高校生からの物語 完結   作:月島柊

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今回はあの人物が出てきますよ!誰でしょうねぇ。しかし意外な感じで再会します!
今回の登場人物
月島柊
月島かりな
織音琴葉
ミナト
五月女舞菜香
再会する人物1名
以上6名


第15話 再会

 俺は琴葉の家にずっといたが、もちろんなにもしていなかった訳じゃない。琴葉と一緒日トークしたり、リアルの話もした。

 

「へぇ、そんなところから転移してきたんだ」

「あぁ。琴葉はどこから」

「東京の都心部。うるさくって、静かなこっちに来たの」

 

そういう理由でも来れるのか。なかなか有効活用も出来るものだな。

ブーッブーッ

俺のポケットの中からバイブ音が聞こえた。俺はスマホを取り出すと、メッセージを見た。胡桃からだった。

 

〈たくさん楽しんでる?なるべく

 すぐ行きたいんだけど、

 けど、努力はし

 てるよ?早く

 柊くんに会いたいから。はや

 く行けないかなぁ。うー

 ん、ちょっと考えてみるね!

 こっちではね、紅葉ちゃんと一緒に

 うた歌ったり、流し

 そうめんも食べたよ。柊

 くんも来れたらなぁ、って、

 さっきから紅葉ちゃんも言ってる。

 れんらくしなくてごめんね。

 てがみは無理かもだけど、家にちゃんといる。

 るすじゃないからね。〉

 

なんだろう。やけに長い長文。それに、改行するところが変なところもある。俺は琴葉にこれを見せた。

 

「なんか変じゃないか」

「うん……柊くん、縦読みしてみて。一番左を」

 

俺は言われた通り一番左の列を縦読みして、音読した。

 

「たすけて柊くんこうそくされてる…」

 

俺は頭のなかで変換させた。要するに、

 

「助けて柊くん、拘束されてる」

「そう。この世界のどこかで拘束されてるんだと思う」

 

そうか…気づいてほしくて送ってきたんだ。だけど、拘束犯に見つからないように…俺は胡桃のGPSを確かめた。

 

「柊、どこにいるんだい、胡桃は」

「胡桃ちゃんどこ!」

 

かりなとミナトも来た。表示されたのは

 

「砂漠のど真ん中か」

 

ミナトが言った。胡桃はここで拘束されているんだ。

 

「俺が転移する。みんなが掴まって」

 

俺たち3人はミナトの手を掴んだ。

ミナトが転移した先は砂漠のど真ん中。胡桃が砂の上に拘束されている。

 

「胡桃!」

「!んんんんっ!」

 

何を言ってるか分からないが、助けてほしいのは動きだけで分かる。手足をじたばたさせて、俺に伝えている。

 

「待ってろ、今助けるからな」

 

俺が胡桃のところへ向かうと、拘束犯が出てきた。

 

「あれ、居たんですか。」

 

拘束犯が話した瞬間、胡桃を助けることに成功した。見た感じ、魔法は使えなさそう。俺は胡桃をカプセルの中にいれ、周りを結界魔法で固めた。

 

「柊、胡桃を守ってろ!」

「わ、分かった」

 

俺はカプセルの中に入った。やっと、胡桃と近づくことが出来た。何日ぶりだろう。こんなに離れていたことはない。

 

「柊くん…怖かったよぉ…」

「よしよし、怖かったな」

 

胡桃は泣いて俺に抱きついた。涙が止まらずに流れ出ている。俺は撫でながら胡桃の情報を見た。LV1なのは当たり前だが、役職だ。そこには、Unknownと出ていた。

 

(不明…?なんだろう…)

 

俺が不思議に思っていると、胡桃は俺の肩でもぞもぞし始めた。

 

「んぐぅっ、柊くん…うあああぁ」

 

胡桃は号泣し始める。よっぽど怖く、寂しく、辛かったんだろう。拘束されているときは怖く、俺に会えなくて寂しく、拘束されて、会えなくて、生死も分からなくて辛い。全ての気持ちが入り交じっているんだ。

 

「胡桃、落ち着いて」

「落ち着けないよぉ…だって…1週間だよ?会ってないの」

 

そうか。もう一週間も経ってたか。こっちの時間は現実世界(リアル)の1.5倍で進んでるからな。こっちでは3日だが、現実世界(リアル)では7日経っている。

 

「寂しかったか?」

「うん…」

 

その時、カプセルの中に「ボオォン」と低い音が鳴り響いた。外でなんかあったんだ。俺が外を覗くと、3人がピースサインをしていた。勝ったんだな。

 

「胡桃、寂しさを消すために、楽しいことしようか」

「楽しいこと…?」

 

俺はカプセルにかかっていた浮遊魔法をといた。カプセルは急降下していく。地面にドンと着くと、転がっていく。

 

「ふにゃあぁっ」

 

胡桃は目が回っている。そして上り坂に到達して逆に回り始める。

これが何回か続き、やがて止まった。

 

「ふぅ…目が回るぅ…」

「大丈夫かよ、胡桃」

 

俺は胡桃の肩を掴んで言った。俺が悪いのもあるけど。

 

「そうだ、舞菜香が待ってるから行くからな」

「行ってらっしゃーい」

 

俺は飛行して家に向かった。

 

 空中で、舞菜香が飛んでいた。もう準備いていたらしい。

 

「舞菜香、今日はテストをしよう。ここから20kmの位置に俺が飛んでるから、そこまで全速力で来て」

「全速力って、時速何キロ?」

 

確か全速力だと180km/hだっけ。

 

「180キロ。6分40秒を基準に誤差±15秒で着いたら合格。今日の練習は終わりでいい」

「出来なかったら?」

「段々甘くしていくけど、7分20秒を超えるとなると永遠に繰り返す」

 

180km/hで20km飛行すると、加速含めて6分40秒から6分45秒で着くはずだ。

 

「じゃあ、スタート」

 

俺は先に20m地点まで先回りした。

タイムを測り、20mラインを通過したときには8分20秒。単純計算で100km/hで飛行したことになる。

 

「遅いな。今度は戻ろう。」

 

次は来たところを戻っていく。

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