俺は大学で引っ越したのはいいが、もう知っている人の家にいくことになった。その人はまだ教えてもらってない。誰なのかすら分からないのだ。
「柊、行ってきなさい。たまには連絡するのよ」
母さんが言う。
「分かってるよ。新千歳から羽田まで行くんだろ」
「ANA50便だからね」
朝7時30分に出発する始発だ。札幌から5:50発快速エアポート50号新千歳空港行きに乗る。今はもう5時半。
「分かった。じゃあ、行ってくるよ」
俺は札幌駅に着くと快速エアポート50号に乗る。
新千歳空港には6:28に到着した。
新千歳空港に着くとロビーまで歩き、飛行機に搭乗した。
時刻通り飛行機は離陸した。
7:30、ついに北海道から出たのだ。羽田空港までは1時間と35分。2時間もかからず着いてしまう。
やがて、羽田空港に着く。荷物を取り、しばらく歩くとピンク色の髪をした女の子が俺のことを呼んだ。
「柊くん、久しぶり」
なぜ俺の名前を知っているのか分からない。
「あの、どちら様ですか?」
【ある人物の視点】
柊くんがもうすぐ着く。少し驚かせて見ようかな。柊くんどういう反応するかな♪
そう思っているとついに時間になった。
「柊くん、久しぶり」
私は手を振って言う。しかし柊くんは分からないような顔でいる。
「あの、どちら様ですか?」
本当にわかっていないらしい。でも、こうすればわかるだろう。
チュッ
私は唇を柊くんの唇につける。少し背伸びする形になるが、こっちの方が舌が絡まる。
「ん?……んんっ!?」
周りから丸見えだがお構いなしに続ける。
「んっ、ちゅっ」
すると柊くんが私の顔を離す。
「な、何するんですか!」
まだわかっていない。こうなったら
「柊くんのお嫁さんだよ?」
【月島柊視点】
急にお嫁さんなんて言われて俺は立ちすくむ。そりゃあそうだ。俺は必死で思い出す。前に俺にべったりだった奴を全員。そしてピンク色の髪。
「彩……?」
「おっ、正解!」
彩ちゃんとは大体5年ぶりか。
「柊くん、行くよ」
「あぁ!」
俺は彩ちゃんのお母さんが運転する車に乗った。後ろに俺と彩ちゃんが座る。手をずっと繋いでいるが。
「久しぶりねぇ、柊くん」
「はい。5年ぶりで」
俺は丁寧に返す。その時だった。何かを踏んだようでいきなり
ガコン
と車が揺れる。中もかなり大きく揺れ、彩ちゃんと俺は向かい合わせになる。彩ちゃんが上にいて俺は何か柔らかいものを触っている。何かと思い指を動かす。
「あんっ、柊くん、積極的だねっ」
手を見ると俺が触っていたのは彩ちゃんの胸だった。
「ご、ごめんっ!」
「うふふ、柊くんになら彩ちゃんを嫁にあげることも考えてるわよ」
お母さんまで!何言ってるんだ!
そのまま家に着き、俺が上にいる状態になっていた。
「さすがに降りるときは、ね」
「あ、当たり前だろ!」
荷物を彩ちゃんの部屋に置くように指示を受けたため俺は彩ちゃんの部屋へ向かう。
「彩ちゃん、荷物出すの手伝ってくれないか?」
扉の向こうにいる彩ちゃんを呼ぶ。
「いいよ、今行くね」
ドアが開く。その彩ちゃんは下着だけの状態で来た。
「お、おい!彩ちゃん!?」
「手伝うんでしょ?いいよ」
もう放っておくからな、彩ちゃん。
そして俺は散歩がてら外に出た。家から10分歩くと黄色の髪をした女の子がいた。
「千聖!」
「あら柊くん、久しぶりね」
「あぁ、彩ちゃんの家にいるんだ」
「へぇ、ついってっていい?」
「へ?待ってな、電話してみる」
俺は彩ちゃんに電話する。
《もしもし、柊くん?》
「彩ちゃん、千聖ちゃん行っていいかな」
《うん。いいよ。早く帰ってきてね、あ な た》
いやぁ、簡単だったかな?彩ちゃんでした!
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