高校生からの物語 完結   作:月島柊

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第39話 痴漢

 俺は4時間目が終わって、6組に戻った。給食の時間だ。俺は1から10班の番号を横に書き、あみだくじで引き当たったところの班に俺が行くようにした。下は紙で隠してある。各班が赤のチョークで書くように指示し、俺は音楽室に荷物を置きに行った。5時間目は2年3組音楽だ。

 

「さて、紙開くぞー」

 

俺は紙を一気に撮った。みんなが黒板に殺到する。1班は×、2班も×、3班も×、4班も×、5班も×…

そして俺の班にあたった班は8班。全員女子だから、正直言うと当たりたくなかった。

 

「よろしくお願いします」

「うん。自己紹介お願いできるかな」

「私、浅雛(あさひな)由月(ゆづき)

「浅雛ちゃんは“ひなちゃん”って呼ばれてるんだ!」

 

ある女の子が言った。

 

「私夢川(ゆめかわ)菜晦(なつ)。菜の花に晦日のみそで菜晦。」

「なっちゃんね。私葉野(はの)香苗(かなえ)。かなちゃんって呼ばれてるよ」

花菜野(はなの)三久(みく)。普通に三久ちゃんって呼ばれてて、環境委員入ってるよ」

音奏(おとかな)風奈(ふうな)。ふうちゃん!」

 

全員にあだ名がついてるんだな。結構いいあだ名だし、いいと思う。

 

「月島先生はどこの学年行ってるの?」

「2年生行ってるよ。今年は1年生が多いから、主要5教科は先生が二人いるんだ。理科は暇だったら受けるけど、中旬までは余裕ないかな」

「中旬からはなんで余裕あるの?」

 

中旬からは新しい先生が3人入ってきて1年生数学は2人から4人になり、2年生音楽担当が1人から2人になる。だから余裕ができ、理科にも入ることができるのだ。

 

「3人先生が入ってくるから」

「次ってどこなの?」

「2年3組で音楽だよ。6組はなんだっけ」

「国語。6時間目は数学。月島先生が良かったぁ!」

 

しょうがないだろ、俺だって数学は入れなかったりするんだから。

 

「江山先生が悲しむぞ。明日の2時間目の数学、3時間目の道徳は6組だから」

 

俺は給食を食べた。

 

 6時間目は2年4組。音楽室で待っていると、3人の女子が1番早く来た。そして、3人同時に言った。

 

『お願いします!』

「はい、よろしく」

 

俺はPCに今回の授業メニューを出した。2年4組とは始めての授業だから自己紹介から。

 

「柊くん!」

 

さっきの女子生徒だ。なんで先生つけないんだろ?俺が見ると、それは杏、心春、澪だった。

 

「みんなで4組だったんだ!」

「おぉ、そうか。良かったね」

 

俺は3人のところに行って話した。

 

「今年から先生なんだね!」

「部活も行くぞ」

 

3人はハイタッチした。

 

 部活の終了時刻が迫ると、杏は俺に抱きついて言った。

 

「明日も学校来る?」

「うん。音楽の授業はないけど」

「部活も来るよね!」

「時間によるけど来ると思う」

 

俺は音楽室に並ばせて挨拶をした。今年から1年生も入ってきたんだが、2年生、3年生のコンクールで1年生は練習を1人でやっている。

 

「じゃあ、今日も18時まで残り練習頑張って。俺は連絡あったから帰るけど、明日の朝練でどれだけ上達したか聞くからな。以上」

 

俺はそう言って音楽室を出た。

 

【白雪凪沙視点】

 

 私は柊くんに言われた通りお尻を後ろにして動かずにいた。痴漢には遭ってないから良かった。

すると、大きな揺れがって私はドアに押し付けられた。お尻は人々の方を向いている。痴漢されちゃう…私が向きを変えようとすると、お尻に手の感触があった。痴漢?いやいや、けどたまたまかもしれないし。私が黙っていると、お尻を何回も触ってくる。痴漢だ。私は怖くて動けずに、声も出なかった。大宮までは耐えて、京浜東北線にでも乗り換えよう。すると、私が履いていたスカートの中に手が入ってきた。

 

(いやぁ…)

 

私は次の停車駅放送を聞いた。

 

「次は、大宮です」

 

よし、あと3分くらいで着ける!耐えないと…

 

「んんっ!」

 

お尻を揉まれた。怖い、気持ち悪い、恥ずかしい。私はドアに息を吐いていた。

 

「あぁっ、やめ、て…」

 

私はすごく怖かった。こんな怖い思いしたの始めてだった。

 

 私は普通より1時間早く終わらせて空いてる上野始発で座った。

 

(怖い、電車、乗りたくないよぉ…)

 

私は柊くんに連絡した。高崎行きで待っててって。

 

 鴻巣に着くと、柊くんが乗ってきた。柊くんは私を見るなり心配そうだった。

 

「なぎ、なんかあった?」

「え…何も…」

「そうか…ならいいんだけど」

 

嘘だ。痴漢のことをずっと気にしてる。私は家に帰った。

 

 家に着くと、私は柊くんに泣いて抱きついた。怖かった。私は思いを柊くんに全部ぶつけた。

 

「柊くん、私、痴漢された…」

「どうして」

「揺れでドアに押し付けられちゃって、そのときにお尻揉まれた…」

 

私は泣きながら答えた。もう電車がトラウマになっちゃいそう。電車乗りたくない。

 

「怖かったな、なぎ。今度からは俺も一緒に行くから、安心して」

「柊くん、怒んない?」

 

柊くんは言った。

 

「どうして怒らなきゃいけないんだ。なぎは悪くないよ」

「でも、私が手すり掴んでおけば」

「急にできないよ、そんなこと」

 

俺はなぎを安心させた。

 

「…なんで、心配?」

 

俺は考えていたことだったが、思いきって言った。

 

「…か、かわいい凪沙だから…」

「!……お風呂入ってくるから、待ってて」

 

なぎは俺から離れた。ショックだったかな…

 

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