高校生からの物語 完結   作:月島柊

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今回の登場人物
月島柊
月島暁依
丸山彩
月島冬菜
月島藤花
月島風那
月島香奈
月島沙理華
月島瑞浪
月島かりな
月島紅葉
父さん
母さん
白鷺千聖
以上14名


最終回 第70話 結婚式

 ピンクの髪の女性は、紛れもない彩だった。新郎新婦は暁依と彩らしい。同居していた人同士の結婚か。俺は拍手をしながら暁依とアヤを迎えた。ウェディングケーキを2人で切ったり、春菜が司会で誓いの言葉などを言ったあと、自作結婚式ならではの、1人ずつのお祝いの言葉があった。最初は母さん。

 

「暁依、結婚おめでとう。素敵なお嫁さんを持ったわね。大切にするのよ」

「分かった。ありがとう、母さん」

 

母さんの次は父さん。年の順番だと思うが、同い年だったらレディーファーストなんだろう。

 

「暁依、結婚おめでとう。名前も間違われたよな、暁依は」

「あ、あれは俺の漢字の読み方が当て字だからだろ」

「そうだな。そんなことがあっても、暁依は結婚できたんだ。こんなかわいい嫁と。逆境を乗り越えてよく頑張ったな、暁依」

 

父さんは少しネタ混じり。次は俺の番になる。俺は春菜に呼ばれるのを待った。

 

「白鷺千聖さん」

 

俺じゃないんだ。年齢順でも、あ、けど同い年か。

 

「彩ちゃん、結婚おめでとう。旦那さんを幸せにしてね。しなかったら盗っちゃうわよ」

「うぎゃっ。幸せにしないとなぁ」

 

千聖は比較的短かった。俺も結構短いけど。

 

「月島柊さん」

「はい」

 

俺はその場に立ち上がった。

 

「結婚おめでとう。水素と酸素が結び付くように、くっついてるといいな」

 

俺は科学の例えをした。みんな分からなそうだったから、俺は説明した。

 

「Hの水素、O2の酸素。2つが結び付くとH2O。水になる。これと同じように、暁依と彩が結び付いて、世界に一つだけの何かを作り出せるようにね。子どもじゃなくてもいい。愛情でも、家事でも。頑張れよ、暁依」

「分かりにくい例えをありがとう」

「うるさいな、俺にはこれぐらいしかネタがないんだよ」

 

俺は椅子に座った。冬菜が立ったのもそれと同時だった。

 

「あきにい、結婚おめでとう」

 

冬菜はそれだけ言って座った。最速で済ませなくてもいいんだけど。次は紅葉だった。

 

「暁依くん、結婚おめでとう。言うことないし、あんまり会ってないからこれくらいで」

 

紅葉は座った。

全員が立って暁依と彩に祝福のメッセージを送ると、未成年の人たち(18歳に繰り下げられた後)は別のところに行った。彩夏と同じ場所だ。18歳を超えている俺と暁依、彩、千聖、冬菜、香奈、藤花、風那は暁依と一緒のところに行った。残りは全員彩夏のところで飲む。俺たちはお酒を飲むために18歳を超えている人たちだけだった。

 

「暁依、結婚おめでとう」

「彩さんも」

「ありがとう!じゃあ乾杯する?」

「ここはあきにいでしょ?」

 

香奈が言った。暁依はジョッキを高く上げて言った。

 

「なんか俺になっちゃって悪いけど、乾杯!」

『乾杯!』

 

みんな一斉に声が揃うと、みんな一斉に飲み始めた。

 

「お兄ちゃんは彩さんに恋愛は抱いてたの?」

「ふっふっふ、まぁ、昔はね」

 

昔って言っても2年くらい前なだけなんだけどね。

 

「へぇ、私もいい人探したーい」

「自力で探せよ。俺は高校の同級生だぞ」

「うーん…」

 

藤花は考えていた。俺は暁依の顔を見て言った。

 

「俺のお陰だよな、結婚できたの」

「少しはな」

 

暁依は笑って言った。みんなは酒をずっと飲んでいて、俺と暁依、彩も飲むことにした。

 

「あきにい、来て」

 

未成年グループから誘いが来た。彩も一緒に行ったから多分乾杯したかったんだろう。

 

「お兄ちゃん、あきにいいって呼ばれるのと区別できてるの?」

「出来てる。さて、みんな、思う存分飲もうぜ?」

 

俺たちは酒ばっかり飲んでいた。

そして、暁依が戻ると写真撮影が始まった。暁依と彩が当たり前だが真ん中。俺と冬菜が真ん中よりの端2人。写真を撮ると、みんな殺到してきた。

 

「みんなで撮ろ!」

「いいぜ。ほら、みんな寄って」

 

暁依はみんなを中央に寄せた。俺は笑って寄った。

 

「年齢順に前からな」

 

みんなが並び替え、暁依と彩が中心に行った。俺は1番端。撮影は春菜がタイマーをかけて撮る。春菜は俺と反対の端だ。

 

「10秒ね~」

 

春菜がタイマーをかけ、撮影場所に着く。すると、みんなが大体の10秒を計っていたらしく、3!2!1!とカウントした。

その瞬間に撮影された。みんな不満はなかった。

 

 その後も俺たちは暁依の家で飲んで、酔いつぶれた人は彩夏に合流しての繰り返しだった。俺は酒に強かったし酔わないと思っていたが、少し酔ってしまった。それだけ飲んでいたんだ。話も盛り上がってたし。暁依もこれまでにない笑顔で楽しんでいた。俺は暁依と一緒にたくさんの事を話し、結婚後についてもたくさん話した。

そんなことをしていると、もう18:30。俺とかりなは帰ることにした。

 

「じゃあな、暁依、彩」

「あぁ。気を付けろよ」

「あきにいこそ、幸せにね」

「柊くん、気をつけてね」

 

彩も見送ってくれて、俺は帰路についた。

 




成人が18歳に繰り下げられた後の世界です。
第三章は少し空いて、1/29からになります。
第二章、いかがでしたか?第三章では男性キャラの受付をスタートします。是非感想欄に書いてくださいね!
それでは!

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