月島柊
白雪凪沙
音奏風奈
以上3名
俺はサンドスペニア北東部にちょっと歩いたところにあるイースト草原に向かった。草むらの中に堂々とインフォメーションセンターがある。
インフォメーションセンターはイースト草原の他に
ウエスト森林
freezing mountain
合計3ヶ所。その中で、ここは住居、人関係専門のインフォメーションセンター。俺は受付の人に聞いた。
「すみません、仮想世界って二重結婚可能ですか」
「二重結婚ですか。ここイースト草原と、ウエスト森林を除いた地域にお住まいでしたら可能です。お住まいはどちらですか」
住まいまで聞かれるのか。結構面倒だな。
「サーリートです」
「でしたら1人あたり5人までの結婚は認められてますよ。あなたみたいな方、見たの初めてですよ」
それほど少ないのか?結婚を二重ですることは。
「少ないんですか」
「はい。仮想世界人工の約15%が二重結婚以上をされております。ざっと、15%が二重結婚、65%が結婚、10%が同居生活、5%が交際中、そして5%はその他になります」
同居生活も結構いるなぁ。ということは、既婚者が80%、未婚者が20%だな。
「わかりました。ありがとうございました」
俺はサンドスペニアに戻って現実世界に帰還した。なぎは上を向いて目を瞑っていた。
「なぎ、寝てるじゃないか…」
俺はそっと毛布を被せた。邪魔しないように俺の部屋で寝るか。
「おやすみ、なぎ」
俺は自分の部屋のベットを起き上がらせた。今は22:05を過ぎていた。
俺は翌日、なぎの看病を絢梨に任せ、早く帰ってくる条件で学校へ行った。なるべく遅く出たいため、今日は飛行で行った。学校に着くと、俺のボードに「5時間目帰宅」と書いた。5時間目が終わってから帰るという意味だ。俺は6組に入り、黒板に書いた。
“おはようございます。今日は家族の怪我で5時間目に帰ります。帰りの会は近くの先生に任せてください。”
多分5組の彩とかがやってくれるかな。今日の1時間目は1年7組数学。2時間目は6組数学、3時間目は6組道徳、4時間目は5組数学、5時間目は2年2組音楽。
「先生!今日は2時間連続で6組ですよね!」
昨日の給食班だった風奈だった。あだ名はふうちゃん?一応呼んでみるか
「ふうちゃんか」
「覚えてたんだ!うれしっ」
「覚えてるさ。2時間目と3時間目な」
俺は教卓の椅子に座った。朝の会は俺がやるし。
8:20、朝の会が始まった。1時間目は8:45から。
「先生の話だね。今日は家族の怪我で5時間目に帰るから、帰りの会は隣のクラスとかの先生に任せてくれ。以上。1時間目も頑張って」
8:35に終了。1時間目は9:35まで。10分休んで、2時間目は9:45から10:35。俺は1時間目の7組に向かった。
7組は1番奥だが、授業は早かった。もうすぐ文字式だ。
「じゃあ今日は正負の数のプリントやってて。終わったら先生が丸つけする」
俺はプリントを渡して自主学習のチェックをした。風奈のノートはピンク色を背景に水色のハート。かわいいノートだ。内容は国語、社会。完全に文系。
文系だったかぁ。数学は苦手かな。俺は少し不安だった。
10:30、終わっていない人も集めて採点を開始した。5分経って号令をして、俺はすぐに2時間目の6組数学の準備をした。
「帰ったぞー!」
『月島先生!』
昨日の班の5人が言った。
「月島先生祭りだぁ」
「なんだよそれ。数学はプリントやるだけだぞ」
俺は椅子に座った。7組のプリントの採点を始め、号令をした。クラス全員がプリントを始め、中間テストに向けてやり始めた。中間テストは6月15日。あと1ヶ月と少し。範囲は数学からは正負の数と
(7組は80点台が多いな)
正負の数は結構簡単なところなんだけど、7組平均点は83点。最高得点が98、最低が27。6組には超えてほしい。
「7組の平均点は83点だ。6組は超えような」
みんなはプリントに集中する。俺は黒板に書き始めた。そう、7組の平均点より10点以上下の人は個別指導をする。
「73点以下の人は個別指導な」
みんなは見直しをして、早い人はやってきた。
「お願いします」
「はい。」
俺は採点をその場で始めた結果は94点。結構高めだな。
「おめでとう、90点以上だね」
「俺もお願いします」
「分かった。ここに出してて」
平均が83点を超えるといいな。
6組結果は最高が100点満点、最低が65点の平均は95点。全然上だった。
「おめでとう、6組平均は95点。えっと、73点の人はいないけど、72点の人から65点の人までは昼休み個別指導」
言いたくないけど、その人は風奈、由月の2人だった。俺の給食班だったのに…
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