高校生からの物語 完結   作:月島柊

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第45話 変更

 俺は学校に行って、朝早くに結構来れた。俺は誰もいないだろうと思い、教室の中に入った。その時

 

「きゃぁぁぁっ!」

 

耳をつんざくような悲鳴が教室内に響いた。俺は教室中を見渡す。端の方で、大地が由月にカッターを向けて脅していた。

 

「大地!何してるんだ!」

「げっ、いたのかよ…」

 

俺はすぐに大地を取り押さえた。周りの先生も気づいたらしく、すぐに6組は騒然とした。

 

「大地、カッターを置け」

「あああっ!」

 

大地はカッターを振り回した。由月に向かって刃先が動く。

 

「由月!」

 

俺は由月の前に来るカッターの刃先を手ではらった。

 

「大地くん、職員室まで来ましょうか」

 

彩が大地を職員室まで連れていく。由月は俺をずっと見ている。周りの先生はみんな彩についていった。

 

「先生、その傷…」

 

俺は今さら傷に気づく。手の甲にある新しい切り傷。そこからは血が今にも垂れそうなほどの量の血が流れている。

 

「あぁ、さっきカッターに当たったからか」

 

俺はタオルを当てて応急措置をする。痛みが後から来て、少し痛む。

 

「由月は怪我ないか?」

「うん。でも、先生が…」

「大丈夫。ちょっと2年生の教室行ってくるね」

 

俺は2年2組に向かう。かりながもうついているはずだ。別に傷に関することではなく、今日の授業に関してだ。

 

「柊くん?どうしたの?」

「今日の3時間目の技術なんだけど、音楽に変わる。そのかわり、金曜日5時間目の音楽が技術に変わるから」

「分かった…」

 

すると、かりなが俺のところに近づく。

 

「おトイレ来て…?怖いの…」

「?あぁ、分かった」

 

俺はかりなについていった。トイレは教師だったら掃除もあるため入っても平気。

 

「怪我してる」

「うん?あ、あぁ…」

「どうしたの?傷」

「さっき、ちょっと切った」

 

大事にはしたくないけれど、多分大事になるだろう。

 

「そうなんだ。タオル取って。治すから」

「え?いいのか?」

「いいからっ、早くしないとみんな来ちゃうよ?」

 

俺はタオルを取ってかりなに傷を見せた。かりなはペロペロ舐める。

 

「月島先生授業すくなくなーい?」

「分かるー、けどイケメンだからその代償じゃない?」

 

女子たちの話し声。入ってきたのか。かりなは急いで近くの中に入った。

 

「かりな、なんでロッカーなんだよ」

 

トイレの中にあったロッカーだった。中は空で、2人ぐらいだったらギリギリだ。

 

「柊くんがどうにかしてよ。先生でしょ?」

「隠れたら出れないだろ」

 

俺は小声で話し続けた。生徒はもう少しで出ていくか?

 

「1時間目なんなの」

「数学。1年3組の」

「朝の会まであと10分。間に合うかな」

 

中学校だがスマホは持ち込み可能。今は8:20。8:45から1時間目。

 

「柊くん、いい作戦があるから、音立てて出るよ」

 

かりなはカウントをして、ロッカーのドアを強く叩いて外に出る。俺も後ろをついていき、ロッカーは閉めた。これでビックリして見れなくなるようだった。

 

「柊くん、昼休み、校庭の隅で待ってて」

「分かった」

 

俺は6組に向かった。6組では由月は泣いていて、周りの同じ班の人や、友達から心配されていた。

 

「月島先生、いいですか」

「はい」

 

俺は上西先生の話を聞いた。

 

「大地くんなんですけど、今日は早退させました。停学にはならないとは思いますが…」

「分かりました。浅雛さんはこちらでどうにかします」

「お願いします。あと、こちら今日の時間割変更です」

 

今日の6組時間割は次の通りだったが、体育の先生が大地の様子を見るため、体育が少し変わった。

  変更前 変更後

1時 国語→国語

2時 理科→社会

3時 体育→理科

4時 社会→英語

5時 数学→数学

6時 英語→数学(江)

数学が2時間続くことになるが、6時間目は江山先生、5時間目は俺が担当。あとは、臨時で3時間目の理科に俺が入ることになり、3時間目にあった1組数学は理科に変更し、上西先生が担当する。そのかわりに1組は6時間目に国語が入っていたが、数学に変更。俺が入る。

 

「みんな、時間割変更です。2時間目の理科が社会、3時間目の体育が理科、4時間目社会が英語、6時間目英語が数学に変わります」

 

こう言うと、やっぱり行ってくる人はいる。

 

「先生、2時間連続で月島先生なんですか?」

「ふっふっふ、6時間目は江山先生になってるぞー」

 

クラスからは「えーっ」の惜しむ声。江山先生どんだけ嫌いなんだよ。

 

「じゃあ1時間目は国語。以上!」

 

俺は3組に向かった。数学の授業だ。明日からは楽になる。今まで数学教師は2人入ってくる予定だったが、廃校になった学校があるためそこから3人数学として入ってくる。2年生音楽ももう1人入ってくる。だから俺は1年生の音楽担当になったんだけど。明日からは休みの時間がある。

 

「おはよう!気持ちが楽になる先生です!」

「明日から先生新しくなりますもんね!」

「そう。俺虫苦手だから、理科は植物担当な」

 

俺はそういって、授業を始めた。文字式の始まりだ。

 

 4時間目まで終わって、俺は給食班のアミダくじを始めた。今日の班はどこだろう。

 

「5班か」

「………」

 

結構大人しい班だな。ここは1人だけ男子がいるけど、どうやら給食時は男女で分かれるらしい。俺はそこに座った。

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