今回の登場人物
月島暁依
丸山彩
丸山春菜
月島柊
月島かりな
以上5名
俺は家で彩の作るご飯を待っていた。結婚式、そろそろ挙げたいな…柊に言っておかないとだよな?さすがに。一応親族なのもあるし。あ、だったら…誰だっけ、あの秋田の実家にいる従妹…あいつも呼ばないといけないのか。人数多いなぁ。
「暁依、なぁに考えてるのっ!」
春菜だ。そうか、春菜はまだ知らないのか。
「いや、俺と彩結婚して、婚姻届出したのはいいんだけど、いつ挙げようかなって。結婚式」
「結婚式?だったら家の前で挙げちゃおっ!」
相変わらずすごい提案してくるなぁ。けど、家の前でかぁ。
「装飾はどうするんだよ」
「借りるの!式場から!」
だったら式場でやればいいじゃん。けど、面白そうだよな…家で結婚式。
「じゃあ計画進めるか。電話で連絡しておくから」
「はーい」
春菜は彩のところに行って料理を見ていた。あんな春菜だけど、口は固く、内緒事は言わない。そこは安心できる。
俺は自分のスマホから式場に連絡し、明日の昼届くことを確認した。
彩はたまたま休みで、授業が無かったそうだ。明日は学校に行ってるから昼につくとちょうどいい。俺は彩が作った昼飯を頬張ると、外に出た。いや、電波が悪いんだよ、中だと。繋がるっちゃ繋がるんだけど、なんというか、弱い。
「暁依、よく外いるよね」
「寒い訳じゃないし。彩も来ればいいさ」
彩は俺のとなりに座った。それから倒れるように俺の肩に寄りかかった。
「ぎゅってしない?」
「したいんだったらどうぞ」
彩は横から俺に抱きついた。抱きついてから彩は言った。
「暁依は自分からハグしたりしないの?」
「いや、だって恥ずかしいだろ…言うの…」
彩は少し笑って俺を下から潤んだ目で見た。
「暁依とだったら私恥ずかしくないよ?」
「っ…」
俺はその目に耐えきれなくなって、恥じらいを捨てて彩を抱き寄せた。
「わっ」
「我慢できる訳ねぇだろ、そんな目されたら」
「ふふ、結構上手。体全体がくっついてる」
俺は彩のピンク色の髪を撫でた。
「彩、今度さ、学校に言っちゃダメかな」
「え!?い、いいけど…」
彩は少し驚いたが、すぐに嬉しそうな顔をした。学校だったら柊だっているし安心できる。
「彩はどんな教え方してるのか見てやるよ」
「なんか緊張するなぁ」
「嬉しいんじゃなくて?」
「嬉しいよ?ただ、あんまり見られると恥ずかしいじゃん」
あぁ、そう言うことか…
「まぁ、1時間だけだから」
「それくらいだったら…」
彩は渋々オーケーした。俺は彩を抱いたまま家の中に入った。
そして数日して、俺は彩の後に続いて学校に入った。前に許可を取っていたため楽に入れた。
「へぇ…彩は1年5組か…火元管理者…数学資料室が月島?柊のことか」
学校を彩に見つからないように歩いていると、柊に会った。
「あれ、暁依。どうしたんだ」
「言わないでくれよ。彩に内緒で来てるんだよ」
「ああ、なるほど。6組も来てくれよ」
「空いてたらな」
俺は下の階に降りた。降りてすぐ左にあったのは理科室。階段を降りて右側が廊下で、理科準備室があったあと、隣が調理室。家庭科の調理実習で使うんだろう。
「そうだ、行かないとな」
俺は2階の1年生の教室に向かった。最初は2年2組にいた。
「えぇ、今日この授業を見に来ている」
「月島暁依です。よろしく」
「あきにい!」
女子が一人大きな声で俺を呼んだ。まぁ、それはかりなだったんだけど。
「かりな?ここだったのか」
「あ、お知り合いですか?」
「妹です」
俺はかりなの席の横に膝立ちした。
「授業始めちゃって下さい」
「はい」
先生は授業を始めた。
俺は2年2組の次に1年4組に向かった。月曜日2時間目は彩はいないはず。
「あれ、いないのか」
時間割は音楽。音楽室にいるのか。3時間目は美術、4時間目は理科。ずっと移動教室の可能性があるのか。
「待ってるか」
俺は教卓の椅子に座って待っていた。
2時間目が終わったあと少し戻ってきて、3時間目のあとはみんなが座った。教室で理科なのか。
「誰ですか?」
「月島暁依。柊先生の弟」
「よぉし、みんな座ってるか?あれ、暁依が座ってるってことは、授業ほったらかすか」
入ってきたのは柊だった。いやなんで?ちゃんと授業やってよ。
「柊、授業やれよ」
「はいはい。えっと、火山のドカンのプリント配った?」
クラスは笑いに包まれた。笑わせ方が上手いな。
「配ってあるね。えっと、じゃあメントスコーラしに行くから昇降口前集合」
あぁ、柊は授業面白くやる先生なんだ。というか、数学の先生って聞いたんだけど理科なの?
第何話で二章終わりにした方がいい?
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