「ちょっ、3番目!?」
「にっ、ニコル!?」
「1番誰なの」
「あーや…っていや、ちが!」
「むぅぅっ、好きになってよ…」
なんてことがあったらいいなぁ
家に着いた俺たちはニコルをどこにいれるかについて話し合った。最初は千聖や蘭の家に入れるのも考えたが、急に入れるのも迷惑だし、ニコルも不安だと思い、結局俺の家に泊めることになった。
「俺の実家ダメかな」
「今誰かいるの」
「父さんいるんじゃないか。知らんけど」
「ダメじゃん」
だったら母さんがいる家か?
「母さんいるとこは」
「北海道だろ」
結果ここかぁ。ここ以外ないもんなぁ。
「ニコル、俺の部屋来い」
「あ、はい」
なんで急に改まってるんだ。
「ニコル、体調は大丈夫か」
「なんか痛い…」
「腹がか」
「うん。痛いっ!」
角が当たってるだろう。かなり痛いはずだ。
「楽な格好あるか」
「寝てると楽…うぅ…」
痛そうだった。うめき、腹を抱え、頑張って話している。
「無理するな。隣にいるから」
ニコルは床に横になった。俺のベットを使っていいのを知らなかったんだろう。
「俺のベット使っていいぞ。」
「じゃあ、失礼します…」
ニコルは端の方に横になる。丁度入るスペースがある。俺はニコルの横に寝る。
「ニコル、落ち着けよ」
【斎藤ニコル視点】
私が横になるとマネージャーも横になった。しかも私の近く。
「ニコル、落ち着けよ」
落ち着ける訳ないじゃない!近いし、ドキドキするし!
「ちっ、近い…」
こんなの私死んじゃうよ。緊張っていうか、ドキドキしてるっていうか、不思議な気持ち。
「ニコル?赤いぞ」
「だ、大丈夫だから、マネージャー」
「家だったら柊でいいよ。」
名前呼び!?もっとドキドキしてくるじゃん!
「しゅっ、柊くん…?」
「はい、なんでしょう」
使いのように聞いてきた。なんか用事言わないとマズイよね。何かあるかな?
「えっと、喉乾いた、かな」
「畏まりました。お嬢様」
お嬢様って、なんか偉い気がして嫌だな。
「お嬢様ってなに?柊くん…」
「ちょっと遊んでみただけ。じゃあ、とってくる」
柊くんが部屋の外に出る。
あぁ、幸せ。これでナナニジのなかで1番柊くんに近い人になった。これからこうするのかな。楽しみ!
「ニコル」
このままあんなことになったり、ウフフ、想像が膨らんでくる♪
「ニコル!とってきたぞ」
「あっ、う、うん。ありがとう…」
「どうしたんだ」
「何でもない」
冷静を偽る。
「そうか?あと、ウサギいたから捕まえてきた」
「うしゃぎ!」
噛んでしまったが、大好きなウサギなんだからしょうがないだろう。
「好きだもんな。ウサギ」
「あぁ、かわいいっ!」
無我夢中だった。耳や背中がモフモフしていて気持ちいい。目がくるっとしていてずっと触ってたい。
「痛みも忘れるだろ」
そういえばいたくなくなってる。これを狙って捕まえてきたの?
「うん。可愛すぎる♪」
「そっか、よかったよ。」
柊くんは何が好きなんだろう。遠回しに聞いてみよう。
「柊くんはウサギ好きじゃないの?」
「うん」だけじゃないはず。何かもう一言あるはず!
「いや、嫌いじゃないんだけど、インコとかカピバラ、猫が好きでね。」
猫!カピバラ!インコ!三要素みたいだな。
「そうだったんだ。」
「今のニコル、かわいいね」
「えへへーっ、って、えっ!?」
一瞬意識がとられた。かわいいって、柊くんから言われちゃった!
「かわいいじゃん。」
顎の下を柊くんが撫でてくる。くすぐったいけどちょっと気持ちいい。
「柊くん、やめてよー」
「いいじゃん。ホラホラ」
「んきゃっ」
顎の下を撫でられてる。そして、顎をクイッとして
チュッ
キスをした。
「ん!んん!」
「はぁ、なんだ」
「き、キキキキキス!?」
ものすごい焦ってしまう。キスなんてされたことないし。
「だったら、こっちも」
わたしもキスをする。
「ふぁっ、ファーストキスなんだからね///」
「分かったよ。」
ホントに分かってるのかな。いつの間にかいたくなくなってたのは柊くんのおかげだけど。
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