高校生からの物語 完結   作:月島柊

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月島柊
月島暁依
月島冬菜
月島香奈
月島藤花
月島風那
月島沙理華
月島瑞浪
月島かりな
月島彩夏
浅雛由月
夢川菜晦
葉野香苗
花菜野三久
音奏風奈
佐々木雀
氷河刹那
月野ゆい
織音琴葉
ミナト
柚木
ゆかり
月島紅葉
立川絢香
以上28名


第53話 異常

 麗波と琴葉で煙を使っていた人は倒した。あとスナイパー。スナイパーは結構厄介。

 

「琴葉、行けるか?」

「うーん、射程がギリギリかも。M40さえ突破できればそうでもないんだけど」

「麗波も手伝ったらどうだ?」

「私もそこまで届かないから…」

 

誰も無理だったらどうするか…じゃあもう強行突破しちゃおうかな。

 

「暁依、あれね」

「あ、オッケー」

 

かりなも聞いていて、一緒に来た。彩夏も一緒だ。妹にしか興味がないわけじゃないけど、妹は最高。(シスコン?)

俺は4人を引き連れて敵のもとへ。

 

「あれー、スナイパーしか居ないからって来ちゃった?」

 

結構遠かったが、スナイパーしかいなかった。

 

「まぁそんなとこ」

 

俺は余裕な風に言った。だけど、余裕じゃないっぽい。

 

「そんな、力で解決しなくても、色仕掛けでいいじゃん?」

 

ある一人が俺にくっついてきた。

 

「たわわなおっぱい、揉んでもいいよ?」

 

よし、チャンスだ。俺は指の間からナイフを出す魔法を使った。発動ギリギリまで溜めておいた。

 

「じゃあお言葉に甘えて」

 

俺は相手の左胸(俺から見たら右)に手をのばした。そして、すぐに指の間からナイフを出した。そのまま突き刺す。左にした理由、それは心臓があるからだ。一人にしか通用しないが、効果はある。

 

「ぐがっ」

 

敵は死んでいった。すぐにナイフを閉まって証拠隠滅。

 

「私の方がおっきいよ。Fだもん」

 

いや学習しろよ。死んでんだぞ。

 

「分かったよ」

 

俺はさっきと同じ方法で揉んだ。すぐに刺したけど。

 

「…………」

 

静かに死んでいった。2人いなくなったか。あと6人。

 

「さて、殺ろうか」

 

3人でスナイパーに立ち向かっていった。かりなは回復で待機。

 

「彩夏、避けて」

 

近距離なのにも関わらず銃を撃ってくる。関係なしか。

 

「たぁっ」

 

俺は剣で敵を倒した。もう一人は火炎魔法。

 

「あと1人か」

 

俺が向かうと、銃で撃ってきた。体に当たったが、びくともしない。

 

「暁依、とどめ頼んだ」

 

俺はとどめを任せ、彩夏とかりなのところに戻った。

 

「ぎゅっ」

 

かりなは抱きついた。妹って天使だよなぁ。

 

「撫でてー」

「よしよし」

 

かりなは「ふふー」と言って撫でられていた。しかし、すぐに離れた。

 

「指される…」

「え?あぁ、このことか」

 

俺はナイフを出した。多分1番引っ掛かりやすいトラップ。

 

「大丈夫。出さないから」

「柊、投げナイフ使えないのかよ」

 

とどめを刺し終わった暁依がやって来た。

 

「使えるけど、あんまり上手くないよ」

「やってみて!」

「えぇ、マジかよ…」

 

俺はそこら辺を見たが、少しいたずらしてみたくなった。俺は当たらないようにギリギリで彩夏にナイフを投げた。

 

「うぎゃっ!」

 

彩夏は微動だにしない。やり過ぎたかな…

と思っていたが、すぐに駆け寄ってくる。

 

「怖いよ!柊くん!」

「悪いな、ちょっといたずらしたくなった」

「もう、ダメだよ!」

「はいはい」

 

妹に説教されるとはな…歳の差13だけど、思春期とかないのかな?反抗期とか来てもおかしくない気がする。

 

 俺は最強だと思われるグループを倒したあと、暇になった。助けを求めに来たグループを倒すのはどうかと思うから、同率1位の方法を探していた。

 

「同時に死ねばいけるかな」

「同時って、何で死ぬんですか」

「例えばグレネードとか」

 

そこでユウキが名乗り出た。

 

「じゃあ時間切れまで待つのは?」

「あと2日と10時間だぞ、長すぎる」

「じゃあグレネードなのかなぁ」

 

やっぱりそうなるよな。どうしようか、グレネードで一気に吹っ飛ぶか。

 

「じゃあ全員集めよう」

 

俺は外に出ている助けを求めに来たグループとユウキ以外の25人を呼び出した。

全員来ると、俺は近づいたのを確認してグレネードを爆発させた。

 

 転移先はフィールドの外。俺たちはみんなで帰ることにしたため、お母さんたちは各自で帰ることになった。

 

「じゃあ、またいつか会おうね」

「うん。またいつか会お」

 

宇都宮駅で妹の冬菜、香奈、藤花、風那、沙理華は北に行くためお別れ。この5人は宇都宮17:31発やまびこ147号仙台行きに乗車したあと、仙台で18:54発はやぶさ39号新函館北斗行きに乗り換えるらしい。新函館北斗には21:49着。

一方、暁依、瑞浪、かりな、彩夏、由月、 菜晦、香苗、三久、風奈、雀、刹那、ゆい、絢梨、麗波、胡桃は大宮方面18:41発快速ラビット上野行きに乗車。15人ということもあり、ロングシートは俺たちだけで独占。向かい側にも少し座っている。途中停車駅は小山までの各駅と、古河、久喜、蓮田、大宮、浦和、赤羽、上野。瑞浪は大宮で改札外のマンション、それ以外は高崎線に乗り換える。

 

「遠いんだよねー」

 

快速と言っても、大宮まで64分。快速ラビットは、大宮までの所要時間を調べてみると

宇都宮18:41の3554Mが64分

宇都宮19:43の3556Mが67分

宇都宮20:36の3558Mが65分

今乗っている3554Mが最速。下りの大宮~宇都宮は結構多いが、

大宮7:13の3620Eが65分

大宮8:26の3622Eが64分

大宮18:54の3551Mが63分

大宮19:53の3553Mが63分

大宮20:52の3555Mが70分

大宮21:55の3557Mが68分

大宮22:45の3559Mが74分

最速は3551Mと3553Mの63分。最遅は3559Mの74分。原因は、小山の5分停車。そう考えると、3555Mの70分。この電車も小山で5分停車。1分停車と考えると66分。3557Mは小金井で5分停車。1分停車だと64分。結構早い。しかし、普通と比べよう。

乗っている3554Mが追い越さない普通電車は

宇都宮18:04の1621E。大宮までの所要時間は74分。差は11分だ。早朝の1521Eは66分。そう考えれば、普通より遅い快速もいるのだ。ただ、本数の多い時間を走る528Mは85分。時間によって変わってくる。

話がそれたが、この電車は比較的速い方。遠いのには変わらないけど。

 

「まぁ少し我慢すればね」

「イチャイチャできたらなぁ」

 

胡桃が言った。何を言ってるんだ。

 

「家に帰ってからしてあげるから。今は我慢だ」

「はーい…」

 

胡桃は残念そうに天井を見上げた。さすがに公共の場ではね…

 

 大宮についたのは19:45。瑞浪がお別れ。高崎線は19:48発快速アーバン前橋行き。途中、上尾、桶川、鴻巣、熊谷と、熊谷からの各駅に停車する。

 

「あともう少しね」

「20:28着だからな」

 

誰も待ってなくても結構な人数いるし大丈夫だろう。

 

 鴻巣で由月たちが降りて、深谷で俺たちが降りた。若干遅れた20:30に着いたが、影響はない。冬菜たちは今頃青函トンネルに入ってるのかな。外は誰もいないため静まり返っていた。そんな中に人間の気配が後ろからした。それが怪しいため、俺は言った。

 

「みんな、先帰ってて。胡桃も」

「うん。どうしたの?」

「いや、遅くなるから」

 

俺は先に胡桃たちを帰らせた。後ろの気配はまだある。誰か俺を見てるのか?視線も感じるし。俺は後ろを振り向いた。

 

(いないのか…?じゃあ聞いてみるか)

 

俺は誰もいない暗闇で後ろを向いたまま少し大きく言った。

 

「誰かいるんだろ、いい加減出てこいよ」

 

返事はない。足音もしないし。やっぱり誰もいないのかな。

 

「おい、出てこいよ」

 

俺は怖い口調で言った。すると、壁の間から1人が出てきた。

 

「バレちゃってたかぁ」

 

そこにいたのはあーや。なんであーやがいるんだ。

 

「なんでいるんだ」

「だって…心配だし」

 

そうか…俺、人の心配を考えてなかったな、そういえば。

 

「悪かったな、あーや」

「つっきーは怖くないの?」

「何が?」

「そういう世界?」

 

どういうことだろう。俺が考えていると、次の瞬間、右胸付近が痛くなった。まるでずっと切りつけられているようで。刺されている感じもする。

 

「いっ」

「つっきー?」

 

あーやが近寄る。俺の心臓の鼓動はみるみる内に速くなっていく。最初は、どくん、どくんといった音だったが、今はどくどくどくどくと細かく速いテンポだ。

 

「ねぇ、つっきー、どうしたの

 

俺の意識はどんどん遠ざかっていき、やがて声も聞こえなくなり、視界も真っ暗に染まっていた。

 

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