今回の登場人物
月島柊
月島かりな
月島瑞浪
白雪凪沙
美鈴陽菜
ナナニジ11名
以上16名
スピードメーターは200km/h。30cm/sで加速するから、大体MAXスピードには30分で到達する。47kmの内、45.9kmはMAXスピードで飛行できる。
鶯谷駅上空で減速を始め、上野駅では停止できるようにした。停止すると、ナナニジのメンバーが走ってきた。
「柊くん! 白雪さんが!」
「あぁ。事務所にいるか」
「うん! 休憩室で寝てる」
俺は走って事務所に入った。休憩室は普段ナナニジメンバーが休憩として使っている部屋。入口からはそう遠くない。俺は入口のドアを魔法で遠くから開け、空いた状態で入る。
休憩室ではなぎが並べてある椅子に腹を上にして横になっていた。
「なぎ…」
「柊くんか…」
俺はなぎの近くに寄ってなぎの手を持った。
「私、もういいかな…正直に言って」
「正直に? どういうことだ」
「…私、前から病気になることが多くて、病院通いが多かったの。そんなときに、梯子の下敷きに、なって、呼吸がしづらくなっちゃって、もう、死んじゃってもいっかって思ったの」
死んじゃってもって、まだそんな歳でもないのに。しかも、話してくれたら俺だって解決できた。
ただ、仕事に行かせたのは俺の責任だけど。
「じゃあ、生きる方法があるんだったら、生きてたいか」
「うん…けど、あるの?」
「あぁ。あるさ。この世界に」
俺はなぎの手を持って言った。
「不可能はないよ」
俺は近くの窓から空を飛んだ。バスケ部の部活動も終わっているはずだ。かりなの。帰りは加速を30cm/sから25cm/sに落とし、最高速度も200km/hから160km/hに落とした。円盤だから自動運転。
深谷駅前でかりなに会い、同じ円盤で2人の魔力を合わせ、最高速度は200km/hの倍。400km/hだ。ただ、2倍の加速時間がかかるため、1時間で最高速度になる。47kmの内、35.9kmは最高速度で飛行する。
「凪沙ちゃん、無理しないで、そのまま寝ててね」
「うん…お願い…」
かりなは回復魔法の達人。仮想世界の回復単位、Tを利用すると、1時間あたり一般の人は158700。158700T/h。一方かりなは、798500。798500T/h。ちかみに俺は…98700。98700T/h。平均以下だ。
「痛みはどうだ」
「うん…段々和らいできたかも…」
そんなとき、俺が呼んでいた彩夏と瑞浪が来た。決戦の日の回復担当の2人だ。
「柊くん、久しぶり」
「お兄ちゃん、久しぶりだね」
着いて俺に挨拶すると、早速回復を始めた。
「あ、効いてる感じする…痛みもないし、苦しくない…」
「よかった。一応
俺はウィンドウを開き、なぎのデバフを確かめた。デバフの一覧は、肺活量減少、出血の2つ。バフは治癒効果。肺活量減少は戻りつつあるけど、出血は戻ってない。
「なぎ、血出てるのか?」
「うん。お腹にあった嵩がとれたんだと思う」
俺はなぎの服をまくって腹を見た。確かに服に滲んだような血の跡があった。まだ少し周りをさわると血か出てくる。
「痛いよ…柊くん…」
「悪かった。かりな、いけるか?」
「うん」
かりなはお腹の血を吸い始めた。かりなの唾液には魔力があって、治癒をできる。
「ひゃうっ!」
「なぎ、落ち着いて。治るから」
なぎは我慢して治癒されていた。
かりなが終わると、血は全てとまっている。それどころか、傷も一切残っていない。
「くすぐったかったぁ…」
「傷治ったんだからいいだろ。もう苦しくないだろ」
「そういえば…苦しくないかも…」
なぎは休憩室の椅子から立ち上がった。もう16:10。今日は早めに帰ってもらおう。
「なぎ、今日はもう帰れ」
「え、あ、けど、1人だと…その…不安っていうか…」
「じゃあかりなと瑞浪が行ってあげればいいだろう」
「凪沙ちゃん、行こ!」
かりなは瑞浪を連れて凪沙を帰らせた。といっても仕事自体があと2時間ほどで終わる。もうレッスンも終わってるだろうし、次のライブに向けた準備だけど、気の抜けたサイダーのライブか。
「みんな、役割決めちゃいたいんだけど、美鈴さん、来てくれないかな」
「はい」
美鈴さんは前回代表を務めていた。今回も代表にしようかと思ったんだが、どうも俺の都合が合わない。
学校を午後から行くとしても、ライブ終了が11:20。
上野駅の近くだから走って5分だとして、そこから10分と考えると、電車は11:35以降。
すると、必然的に11:45発高崎行きになる。
鴻巣には12:35。学校までは走って10分。12:45となる。
じゃあ、その後は。
荷物を置いて、プリント印刷、クラスへの掃除指導。
これだけで20分はかかる。
13:05にはなるだろう。
授業開始は13:45。結構ドタバタだ。
だから今回は確認役が2人必要になってくる。
「美鈴さんはなにやりたい?」
「代表とか、書記・庶務とかやりたいです」
「分かった。代表と書記・庶務は美鈴さんに任せよう」
前回より小さいから、人数もそんなにいらない。最低限ですませたいから、副代表はいらないだろう。セッティングと照明、ステージ強度はいるかも。
「西野さん、照明とステージ強度頼めるか?」
「はい。喜んで」
「じゃあ恋浜さん、セッティング頼むよ」
「はい」
全員が承諾した。これで役割分担は終わりだ。
普段、加速などの式はこうやって求めてます。
今回は例として最高160km/h、加速25cm/sとします
最高速度に達する時間
160÷3600=0.444444444… 約0.4km/s
0.4×100000=4000 4000cm/s
4000÷25=160 160秒
160÷60=2.66666666… 約2.7分
2.7×60=162 約162秒
ということで162秒で最高速度になります。
また、何mで最高速度になるかは
1秒で25cmなので、2秒で50cm。そのため、比例する。比例の式で25×162=4050で、約4050cm。
4050÷100=40.5。約40.5mとなる。
応用として、上野駅前~深谷駅前は約69km。
40.5×2=81 約81m
69×100=6900 約6900m
6900-81=6819 約6819m
6319÷100=63.19 約63.19km
63.19km最高速度で飛行できる。
さて、今回はいかがでしたか?今回から会話文の間に空白を入れて見やすくしてみました!感想は感想欄にて待ってます!
それでは、次回もお楽しみに!アディオス!
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