高校生からの物語 完結   作:月島柊

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今回の登場人物
月島柊
月島胡桃
月島かりな
白雪凪沙
藤間望
佐藤麗波
6組生徒6名
以上12名


第12話 魔法教室

 俺は学校に行き、6組の時間割を書き換えた。チャットで彩と交渉し、4時間目の1組数学を社会に替え、その代わり、金曜日の1時間目の社会を数学にした。そして、4時間目の数学は6組に持ってきた。

しかし、これだと違和感を感じるため、3時間目の道徳を4時間目の数学と入れ換える。こうすると、2時間目にあった数学と連続になる。

 

「おはようございます」

「おはよ。眠いね」

「はい。眠いですね」

 

いつも早く来る江島だ。結構信頼している男子だ。

 

「江島くんはいつも何時に家出てるんだい」

「7:15ですかね」

 

早い……!俺とほとんど同じくらいじゃないか。

 

「早いね」

 

俺は黒板に今日の予定を書いていった。

 

おはよう!

今日は時間割変更があるよん

4時間目は道徳、3時間目は数学だ!

数学2時間だね!やった!

さて、今日は6時間目に魔法教室があるけど

俺は司会だから、胡桃に付いていってね

さて、今日も頑張ろ!

 

魔法教室は俺が司会やるから一緒に行けない。しかも、5時間目音楽だしね。

 

「おはようございます!」

 

由月たちが入ってきた。元気だなぁ。

 

「おっ!今日3時間柊くん!」

「そうだね。今日は代表値の種類分けるよ」

 

俺は1時間目の国語の授業用にプレートを貼っておいた。

 

「せんせ!今日の数学なにやるの?」

「さっき言ったろ、代表値」

 

俺は由月に言った。風那や三久はリュックをロッカーにしまっていた。

 

「月島先生、疲れませんか」

 

江島が言った。確かに疲れてるけどな。2年生になったら時間割整理されるからなぁ。

 

「大丈夫だよ。1時間目はやすみだし」

 

2時間目からはフルで行く事になっている。

 

「せんせ!」

「ん?なんだ」

「来年のクラス決めってしてるの?」

「クラスか。ちょっとだけ。教えないからな」

 

俺は念のため言った。

 

「んなっ!じゃあ、来年は先生いる?」

「いるよ。2年生はまた7クラスだからな」

 

担当はちょっとかわったけど。あと、胡桃と俺の2人の授業が少なくなる。前期時間割は各クラス週二回で音楽があるから、1年生5クラス、2年生7クラス、3年生4クラスで、1年生は10時間、2年生は14時間、3年生は8時間で合計32時間。6時間授業が7日間で、合計42時間で、道徳が1時間、総合が1時間、学活が1時間だから、数学は週に7時間。大半は月曜日だ。

約76%が音楽、約17%が数学、約2%が道徳、道徳、総合。

後期は週一回音楽だから、音楽は16時間、総合が2時間に増える。

そのため、約38%が音楽、約52%が数学、約5%が総合、それ以外は4%。

前期の時間割は残りの83%は胡桃の授業。

 

「結構俺の授業少ないぜ」

「えーっ、やだぁ」

「来年度から全学年音楽を担当するから」

 

俺がそう言うと、放送があった。学年主任の、上西先生からだ。

 

《1年生の先生方、8:00から職員会議を行います。8:00に職員室にお願いします》

 

職員会議っていうか、2年生の時間割整理だろ。俺は黒板に書き加えた。

 

先生がいなくても朝の会は始めてね

 

1行だけだった。俺は職員室に向かって職員会議をしてきた。

 

 

 

 時は進み、5時間目の2年2組音楽が終わった。全学年が校庭で魔法教室を行うため、すぐに校庭に出た。今回の進行役は職員会議で決まったところ、上西先生に決まった。主役は俺だ。何でかはやってみれば分かる。

俺は校庭に出て、1年6組が来るのを待った。胡桃が先頭に来るはずだ。

周りは並ぶことを指示している声が聞こえてくる。そこに、胡桃がこっちに歩いてくる。後ろには並んだ6組の生徒。

 

「柊くん、来たよ」

「おう。じゃあ、背の順で座って」

 

俺は指示して、胡桃と場所を交代した。2列ごとに並ぶことを言って、三久に言った。

 

「楽しみにしててね」

「え、何を?」

「秘密さ」

 

俺は香苗、風奈、菜晦、杏にもオナジコとを言って、ステージの横に行った。

 

「月島先生、今日、ステージ壊さないでくれよ」

 

上西先生だ。俺は上西先生とは仲が良く、司会も俺が任せた。

 

「分かってるさ、上西先生」

 

時間になり、上西先生が上にのぼった。

 

「これから、第一回、魔法教室を始めます」

 

暇だなぁ、こういう時って。

俺がそう思っていると、裏からかりなとなぎがひょこっと顔だけ出した。魔法を使う人たちだけ連れてきたから、あーやと絢梨はいない。その代わり……

かりなが1番下、2番目になぎ、3番目に……麗波、4番目に……望が顔を出した。

……って、望!?

 

「ちょっ、望、どうしてここにいるんだよ」

「どうしてかって?何となくよ」

 

呼んでもいないのに……麗波は呼んだけど……

 

「麗波、今日は危ない銃持ってきてないよな?」

「ハンドガンしかないよ?」

「名称は」

「M1911」

 

マジすか……みんな怖がるだろ……

 

「M1911って、第二次世界大戦のやつだろ」

「あ、知ってた?」

 

俺は魔法ポケットからS204を出した。

 

「これ使え。M1911はダメだ」

「は~い……って、オリジナルじゃん」

 

そう、この銃は、まぁ威力は落ちてるだろうけど、望の知り合いに頼んで少し前に作ってもらったもの。

 

「口径はM1911と変わんない?」

「知らん。威力は落ちてるんじゃないか」

 

麗波はS204を隅々まで見ていた。俺には分からないから自分の判断に任せる。

 

「それでは、今回の講師の方は5名……」

 

俺は上西先生に向けて指で「6」と送る。

 

「6名ですね。いらっしゃいます。暖かい拍手でお迎えください!」

 

俺はステージの階段に向かおうとした。しかし、麗波が抜かして、最初に麗波が上った。次にかりな、望、俺、胡桃、なぎの順番だった。

 

「こんにちは」

 

俺はマイクに向かって話した。すると、3年生までの生徒たちが小声で話す。ざわざわし始めた。

 

「えっと、分かってるだろうけど、1年数学と、2年音楽担当の、月島柊です。今日はね、魔法の実習で来ました」

「1年数学担当、月島胡桃です!」

「親友の、白雪凪沙です」

「2年2組、月島かりなです!」

「知り合いの、藤間望です」

「同じく知り合いの、佐藤麗波です!」

 

今日は以上の6名。俺は続けて話し続けた。

 

「今日は、魔法を主に行っていきます。それでは、まずは俺たちの魔法を見てもらおうかな」

 

俺は手の上に小さな竜巻を作った。

 

「見えるかな。見えないって人手挙げて」

 

後ろの方と、1年生、3年生の端が見えてないらしい。

 

「了解!じゃあ今から回るね」

 

俺は1年生から見せて回った。

「すごーい」「どうやってるの……」など、いろんな感想が聞こえてくる。

 

「今から3年生行くからね」

 

俺は後ろの方にもゆっくり見せて、3年生に見せた。全く同じ反応で、こうなるんだと思った。

 

「みんな見たよね。じゃ、次行くよ」

 

俺はステージに戻って、次の魔法を発動させた。

 

「次はステージからしかできないから、見えない人立っていいよ」

 

後ろの方が立ち上がった。俺は火炎魔法を発動させた。

 

「結構危険だから、触っちゃダメだよ」

 

俺は一応警告しておいた。

 

「みんなー!今度は私がやるよ!」

 

胡桃がみんなに向けて言った。胡桃は側に置いてあった的を持って浮いて見せた。

 

「さぁて、じゃあ胡桃の持ってる的を撃ち抜こうと思います!使う魔法は投石魔法。漢字で書くと、投げる石。その名の通り石を投げる魔法だ。これは今日みんなにやってもらう魔法の内の1つだ」

 

俺は説明が終わると、約15m上にある的に向かって投石魔法を使った。

しばらくしてから、音がボンと鳴り、的の破片が下に落ちてくる。

 

「ああいう感じだ。比較に、銃を使ってみよう。速さとかに注目してね」

 

俺は麗波に合図を送り、麗波に銃の発砲許可を出した。

 

「3、2、1」

 

俺がカウントし終わると、麗波は弾を放った。

放つとほとんど同時に的が割れる。

 

「分かったかな。要するに、投石魔法の方が速度遅いんですねぇ」

 

周りは「え?」と言っているかのような顔をした。確かにそう思う。これだけだとメリットがないんだから。

 

「ただ、メリットだってある。銃弾は一発で死んでしまうことが多い。だから、近距離で、威嚇の為に使うんだ」

 

周りは納得したようで、メモし始めた。

 

「よっしゃ、じゃあ実技いくか」

「今回やるのは、ランクⅠの火炎魔法と、ランクⅡの投石魔法だよ。火炎魔法から始めるね」

 

俺は1年生に火炎魔法のやり方を説明しに行った。

 

「さて、火炎魔法は燃やすイメージを働かせて。熱くないから安心していいぜ」

 

先頭の人たちから始めていく。ランクⅠは小さな火が出たら合格だ。

 

「先生!出ました」

 

少し後ろから声がした。俺はその方向に行った。

確かに火は出ていて、合格だった。

 

「よくやった。じゃあどんどん強くしててね」

 

俺はまた前に戻った。もう前の人も火は出ていた。

 

「よぉし、いいね」

 

俺は安心して後ろに行った。

 

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