい?」

「神魔法使い様ですか!」

 

そう呼ばれたの初めてだし、様って…

 

「まぁそうだけど…」

「あの、私を弟子にしてくれませんか!」

 

弟子!?いやいや、俺が教えられるわけ…いやけど俺も神魔法使いか。できるにはできるのか?

 

「……」

「こいつだったらいいって言うから、いいんじゃないか」

 

ミナト!?何を言ってるんだ!

 

「ありがとうございます!」

「はぁ…」

 

俺はため息をついた。なんで俺がこんなことに…

 

 少女を連れて俺はレベリングをして、琴葉の家に戻った。もう帰れなくなってから2日か。この少女も帰れなくなっているのに、俺はなんて呑気だったんだ。

 

「えっと、魔法ランクはどれくらいだ」

「魔女見習いです」

 

魔女見習いってことは、魔女のひとつ下か。魔女試験は俺少しズルいことしたから、それ教えようかな。

 

「まずは飛行からだな。飛ぶイメージをして、真上に跳んでみて」

 

俺は飛行して見せた。少女は俺をずっと見ている。

 

「飛んでいいよ」

 

俺がそう言うと、少女は真上にピョンと跳んだ。少女はすごい勢いで上がっていってしまった。最初はこんなもんだ。

 

「君!」

 

俺は少女が落ちてくるのを腕を広げてキャッチした。

 

「大丈夫か」

「はい。」

 

俺は少女を空中に置くように離した。もうできるはずだ。

 

「きゃぁっ!」

 

少女は一瞬怖がったが、すぐに空中に立った。浮遊魔法だ。

 

「怖いか」

「怖いですよぉ…」

 

俺は少女のことを抱いた。俺が浮いているから落ちることはないはずだ。俺は少女に聞いた。

 

「君、名前は」

「さおとめまなかです。よく読みづらいとかって言われるんですけど」

「どういう字なんだ」

 

まなかは記述魔法で自分の名前の漢字を書いた。

 

「五月の女って書いてさおとめで、舞うに菜の花の菜」

 

五月女(さおとめ)舞菜香(まなか)か。珍しい苗字ではないけど、普通は早乙女って書いてるから珍しいのかな。

 

「タメ口で気軽に話しかけてくれ」

「うん!」

 

舞菜香は俺に優しげな笑みを見せた。笑顔が天使のようだった。




15日から17日は休止します

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