高校生からの物語 完結   作:月島柊

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当日の回になります。序盤から柊とかりなが行きますよ!
今回の登場人物
前回にプラスして新メンバー1名
以上7名


第26話 当日 1日目

 俺は翌日、朝6時(現実世界は4時半)に起きて魔法搭に向かい始めた。1列にならび、先頭からはミナト、かりな、琴葉、ゆかり、柚木、俺だ。遅れないように俺が最後尾についた。

 

「あと2分くらいだぞ」

 

ミナトが俺たちに呼びかけた。俺はかりなにチャットを送った。

 

〈コマンド覚えてるよな〉

 

しばらくして返信が来た。

 

〈magic limit altitude rescissionだよね〉

 

結構長い英文だが、実際は、

マジック リミット アルティチュード リセクション。

日本語に直訳すると、“魔法限界高度解除”と漢字が多い文になる。

ここまで来れば分かっただろう。magic limit altitude rescissionは、魔法の限界高度をなくすコマンドなのだ。仮想世界でもチートと呼ばれているコマンドだが、今回は使いたかったから使用する。

俺は次にミナトにチャットを送った。

 

〈ミナトもコマンド大丈夫だな〉

〈magic limit altitude rescission〉

 

言えてるってことは大丈夫だな。

そして魔法搭の目の前までたどり着いた。俺はしたの地面を持ち上げ、489階層まで上がった。直前で止まらないとコマンドを言う前に落ちてしまう。

 

「みんな、今回は死なずにクリアだ。この魔法搭自体が600以上の階数があるから全クリはいかない」

「500までいったら帰ろう」

 

俺は489階層でちょうど止めた。そして、3人で同時に言った。

 

『システムコマンド、magic limit altitude rescission』

 

ゴーンと耳に響くような音が聞こえたかと思うと、魔法は空に向けて自由に使えるようになっていた。

 

「魔法の限界高度じゃないの?」

 

琴葉が俺に聞く?ミナトが俺の変わりに答えた。

 

「さっきのシステムコマンドで限界高度を無効にしたんだ」

 

後付けて俺は言う。

 

「俺とかりなはできないと困るし、ミナトは魔剣が使えないからな。だからつけてある」

 

489階層から入ると、誰もいない、何もない空き部屋のような大広間が広がっていた。中は薄暗いが、まだ奥が見渡せるほどだ。一歩あるくと足音が響く。

 

「敵に会ってもそう大きなことは起きなさそうです」

 

ゆかりがみんなの横で小さく言った。それでも響くんだ。

 

「とりあえず490階層目指そう。」

「そうだな」

 

俺とミナトは2人で490階層に向かった。女の4人はなにか話していた。そんなことを思っていると、もう490階層の階段を見つけた。俺はこの階段を上った。ミナトは別のところへ行った。

490階層もにたような雰囲気だったが、少し狭かった。俺は敵を探したが、何もいなかった。俺が491階層へのきだんを探そうとしたとき、横から俺が呼ばれたような気がした。

 

「助けてください…」

 

横には黒髪の少女が座っていた。こんなところに少女なんているのかと思いながら、俺は事情を聴いた。

 

「どうしたんだ」

「489階層に降りたいんです…」

「えっと、だったらここを──」

 

その時、俺は自分の首になにか冷たいものが当たった。さらに、歯で噛むように…ちがう。歯が刺さってる。吸血鬼か?

 

「みんなちょろいなぁ」

 

俺から血がどんどん抜かれていく。HPはそんなに減らないが、首もとが冷たくなっていく。

 

「柊くんの血美味しい。」

 

ん?さっき俺の名前呼んだよな。なんでこいつが俺の名前を知ってるんだ。

 

「HPが減らないとか思ってるでしょ」

「別に君を倒すことだってできるさ」

「魔法使いでしょ?倒せるわけないじゃん」

 

俺は風魔法で後退する。吸血鬼(?)は驚いたような目で見ている。

 

「魔法限界高度解除」

「うっ、そんな…」

 

俺は拘束魔法で吸血鬼(?)を動けなくする。吸血鬼(?)は動こうと必死になって動くが、外れるわけがない。人間じゃ外せないんだから。

 

「さて、君はどうしたんだい」

「血吸って意識を失わせようとしたの…」

「名前は」

 

俺は顔をちかづけて言った。少女は顔を真っ赤にして言う。

 

木葉(このは)…近いよ…」

「あぁ、悪かったな」

 

その後、女グループの4人が来た。

 

「ん?浮気?」

「そんなわけないだろ」

 

俺は木葉を引っ張って491階層に向かい始めた。

 

「え、私を連れてくの…?」

「残しといてもしょうがないだろ。仲間になれ」

 

俺はそう言って491階層へ上った。

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