高校生からの物語 完結   作:月島柊

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今回の登場人物
月島柊
月島胡桃
白雪凪沙
佐藤麗華
佐藤麗波
斉藤ニコル
以上6名


第55話 雪掻き

 俺は雪が人によって踏み固められた道を歩いていった。滑りやすくなっていたが、雪国にすんでいたことがある2人だと滑ることはない。胡桃は関東生まれ関東育ちだから雪には慣れていなかった。

 

「うわっ」

「ゆっくりでいいから。行こう」

 

俺は胡桃と手を繋いだ。転んでも俺と道連れだし。それに、すぐ助けられる。

 

「きゃっ」

 

俺は転びそうになった胡桃を抱いた。

 

「気をつけて。まっすぐ地面に足をつける感じで」

 

胡桃は言われた通りに歩いた。滑ることは格段と少なくなった。

 

「そうそう、いいじゃん」

「慣れてきたね」

 

なぎは胡桃を撫でた。お母さんみたいだった。

 

「もう少しだよ。頑張れ」

 

胡桃はラストスパートを歩いた。そして、10分くらいかかってついに到着した。

 

「じゃあ、俺は職員たちに報告してくる」

 

俺は中に入って職員たちに報告しにいった。メンバーとはすれ違わなかった。

 

「雪掻きしに来た。メンバーも手伝うか聞いといて」

「え、あ、はい!」

 

少し驚いているようだった。今日は休みなんだから普通はいないはずだったのにいるんだから。俺は外に戻って胡桃たちと雪掻きを始めた。

 

「じゃあ、俺は職員たちに報告してくる」

 

俺は中に入って職員たちに報告しにいった。メンバーとはすれ違わなかった。

 

「雪掻きしに来た。メンバーも手伝うか聞いといて」

「え、あ、はい!」

 

少し驚いているようだった。今日は休みなんだから普通はいないはずだったのにいるんだから。俺は外に戻って胡桃たちと雪掻きを始めた。

 

「寒い…」

「なぎは慣れてるよな」

「うん!よく雪掻きしたよ!20歳超えてからは屋根上の雪掻きもしたなぁ」

 

屋根上は危険だから子どもにはやらせなかったもんな。

 

「今日は俺が屋根上やるから、胡桃となぎは下やってて」

「はーいっ!あ、絢香ちゃん来た!」

 

中からあーやが出てきた。後ろにはニコルや麗華、麗波がいた。

 

「麗華、麗波どうしたの」

「勝手に柊くんのところに行ったから注意してたの」

「麗華、ちょっと厳しいよぉ」

 

麗波が泣いて抱きつく。麗華は注意したあともすぐに優しくする。麗華は麗波の背中を撫でた。

 

「あ、そうだ。雪掻きしない?」

「寒い?」

「当たり前だろう?雪掻きが寒くなかったら苦労しないさ」

 

寒くない雪掻きがどこにあるんだ。あるんだったらしてみたいな。

 

「麗華はやるか?」

「えぇ。事務所の手伝いだもの」

 

さすが麗華さん。事務所のためだったらなんでもやるんですか。

 

「じゃあ私もやる。教えて」

「えぇ、火炎魔法で溶かす…」

「できないでしょ!」

 

ナイスツッコミ。できるのは俺となぎ、胡桃だけ。

 

「じゃあスコップで地道にやるか」

 

俺はスコップで地道に雪掻きを始めた。アスファルトなんだから火炎魔法で焼き払いたかったな。

 

「そうだ、次いつ来る?」

「来週とかかな」

 

学校があるし。けど、先生も大幅に増えたから胡桃と俺は楽になった。

 

「柊くん、今度学校行っていい?」

「え、いいけど、俺多分話せないよ?」

「授業してるところだけでいいからさ」

 

ええ、ホントに来るのか?だったらいつ来るかくらい教えてもらえるかな。

 

「いつ来るんだ」

「水曜日とかいい?」

 

水曜日か。1時間目は1組数学、2時間目は6組数学、3時間目は5組数学、4時間目は3組数学、5時間目はなし、6時間目は2組数学。だったら授業も多いし大丈夫かな。

 

「いいよ。俺5時間目は職員室いるから」

「じゃあ1時間目から押し掛けるよ」

 

迷惑なんだけど?俺は口と手を同時に動かしながら言った。

 

「押し掛けるのはやめてくれ。まあ来るのはいいけど」

「じゃあ行くね!」

 

もう来ることは分かってるけど。俺は雪掻きを済ませた。

 

 俺は雪掻きが終わると、臨時ダイヤで運転中の電車に乗った。14:09着の国府津行きが上野行きに変わったため、上野7番線で14:15発籠原行きに折り返した。遅れはなくなり、運休だけになったが、大きく影響が出た。

 

「今度の高崎線は7番線から出発です」

 

駅のアナウンスがずっと鳴っている。高崎線の運休についてばかり。宇都宮線も上野で折り返すため、14:19着が14:25に折り返す。14:19が所定小田原行き、14:25が所定小田原始発。上野で全て折り返す。7番線到着だったが、今日は15番線に変更された。

 

「14:15発深谷行き出発しまーす!」

「深谷行き?」

 

俺も不思議だった。所定では籠原行きだから深谷まで行かないはず。しかし、すぐに分かった。

湘南新宿ラインが新宿で折り返した。湘南新宿ライン特快は快速新宿行きに変わったため、14:20発特快高崎行きになる。この電車は前を走るこの電車との間隔調整で新宿で20分待機。14:40発で出発する。深谷~本庄は運転見合わせのため、深谷行きになるのだが、こうすると籠原~深谷が1時間以上空いてしまうことになる。そのため、籠原行きを深谷行きに延長しているのだ。

 

「まぁ乗ってれば着くさ。じゃ、俺寝るから」

 

俺はクロスシートで寝た。他の2人も同じシート座ってるし。

 

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