高校生からの物語 完結   作:月島柊

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やっほー、私の出番だよー!


第22話 絢香とデート

 俺の仕事が終わったのは0時過ぎだった。最終は23時半過ぎのため帰れなくなった。帰れなくなった俺は事務所の絢香の部屋の隣にある個室で泊まることにした。もうみんな帰ってるよな。

 

遅かったな、帰るの

 

ボソッと小声で言った。するとドアが開いて誰か入ってきた。

 

「私も残るよ」

「あーや?帰ればいいのに」

「残しておけないでしょ?」

 

あーやってそんなところあるのか。以外だったな。

 

「あれ、あーやの部屋隣じゃないのか」

「別にここでもいいじゃん」

 

俺まだ仕事するけどな。ドームライブとか聞いてなかったし。

 

「仕事あるの?」

「あぁ。あと15分くらいかな」

 

 仕事をしているときもあーやはすぐ隣にいてくれた。優しい気もしたが何か緊張した。

 

「終わったぁー!」

「おつかれー。寝よっか」

 

もう寝るのか。いや、歯みがきは?

 

「歯みがきくらいさせてくれ。」

「私がしよっか?」

「え?あーやが?」

 

そう言ってもあーやは歯ブラシを持ってきていた。しょうがないのかな。

 

「はい、あーん」

「あー…」

 

口を開けるとあーやは歯ブラシを入れる。なんか懐かしいな。母さんにしてもらってたっけ。何年前だろう。18年くらい前かな。

 

「終わった。つっきーもやってよ、歯みがき」

「俺があーやに?」

「そう。ほら、早く」

 

歯ブラシを渡してきた。やるしかないのか。

 

「口開けろ」

「あーっ」

 

声がやりづらい。歯ブラシをいれて磨き始めると、

 

んちゅっ、あぁっ♥️

 

喘ぎ声を出してくるからとてもしにくい。

 

「声抑えてくれ」

「だってぇ、あっ」

 

なるべく早く終わらせないと俺が死にそうだ。

 

 「終わったぞ」

 

やっと終わった…

 

「つっきー、焦ってたでしょ」

「んなっ、焦ってねぇよ!」

「ふふっ、かわいいっ」

 

かわいいって、からかうなよ。

 

「からかうなよ。さっさと寝ろ」

「はーい。」

 

もう1時を回っている。さすがに眠いな。俺はテーブルに手を乗せて枕代わりにして眠る。

 

【立川絢香視点】

 

 大丈夫なのかな。枕で寝てないし座った状態。私は床にマットレスをひいて枕は持ってきているが、座って固いところで寝るのは気持ちよくない。

 

(つっきー、寒そう…エアコンつけてもいいけどそのまま寝ちゃうし)

 

悩むところだ。どうしようか。

 

(私のをあげてもいいけど私が寒くなっちゃう)

 

人のことを優先はするが自分の身も守らないとだ。

 

(そうだ、私のに2人で入ればいいんだ)

 

私は毛布を自分の部屋から持ってきて、2人でならんで掛けた。私も座ってるけど平等だからいい。

くっついていないと寒いと思い、ぎゅっとくっついていた。

 

(うぅっ、ドキドキする…聞こえてないよね)

 

ものすごい心臓がバクバクしている。あぁ、こんなんになるなんて…

 

「んあ?」

(起きちゃった!?ヤバイヤバイ、見られちゃう…)

「あーや?起きてたのか」

「あっ、う、うん!寝よっかな」

「早く寝ろよ。」

「うん…」

 

バレてないのかな。まさか寝ぼけてたの?それでかな。

 

「寝よ」

 

私はつっきーと同じ格好で寝る。ドキドキしたままだけど。

 

【月島柊視点】

 

 翌日の始発で家に帰る。5:13発高崎線普通高崎行き。6番線から乗ろうとすると突然あーやが

 

「つっきー、今日ライブよ!」

「えっ!マジかよ」

 

俺は降りて京浜東北線ホーム4番線に向かう。5:19各駅停車大船行きだ。ドアが閉まって俺が聞いた。

 

「今日だったか?明後日な気がしたんだが」

「騙されたの。デートするって言ったじゃん」

 

そういえばそうだったな。今日だったか。

 

「どこ行くんだ、デート」

「まずは東京向かうでしょ。カフェでも行こ?」

 

以外と落ち着いてるんだな。遊園地とかじゃないのか。

 

 東京5:27。まだ5時半なんだけど。カフェはまだ早いな。

 

「俺、行きたいところあるんだけど」

「海ってこと?」

 

なんで分かるのかな。そうだよ海だよ。

 

「じゃあ行こうか。」

「待って、ちょっ、トイレ…」

 

ここら辺だと階段降りたらあるか。

 

「階段降りれるか」

「頑張れば…」

 

階段に向かって降りるがあーやは股を押さえている。漏れそうなのか?

 

「漏れそうか」

「うぅっ、おんぶして股押さえて…」

「はあっ!?そんなこと――」

「はやくっ。もれちゃうぅっ!」

 

俺は勇気をもっておぶり、その手であーやの股の下を押さえつける。柔らかい…って、そんなの考えてる暇じゃない!

 

あんっ、やっ

「我慢してくれよ!」

 

 「ふぅ…」

 

トイレを済ませたあーやが出てくる。スッキリしたそうだ。

5:40発東海道線普通沼津行きで根府川まで行く。1番線からの海が綺麗だからだ。

 

「つっきー、あの事誰にも言わないでね…?///

「あっ、あぁ、分かった…」

 

 「つっきー、ごめんね。トイレの中連れてきちゃって」

 

電車のトイレに2人でいた。なんでかって?またあーやが漏れそうになったから。俺がいる理由は怖いからだそうだ。

チョロチョロとトイレをする音が聞こえてくる。耳を塞いでいるが少し聞こえてしまう。

 

あっ、んんっ、んにゃあっ

「なんだよその声」

だってぇ、速く出ちゃうかりゃあっ

 

 7:24根府川。なんか疲れたな。

 

「綺麗…」

「またライブ成功させたら連れてきてあげるよ。」

「全員でね」

「お、成功する気満々だな」

 

これは成功させるんだと自信が見えた。

 




色をフル活用した。

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