今回の登場人物
前回にプラスして新メンバー1名
以上7名
俺は翌日、朝6時(現実世界は4時半)に起きて魔法搭に向かい始めた。1列にならび、先頭からはミナト、かりな、琴葉、ゆかり、柚木、俺だ。遅れないように俺が最後尾についた。
「あと2分くらいだぞ」
ミナトが俺たちに呼びかけた。俺はかりなにチャットを送った。
〈コマンド覚えてるよな〉
しばらくして返信が来た。
〈magic limit altitude rescissionだよね〉
結構長い英文だが、実際は、
マジック リミット アルティチュード リセクション。
日本語に直訳すると、“魔法限界高度解除”と漢字が多い文になる。
ここまで来れば分かっただろう。magic limit altitude rescissionは、魔法の限界高度をなくすコマンドなのだ。仮想世界でもチートと呼ばれているコマンドだが、今回は使いたかったから使用する。
俺は次にミナトにチャットを送った。
〈ミナトもコマンド大丈夫だな〉
〈magic limit altitude rescission〉
言えてるってことは大丈夫だな。
そして魔法搭の目の前までたどり着いた。俺はしたの地面を持ち上げ、489階層まで上がった。直前で止まらないとコマンドを言う前に落ちてしまう。
「みんな、今回は死なずにクリアだ。この魔法搭自体が600以上の階数があるから全クリはいかない」
「500までいったら帰ろう」
俺は489階層でちょうど止めた。そして、3人で同時に言った。
『システムコマンド、magic limit altitude rescission』
ゴーンと耳に響くような音が聞こえたかと思うと、魔法は空に向けて自由に使えるようになっていた。
「魔法の限界高度じゃないの?」
琴葉が俺に聞く?ミナトが俺の変わりに答えた。
「さっきのシステムコマンドで限界高度を無効にしたんだ」
後付けて俺は言う。
「俺とかりなはできないと困るし、ミナトは魔剣が使えないからな。だからつけてある」
489階層から入ると、誰もいない、何もない空き部屋のような大広間が広がっていた。中は薄暗いが、まだ奥が見渡せるほどだ。一歩あるくと足音が響く。
「敵に会ってもそう大きなことは起きなさそうです」
ゆかりがみんなの横で小さく言った。それでも響くんだ。
「とりあえず490階層目指そう。」
「そうだな」
俺とミナトは2人で490階層に向かった。女の4人はなにか話していた。そんなことを思っていると、もう490階層の階段を見つけた。俺はこの階段を上った。ミナトは別のところへ行った。
490階層もにたような雰囲気だったが、少し狭かった。俺は敵を探したが、何もいなかった。俺が491階層へのきだんを探そうとしたとき、横から俺が呼ばれたような気がした。
「助けてください…」
横には黒髪の少女が座っていた。こんなところに少女なんているのかと思いながら、俺は事情を聴いた。
「どうしたんだ」
「489階層に降りたいんです…」
「えっと、だったらここを──」
その時、俺は自分の首になにか冷たいものが当たった。さらに、歯で噛むように…ちがう。歯が刺さってる。吸血鬼か?
「みんなちょろいなぁ」
俺から血がどんどん抜かれていく。HPはそんなに減らないが、首もとが冷たくなっていく。
「柊くんの血美味しい。」
ん?さっき俺の名前呼んだよな。なんでこいつが俺の名前を知ってるんだ。
「HPが減らないとか思ってるでしょ」
「別に君を倒すことだってできるさ」
「魔法使いでしょ?倒せるわけないじゃん」
俺は風魔法で後退する。吸血鬼(?)は驚いたような目で見ている。
「魔法限界高度解除」
「うっ、そんな…」
俺は拘束魔法で吸血鬼(?)を動けなくする。吸血鬼(?)は動こうと必死になって動くが、外れるわけがない。人間じゃ外せないんだから。
「さて、君はどうしたんだい」
「血吸って意識を失わせようとしたの…」
「名前は」
俺は顔をちかづけて言った。少女は顔を真っ赤にして言う。
「
「あぁ、悪かったな」
その後、女グループの4人が来た。
「ん?浮気?」
「そんなわけないだろ」
俺は木葉を引っ張って491階層に向かい始めた。
「え、私を連れてくの…?」
「残しといてもしょうがないだろ。仲間になれ」
俺はそう言って491階層へ上った。
第何話で二章終わりにした方がいい?
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