織音琴葉(年齢不明)
仮想世界での知り合いで、かつ柊のパートナー。仮想世界では遠距離を担当し、近距離と遠距離で分けている。現実世界にいるのは当たり前だが、いる場所をお互い知らない。そのため現実世界で会ったことがない。
今回の登場人物
月島柊
月島胡桃
月島暁依
時沢ユウキ
ナナニジメンバー11名
以上15名
俺が居間に行くと、ストーブの横にいる胡桃が外を見てうつ伏せで寝ていた。
「あったかーい…」
「胡桃ちゃん、柊くん来てるよ」
「横来てー」
胡桃は俺を横に来るように言った。全く、どれだけ俺が苦労したか分かってるのかよ。
「お疲れ様。ずっと映像で見てたよ」
「あれ、浮いてたカメラって胡桃が見てたのか」
「そうだよ。キメ台詞流石だね」
俺は「うるさいな…」と言いながら横にうつ伏せで寝た。
「今日って何日か聞いたか」
「4月30日とか言ってたよ」
4月30日か。俺マネージャー休んじゃってるな。ホントは4月24日からだったんだけど。
「俺明日から仕事行く」
「ここから?」
「迎えに来てくれよ、秋田駅まで」
俺は計画として、秋田から6:08発こまち6号で東京まで行って、上野東京ラインで上野まで戻る。終わりは20:16発こまち45号。秋田には23:53。これで行こう。
俺は翌日胡桃に車で送ってもらった。秋田駅前で俺を降ろし、改札の前まで胡桃が来てくれた。
「行ってらっしゃい。絢香ちゃんに伝えてね」
「分かった。じゃ、行ってきます」
俺は12番線のホームに向かった。17号車で最後尾の車両で、指定席。窓側が空いてなかったため通路側。しかし1番後ろだからリクライニングは自由。俺は入線してすぐ乗車。もう窓側には人が座っている。俺は通路側のとなりに座り、リクライニングを少し倒して寝た。大曲までは寝てたい。反対方向だし。
「柊くんもこの電車なんだ」
「んあ?ユウキか…どこ行くんだ」
「田沢湖。コンビニ店員やってるんだー」
コンビニ店員か。みんなそういう職業だもんなぁ。なんか俺だけおかしいな。
「柊くん何してるの」
「アイドルのマネージャーと今年から中学校の教諭」
1年数学と2年音楽、そしていつも通り吹奏楽部の顧問。今年は吹奏楽部の顧問が俺と新しく入ってきた先生の2人だ。3年生が進学したから、今までの2年生が3年生になって1人、1年生が2年生になって、新入生が何人かだな。
「教諭かぁ。数学なんでしょ、やっぱり」
「なんで分かった」
「だって小学校の頃理科と算数大好きだったじゃん」
そこから考察したのか。コンビニ店員にしては勘が鋭いな。
「俺東京までだから。じゃ、おやすみ」
「おやすみ~」
俺は秋田駅を出て2分くらいで眠った。現実世界の居心地は悪くない。決して100ではないけど。
【時沢ユウキ視点】
僕が降りる駅は次の大曲。こまち6号は田沢湖を通過しちゃうから。僕は柊くんに話しかけようとしていた。
(ありゃ、寝ちゃってたか…)
僕は紙の切れはしにメッセージを書いた。柊くんと一緒に帰りたいからな。僕は書き終わると、紙を4等分に折って、柊くんのポケットにいれた。
「見てくれるよね」
僕は柊くんのポケットをポンポンと叩いて、席を立った。
「じゃあね。また大曲で会おうね」
私は大曲でこまち6号を降りた。20分以上の乗り換えで7:01発盛岡行きに乗り換える。
田沢湖には7:40に到着。僕はコンビニに向けて歩いた。私も含めてみんな女性店員。男性店員は最近別のところに行った。
「おはよ。シフト入ってたんだ」
「うん。明日はないから休みー」
僕は着替えながら言った。僕っ子でもちゃんとした女性。胸だってある…Bだけど…
【月島柊視点】
俺が起きたのは田園風景を高架に上がって高速通過しているところだった。盛岡は過ぎたか。2分後、駅を通過した。ドア上のLEDにくりこま高原駅を通過中と出ていた。くりこま高原だともうすぐ仙台か。
仙台到着は8:15。すぐに出発する。次は大宮。9:24に着く。上野は通過して、終点東京には9:47到着予定。上野通過はちょっと面倒。降りたいのが上野だから。ただ、大宮から行くよりかは東京からの方が早いと思っただけ。
大宮は予定通り9:24。東京には9:47。両駅共に時刻通りだ。7:51発高崎行きで上野まで行く。7番線から出発し、5番線に着く。上野には9:56。1分遅れた。俺は事務所に急ぐ。暁依が先に着いていた。
「柊くん!」
「お久しぶりで。絢香、麗波…?」
麗波がそこには絢香と一緒にいた。
「風紀委員が来るまでは私がしてるだけ。」
誤解するなと言うようにあーやが俺に言った。俺がポケットの中に手を突っ込むと、紙があった。その紙は折られていて、読むと「こまち43号の17号車1番に座ってて」と書かれていた。43号だったら上野止まるしいいか。
「どうしたの」
「いや、今日もいつも通り出てく」
俺は暁依のところに行った。レッスン部屋にいて、メンバーのレッスンを見ていた。
「暁依、お疲れ様」
「柊くん!」
暁依は帰る支度をした。そうか、代わりに入ってたから終わりか。
「また来てね!」
「ありがとう」
暁依は外に出ていった。他の仕事もあるだろうし、しょうがない。
久しぶりに俺と会ったからか、みんな俺に甘えていた。普段くっつかない、あかねも今日だけは俺とたくさん話していた。
「疲れてないの」
「疲れてるさ。昨日帰ってきたばっかりだし」
雑談が多く、今日はこれだけで終わってしまいそうだった。
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