高校生からの物語 完結   作:月島柊

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今日から12月ですね!寒くても俺は暖かく書いていきますよ!休止が少なかったですが、12月はまぁまぁ多いです。
今回の登場人物
月島柊
月島かりな
月島瑞浪
白雪凪沙
美鈴陽菜
ナナニジ11名
以上16名


第44話 無理

 スピードメーターは200km/h。30cm/sで加速するから、大体MAXスピードには30分で到達する。47kmの内、45.9kmはMAXスピードで飛行できる。

 

 鶯谷駅上空で減速を始め、上野駅では停止できるようにした。停止すると、ナナニジのメンバーが走ってきた。

 

「柊くん! 白雪さんが!」

 

「あぁ。事務所にいるか」

 

「うん! 休憩室で寝てる」

 

 俺は走って事務所に入った。休憩室は普段ナナニジメンバーが休憩として使っている部屋。入口からはそう遠くない。俺は入口のドアを魔法で遠くから開け、空いた状態で入る。

 

 休憩室ではなぎが並べてある椅子に腹を上にして横になっていた。

 

「なぎ…」

 

「柊くんか…」

 

 俺はなぎの近くに寄ってなぎの手を持った。

 

「私、もういいかな…正直に言って」

 

「正直に? どういうことだ」

 

「…私、前から病気になることが多くて、病院通いが多かったの。そんなときに、梯子の下敷きに、なって、呼吸がしづらくなっちゃって、もう、死んじゃってもいっかって思ったの」

 

 死んじゃってもって、まだそんな歳でもないのに。しかも、話してくれたら俺だって解決できた。

 

 ただ、仕事に行かせたのは俺の責任だけど。

 

「じゃあ、生きる方法があるんだったら、生きてたいか」

 

「うん…けど、あるの?」

 

「あぁ。あるさ。この世界に」

 

 俺はなぎの手を持って言った。

 

不可能はないよ

 

俺は近くの窓から空を飛んだ。バスケ部の部活動も終わっているはずだ。かりなの。帰りは加速を30cm/sから25cm/sに落とし、最高速度も200km/hから160km/hに落とした。円盤だから自動運転。

 

 深谷駅前でかりなに会い、同じ円盤で2人の魔力を合わせ、最高速度は200km/hの倍。400km/hだ。ただ、2倍の加速時間がかかるため、1時間で最高速度になる。47kmの内、35.9kmは最高速度で飛行する。

 

「凪沙ちゃん、無理しないで、そのまま寝ててね」

 

「うん…お願い…」

 

かりなは回復魔法の達人。仮想世界の回復単位、Tを利用すると、1時間あたり一般の人は158700。158700T/h。一方かりなは、798500。798500T/h。ちかみに俺は…98700。98700T/h。平均以下だ。

 

「痛みはどうだ」

 

「うん…段々和らいできたかも…」

 

そんなとき、俺が呼んでいた彩夏と瑞浪が来た。決戦の日の回復担当の2人だ。

 

「柊くん、久しぶり」

 

「お兄ちゃん、久しぶりだね」

 

着いて俺に挨拶すると、早速回復を始めた。

 

「あ、効いてる感じする…痛みもないし、苦しくない…」

 

「よかった。一応異常効果(デバフ)ないか見とくからな」

 

俺はウィンドウを開き、なぎのデバフを確かめた。デバフの一覧は、肺活量減少、出血の2つ。バフは治癒効果。肺活量減少は戻りつつあるけど、出血は戻ってない。

 

「なぎ、血出てるのか?」

 

「うん。お腹にあった嵩がとれたんだと思う」

 

俺はなぎの服をまくって腹を見た。確かに服に滲んだような血の跡があった。まだ少し周りをさわると血か出てくる。

 

「痛いよ…柊くん…」

 

「悪かった。かりな、いけるか?」

 

「うん」

 

かりなはお腹の血を吸い始めた。かりなの唾液には魔力があって、治癒をできる。

 

「ひゃうっ!」

 

「なぎ、落ち着いて。治るから」

 

なぎは我慢して治癒されていた。

 

かりなが終わると、血は全てとまっている。それどころか、傷も一切残っていない。

 

「くすぐったかったぁ…」

 

「傷治ったんだからいいだろ。もう苦しくないだろ」

 

「そういえば…苦しくないかも…」

 

なぎは休憩室の椅子から立ち上がった。もう16:10。今日は早めに帰ってもらおう。

 

「なぎ、今日はもう帰れ」

 

「え、あ、けど、1人だと…その…不安っていうか…」

 

「じゃあかりなと瑞浪が行ってあげればいいだろう」

 

「凪沙ちゃん、行こ!」

 

かりなは瑞浪を連れて凪沙を帰らせた。といっても仕事自体があと2時間ほどで終わる。もうレッスンも終わってるだろうし、次のライブに向けた準備だけど、気の抜けたサイダーのライブか。

 

「みんな、役割決めちゃいたいんだけど、美鈴さん、来てくれないかな」

 

「はい」

 

美鈴さんは前回代表を務めていた。今回も代表にしようかと思ったんだが、どうも俺の都合が合わない。

 

学校を午後から行くとしても、ライブ終了が11:20。

 

上野駅の近くだから走って5分だとして、そこから10分と考えると、電車は11:35以降。

 

すると、必然的に11:45発高崎行きになる。

 

鴻巣には12:35。学校までは走って10分。12:45となる。

 

じゃあ、その後は。

 

荷物を置いて、プリント印刷、クラスへの掃除指導。

 

これだけで20分はかかる。

 

13:05にはなるだろう。

 

授業開始は13:45。結構ドタバタだ。

 

だから今回は確認役が2人必要になってくる。

 

「美鈴さんはなにやりたい?」

 

「代表とか、書記・庶務とかやりたいです」

 

「分かった。代表と書記・庶務は美鈴さんに任せよう」

 

前回より小さいから、人数もそんなにいらない。最低限ですませたいから、副代表はいらないだろう。セッティングと照明、ステージ強度はいるかも。

 

「西野さん、照明とステージ強度頼めるか?」

 

「はい。喜んで」

 

「じゃあ恋浜さん、セッティング頼むよ」

 

「はい」

 

全員が承諾した。これで役割分担は終わりだ。

 




普段、加速などの式はこうやって求めてます。
今回は例として最高160km/h、加速25cm/sとします
最高速度に達する時間
160÷3600=0.444444444… 約0.4km/s
0.4×100000=4000 4000cm/s
4000÷25=160 160秒
160÷60=2.66666666… 約2.7分
2.7×60=162 約162秒
ということで162秒で最高速度になります。
また、何mで最高速度になるかは
1秒で25cmなので、2秒で50cm。そのため、比例する。比例の式で25×162=4050で、約4050cm。
4050÷100=40.5。約40.5mとなる。
応用として、上野駅前~深谷駅前は約69km。
40.5×2=81 約81m
69×100=6900 約6900m
6900-81=6819 約6819m
6319÷100=63.19 約63.19km
63.19km最高速度で飛行できる。


さて、今回はいかがでしたか?今回から会話文の間に空白を入れて見やすくしてみました!感想は感想欄にて待ってます!
それでは、次回もお楽しみに!アディオス!

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