俺は4時間目が終わって、6組に戻った。給食の時間だ。俺は1から10班の番号を横に書き、あみだくじで引き当たったところの班に俺が行くようにした。下は紙で隠してある。各班が赤のチョークで書くように指示し、俺は音楽室に荷物を置きに行った。5時間目は2年3組音楽だ。
「さて、紙開くぞー」
俺は紙を一気に撮った。みんなが黒板に殺到する。1班は×、2班も×、3班も×、4班も×、5班も×…
そして俺の班にあたった班は8班。全員女子だから、正直言うと当たりたくなかった。
「よろしくお願いします」
「うん。自己紹介お願いできるかな」
「私、
「浅雛ちゃんは“ひなちゃん”って呼ばれてるんだ!」
ある女の子が言った。
「私
「なっちゃんね。私
「
「
全員にあだ名がついてるんだな。結構いいあだ名だし、いいと思う。
「月島先生はどこの学年行ってるの?」
「2年生行ってるよ。今年は1年生が多いから、主要5教科は先生が二人いるんだ。理科は暇だったら受けるけど、中旬までは余裕ないかな」
「中旬からはなんで余裕あるの?」
中旬からは新しい先生が3人入ってきて1年生数学は2人から4人になり、2年生音楽担当が1人から2人になる。だから余裕ができ、理科にも入ることができるのだ。
「3人先生が入ってくるから」
「次ってどこなの?」
「2年3組で音楽だよ。6組はなんだっけ」
「国語。6時間目は数学。月島先生が良かったぁ!」
しょうがないだろ、俺だって数学は入れなかったりするんだから。
「江山先生が悲しむぞ。明日の2時間目の数学、3時間目の道徳は6組だから」
俺は給食を食べた。
6時間目は2年4組。音楽室で待っていると、3人の女子が1番早く来た。そして、3人同時に言った。
『お願いします!』
「はい、よろしく」
俺はPCに今回の授業メニューを出した。2年4組とは始めての授業だから自己紹介から。
「柊くん!」
さっきの女子生徒だ。なんで先生つけないんだろ?俺が見ると、それは杏、心春、澪だった。
「みんなで4組だったんだ!」
「おぉ、そうか。良かったね」
俺は3人のところに行って話した。
「今年から先生なんだね!」
「部活も行くぞ」
3人はハイタッチした。
部活の終了時刻が迫ると、杏は俺に抱きついて言った。
「明日も学校来る?」
「うん。音楽の授業はないけど」
「部活も来るよね!」
「時間によるけど来ると思う」
俺は音楽室に並ばせて挨拶をした。今年から1年生も入ってきたんだが、2年生、3年生のコンクールで1年生は練習を1人でやっている。
「じゃあ、今日も18時まで残り練習頑張って。俺は連絡あったから帰るけど、明日の朝練でどれだけ上達したか聞くからな。以上」
俺はそう言って音楽室を出た。
【白雪凪沙視点】
私は柊くんに言われた通りお尻を後ろにして動かずにいた。痴漢には遭ってないから良かった。
すると、大きな揺れがって私はドアに押し付けられた。お尻は人々の方を向いている。痴漢されちゃう…私が向きを変えようとすると、お尻に手の感触があった。痴漢?いやいや、けどたまたまかもしれないし。私が黙っていると、お尻を何回も触ってくる。痴漢だ。私は怖くて動けずに、声も出なかった。大宮までは耐えて、京浜東北線にでも乗り換えよう。すると、私が履いていたスカートの中に手が入ってきた。
(いやぁ…)
私は次の停車駅放送を聞いた。
「次は、大宮です」
よし、あと3分くらいで着ける!耐えないと…
「んんっ!」
お尻を揉まれた。怖い、気持ち悪い、恥ずかしい。私はドアに息を吐いていた。
「あぁっ、やめ、て…」
私はすごく怖かった。こんな怖い思いしたの始めてだった。
私は普通より1時間早く終わらせて空いてる上野始発で座った。
(怖い、電車、乗りたくないよぉ…)
私は柊くんに連絡した。高崎行きで待っててって。
鴻巣に着くと、柊くんが乗ってきた。柊くんは私を見るなり心配そうだった。
「なぎ、なんかあった?」
「え…何も…」
「そうか…ならいいんだけど」
嘘だ。痴漢のことをずっと気にしてる。私は家に帰った。
家に着くと、私は柊くんに泣いて抱きついた。怖かった。私は思いを柊くんに全部ぶつけた。
「柊くん、私、痴漢された…」
「どうして」
「揺れでドアに押し付けられちゃって、そのときにお尻揉まれた…」
私は泣きながら答えた。もう電車がトラウマになっちゃいそう。電車乗りたくない。
「怖かったな、なぎ。今度からは俺も一緒に行くから、安心して」
「柊くん、怒んない?」
柊くんは言った。
「どうして怒らなきゃいけないんだ。なぎは悪くないよ」
「でも、私が手すり掴んでおけば」
「急にできないよ、そんなこと」
俺はなぎを安心させた。
「…なんで、心配?」
俺は考えていたことだったが、思いきって言った。
「…か、かわいい凪沙だから…」
「!……お風呂入ってくるから、待ってて」
なぎは俺から離れた。ショックだったかな…
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