高校生からの物語 完結   作:月島柊

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今回の登場人物
月島柊
月島胡桃
月島紅葉
時沢ユウキ
以上4名


第31話 帰り

 上野駅の新幹線ホームについてから最初に来たのはやまびこ157号とつばさ157号。19:22発で、こまち43号と4分差がある。そのため、宇都宮で追い越される。俺は発車して空いている隙にこまちの17号車乗車口に立った。俺が取ったのは1番B席。そこしか空いてなかったし。1番B席はデッキのドアから1番近い。

19:25、こまち43号が入線。俺は車内に入った。窓側には誰もいなかった。次の大宮まで俺は黙って座っていた。

日暮里駅付近で地上へ上がり、やがて高架になった。速度はそこまで速くない。赤羽駅から埼京線の隣を走り、大宮駅に着いた。19:45だった。

19:46に出発し、新幹線らしい速さで走る。宇都宮からはさらに速くなる。

 

 仙台に20:53、20:55に出発し、盛岡21:34。はやぶさ43号と分かれ、在来線に入った。大宮~仙台の間で仕事は終わらせた。50分近くあったから余裕だった。

田沢湖に停車したのは22:05。俺の隣にはまだ誰もいない。俺は出発まで待っていた。すると、俺のところに人が来て、俺の膝の上に座った。ユウキだ。

 

「よっ」

「隣だろ」

 

ユウキはむーっと頬を膨らませて隣に座った。

 

「ただいま」

「おかえり」

 

ユウキは結構リラックスしたような感じだった。

 

「きゅっ」

 

ユウキは俺の腕にしがみついた。

 

「何してるんだ」

「疲れたからさ」

 

ユウキは離れないように強くしがみつく。別に離す気はないけど。

 

「ねぇ、女の子に見える?」

「急にどうした。見えるけど」

「ホントに?」

 

信用してなさそう。

 

「えいっ」

 

ユウキは胸を触らせてきた。ないと言うより、意識したことがない胸だったが、結構あった…

 

「壁じゃないでしょ」

 

壁?……あぁ、そういうことか。

 

「壁じゃないな。ちゃんとあるよ」

「じゃあ女の子だよね」

「そうだな。ユウキ」

 

俺はユウキの背中を撫でた。電車は次の角館を目指して走行している。

 

 秋田には23:02。11番線に到着した。俺は胡桃が来るまで改札を出てすぐの待合室で待った。NewDaysと直結している。

 

「もうすぐ最終も終わっちゃうな」

「人いないしね。胡桃ちゃんも早く来ないかなぁ」

 

胡桃を待ってる間は結構暇だった。ユウキは先に紅葉から送ってもらってたから、胡桃が来るまで帰れない。

15分くらいして待合室に入ってきた。

 

「帰るよー」

「あぁ、胡桃…って、紅葉?」

 

来たのは紅葉だった。胡桃が来るかと思ったんだけど、どうかしたのかな?

 

「胡桃はどうしたんだ」

「久しぶりのストーブから離れたくないって。柊くんの分の床も温めとくって」

 

嬉しいことしてくれるじゃないか。ストーブ、そんなに気に入ったか。

 

【月島胡桃視点】

 

 ストーブの横で柊くんがドキッとするような格好。どんなのがいいんだろう。私はまず普通に気持ち良さそうに寝そべった。

 

(普通すぎるよね)

 

ダメだ。次に私は色仕掛け出きる身体、胸を使った。服の上から床で潰れてる胸を見れば。

 

(いやいや、苦しいし)

 

結局自分で却下。そうすると、全裸かな。私は上だけをためしで脱いだ。

 

「うぅ…」

 

寒くて震える。耐えられないや。私は結局最初の格好で柊くんを待った。いや待って、私が温めてるんだよね。じゃあ頑張って温めてればドキッとするよね!私は頑張って温めた。

 

【月島柊視点】

 

 俺は車の中で今後のことについて話した。いつ帰るのか等のことだ。

 

「いつ戻るの」

「来週、かな」

 

もう帰らないといけない時期だもんな。絢梨も心配する。

 

「来週かぁ。1日休むの?会社」

「あぁ。そうしないと着けない」

 

俺は来週の帰る日の事を伝えた。車はもう山奥に入ってきて、すぐ実家に着いた。

 

「じゃあ今のうちに」

 

紅葉は俺にキスしてきた。少しして紅葉は離れて言った。

 

「今じゃないと、胡桃ちゃんに拒否されそうだから」

「じゃあ僕もっ」

 

ユウキは後ろから抱きつく。だんだん強くしていって、やがて柔らかい感触、胸が当たってきた。

 

「当たってる!もういい!」

「はーい」

 

ユウキは俺から離れ、自分の家に帰っていった。紅葉は自分の部屋へ、俺は胡桃がいるストーブの横に行った。

 

「胡桃」

 

胡桃はストーブの横で寝ていた。俺はなんかドキッとした。寝顔がとてつもなく可愛かった。俺は寝顔を近くで見たいと思って、胡桃の横に寝そべった。

 

(かわいい…何この寝顔。反則だろ…)

 

俺は最後に眠くなって寝てしまった。

 

【月島胡桃視点】

 

 私は寝てしまっていた。しかも、身体が重い。具合が悪い訳じゃないのに、すごく重い。私は天井を見た。仰向けだったんだ。

 

「顔…?柊くん…?」

 

帰ってきてたんだ。私は我に返った。なんで柊くんが私の上に?まさか、寝返りで?けど、このままだとキスしちゃう!いつもはキスしてもドキドキしないけど、今は寝てるし。

 

「んちゅっ!?」

 

柊くんと私はキスしていた。あああ!やっちゃった!私の心臓はものすごく速い。

 

(ああ、気持ちいい…キス気持ちいい…)

 

すると、柊くんが目を覚ました。私は急に恥ずかしくなった。

その時、私の口の中に液体が流れ込んだ。柊くんも同じだろう。それは、柊くんの唾液だ。どうすればいいのか。返す?いや、ダメでしょ。私はこの決断だった。

ゴクッ

飲み込んだ。柊くんも飲み込んでいた。柊くんのが中に入ってきた。

 

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