月島柊
月島かりな
月島胡桃
織音琴葉
ミナト
五月女舞菜香
琴葉の父親
以上7名
2回目で戻ったときのタイムは7分。171km/hで飛行したことになる。
「まぁ、いいか。」
俺は舞菜香を置いて下に降りた。
「え、私は…?」
「帰ればいいさ。今日は終わり」
俺は地面に降りて、琴葉の家の中に入った。その時、耳を貫くような激しい音が聞こえてきた。
「何をやっている!」
男性の声だ。父親か何かだろう。怒られてるのかな。
ドンッ
床に叩きつけられるような音。俺は急いで部屋の中に入った。そこには、無惨に投げ捨てられていたたくさんの銃と、それを守ろうとしたのか、琴葉が床に倒れている。さらには俺の妻や妹の胡桃とかりなにまで被害が及んでいた。
「なんだ、これ…」
ミナトはまだ帰る前なのか、ミナトだけがいなかった。倒した本人もその場にはいなかった。なぜだろう。逃走でもしたか。今はそんなことより胡桃たちの救護が先だ。
「大丈夫か、琴葉」
「銃…」
かなりの打撃を受けたか。じゃあ胡桃はどうなんだ。
「胡桃、痛いとこあるか」
「…背中…」
話すことがままならないほどか。
「かりなも、痛いとこあるか」
「背中から首にかけてかな」
かりなは自分の回復魔法で治っていた。それ以外は全くだ。
【織音琴葉視点】
父親に叩かれ、銃を捨てられるとき、私は咄嗟に体を動かした。しかし、重い系統の狙撃銃が頭に直撃し、床に倒れこんだ。私の意識が
「大丈夫か、琴葉」
柊くんに話しかけられた。私は「銃…」と答えるだけだった。話す力がなくて。柊くんは他の2人も状態を確認していた。すると、隠れていた父親が出てきて、柊くんの後ろにナイフを突きつけたのだ。
「柊くん、後ろ」
私はありったけの力で言った。柊くんは後ろを向いたが、それと同時に父親が柊くんを刺した。HPゲージがみるみる減っていく。そして、カーソルがグリーンからブルーに変わる。父親のカーソルはイエローからレッドに変わる。
カーソルは、何も犯していない、HPも正常値だとグリーン、HPが半分を切るとブルー、HPが残り2割でピンク、HPが10%を切ると消える。柊くんは半分以下2割以上の状態。
父親は、人を怪我させたためイエローカーソル。そして、今は刃物で刺し、殺人未遂のためレッドカーソル。レッドカーソルは3日以上残ると、普段は強制送還。しかし、今は仮想世界の刑務所へ送られる。
柊くんのHPはまだ減っていく。やがてピンクカーソルになった。柊くんのMAXHPは148210。2割を切ったから残りは29642。
父親は逃げ出した。あとで警察に通報しておこう。私は柊くんに寄った。
ピンクカーソルの点滅だ。あと15%くらい。
「ヒール」
かりなちゃんが私に治癒魔法をかけた。私が「なんなら柊くんにも!」と言うと、かりなちゃんは首を横に振った。
「ランクが合わない。無理なの」
じゃあ、どうすればいいの…カーソルが消え、14821に減る。もう、出来ない。
「柊くん…最後くらい、抱いてあげるから…」
私は生きてほしいという気持ちで柊くんを抱きしめた。
「生きてよ…」
すると、抱きしめていた柊くんがゆっくりと動いた。
「んぐ?まだ眠いから…」
「へ?」
眠い?何が?
「あぁ、俺さ、寝てる間HP減るんだよ。大丈夫、500で止まるから」
「はああぁぁぁ…」
私は思いっきりため息をついた。なんだ、寝てただけかぁ。
「じゃ、じゃあお父さんに刺されたのは?」
「あれは防護魔法で弾いた。眠いから寝た。以上!」
「以上!」じゃないの!
「もうっ、心配させないでよ…私、本気で心配したんだから」
「ごめん。じゃあ、みんな。お詫びに、ハグしてあげるよ。おいで」
俺はみんなを呼んだ。ミナトは「ハーレムになっとけ」と言って外に出ていった。ハーレムって…そんなんじゃないし…
胡桃は俺にゆっくりと優しく包み込むようにハグしてきた。かりなは走ってきて、俺に飛び込んでくる。ばふっと音がしそうなくらい強い。
「柊くん、言うことは?」
みんなは納得したようだったけど、俺には分からなかった。言うことだと、あのくらいかな。
「ごめん」
「それじゃなくて、ハグして言うことは」
ハグして言うこと?そんなのあったっけ。
「もう、私たちは言えないからね」
「え?」
ヤバイ…何を言えばいいんだ…あ、そうだ
「大好きだよ」
「分かったか」
これだったの?というか欲しがるっておかしくない?俺はそう思いながらもハグしていた。
第何話で二章終わりにした方がいい?
-
70話
-
80話
-
90話
-
100話
-
101話以上