高校生からの物語 完結   作:月島柊

158 / 203
今回の登場人物
月島柊
立川絢梨
以上2名


スペシャル編 クリスマス

 仙台に着いたのはまだ昼間。今日は仙台で一泊し、明日の25日深夜に深谷へ帰る。帰りも飛行機だ。俺はとりあえず仙台駅の構内で絢梨と話し合った。

 

「昼飯何食いたい?」

「仙台だと…牛タンとか」

 

牛タンかぁ。弁当でも売ってたかな。いやけど、別にここから急ぐところないし。

 

「じゃあ食いに行くか。たしか10分くらい歩けばあるか

ら」

 

結構前に在来線だけで行ったとき、仙台で牛タンの店を探してたから分かる。俺と絢梨は仙台駅を出て牛タンの店に向かって歩き始めた。

 

「絢梨は牛タン食べたことあるのか?」

「ない。食べてみたい」

 

ないんだったら食べさせてあげたいな。俺も2回しかないけど、牛タンは俺の好物。固さがなぜか好きになってしまった。

 

「ぎゅうらんって、ういおいあなんれしょ」

 

なんて言ったのか分からないんだけど。少なくとも、最初の「牛」と聞こえたから、「ぎゅうらん」は牛タンかな。「ういおいあなんれしょ」がさっぱり分からん。

 

「何て言ってるんだ」

「牛タンって、牛の舌なんでしょ」

 

牛の舌?そうだけど、聞こえないんだけど。

 

「そうだよ。普通の牛肉より少し固い」

「タンだから?食べたい」

 

絢梨はすごい食べたそう。早くつれてこう。

 

 俺は絢梨を牛タンの店にいれた。注文はそりゃあ牛タン。絢梨は出てきた牛タンに興味津々だった。絢梨は牛タンを少しずつ食べた。

 

「美味しい…牛タン」

「よかった。ゆっくり食べな。次の電車までまだ全然余裕あるから」

 

次は仙山線にのりかえるんだが、2時間余裕があるため昼飯だけで1時間とれる。

 

「ゆっくり食べてろよ」

「うん」

 

絢梨は牛タンをゆっくり食べていた。

 

 俺と絢梨は仙台駅に戻ると、絢梨のもうひとつの目的である、東北の雪を見に行った。仙山線の14:04発快速山形行き。快速山形行きは途中、北仙台、国見、陸前落合、愛子、作並、山寺、羽前千歳、北山形、山形に停車する。乗り換え駅は山寺。山寺から逆方面普通に乗り換える。

 

「雪見えるかな」

「見えるには見えるよ。ただ、触ってみよう」

 

見るだけだったら快速で面白山高原を通過すれば見える。ただ、せっかくだし触ってみるのだ。

 

 山寺には14:25。逆方向の電車は15:14発普通仙台行き。面白山高原で下車する。俺は絢梨をつれて面白山高原で降りた。すると、雪が積もっているところに絢梨が飛び込んだ。

 

「関東と違う」

「そうなのか?やっぱり雪質とか──」

 

すると、絢梨は俺に飛びついた。寒かったらしい。

 

「柊くん…暖めて」

「飛び込まなくても…」

 

絢梨は俺の首もとにすり付けた。暖かかったんだろう。

 

「雪楽しかった。戻る」

「早いね、もう大丈夫か?」

「大丈夫」

 

俺は次の仙台行きを調べた。17:23普通仙台行きだそうだ。俺は駅の柵に寄りかかって待った。

 

「よいしょ」

 

絢梨が座ってきた。やっぱり乗ってくるよな。

 

「じゃあ、このまま待つか」

 

絢梨をのせたまま俺は眠った。

 

 仙台で夕食を済ませると、すぐにホテルへ。まだ寒かったのか、こごえている。俺はホテルの毛布の中に絢梨とくっついて入った。

 

第何話で二章終わりにした方がいい?

  • 70話
  • 80話
  • 90話
  • 100話
  • 101話以上
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。