高校生からの物語 完結   作:月島柊

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第23話 ドームライブ

 そして当日。俺は彩、胡桃、ましろちゃん、蘭、千聖と一緒にドームへ行った。俺がマネージャー席だから5人は客席からになった。

 

「始まりましたね」

 

美鈴さんが隣で言った。

 

「そうだな。11人が成功するといいな」

 

頼む。

俺は手を合わせた。成功させたら根府川で別荘貸切だ。

そして曲が始まった。こっちが緊張してくる。

 

【立川絢香視点】

 

ここまで成功してる。あとはもう少し!

その時、頭が急に真っ白になり、めまいがしてきた。バランスを少し崩し、どこを踊ってるか分からなくなった。

 

【佐藤麗華視点】

 

隣の絢香が何か変だった。踊りが変だし、足も動いていない。みんなも気づいてるはずだ。その時、

バタン!

絢香が倒れてしまった。

 

【月島柊視点】

 

バタン!

絢香が倒れた音がした。

 

「絢香!」

「立川さん!」

 

美鈴さんも立ち上がる。スタッフ全員だ。

 

「ファンを場外に!」

「はい!」

 

俺はすぐに絢香のもとへ向かう。スタッフ総勢でファンの誘導をしている。

 

「絢香、立てるか」

「……」

 

ダメっぽいか。スタッフは、余ってるな。2人だけか。十分だ。

 

「おい!担架持ってこい!」

 

担架でそとへ出すのだ。担架は近くにあるはずだ。

 

「持ってきました!」

「よし。絢香を運んでくれ。救急はいるはずだ」

 

俺はファンの誘導に移る。そこにはファンがスタッフを質問責めにしていた。

 

「なんで出したんだ!」

 

俺にまで飛び火が飛んできた。

 

「体調不良です。今回は中止になります」

 

ファンは全員が帰っていく。その中で男1人だけが残った。

 

「なんで中止なんだよ。メンバーはどうでもいいだろうが!」

 

どうでもいいって、DQNかよ。

 

「体調不良なので仕方ないです」

ふざけるなぁっ!

 

男が俺を殴ってきた。丁度ナナニジのメンバーも戻ってきた。俺は倒れてしまう。

 

『マネージャー!』

 

【佐藤麗華視点】

 

 「マネー…月島さんは」

「命に別状はないけれど、後頭部を強く打ってるから、全治3週間くらいね」

「マネージャー…」

 

マネージャー、月島柊さんは殴られて倒れたときに階段から転落し、後頭部を強く打った。意識を失い、絢香と同じ病院に入った。

 

「マネージャーは」

「命に別状はないそうよ。でも全治3週間はかかるって。」

 

マネージャーがいなくなったら私たちを見る人がいなくなってしまう。代わりがいたら別だけど。

 

「代わりの人はいるんですかね」

「いないとできませんもんね。ライブ」

「代わりに2週間入る、」

 

そう言って入ってきた男は、こう名乗った。

 

「柿野今里だ。」

 

 

 

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