高校生からの物語 完結   作:月島柊

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第30話 疲労

 長者原SAには10時半頃着いた。岩手に入ったのだ。ここから鶴の湯温泉までは2時間40分。少し長い。俺の上野駅から蓮田SAが短かっただけだが。

 

「10:45出発な。来なかったらおいていく」

「はーい」

 

10:45発だと13:25前後に着けるはずだ。ここまで休憩が出来ないため15分休憩をとった。

 

「ニコル、いいのか。2時間半以上休憩ないぞ」

「大丈夫。」

 

 そして10:43になった。もう全員揃っていたため2分早く出発した。まずは盛岡で高速から降りる。

 

「マネージャー先生!到着何時ですか!」

 

修学旅行のようにジュンが聞いてきた。楽しみにしてたもんな。

 

「13:23前後。あと2時間40分。」

 

結構時間がかかる。俺の隣、助手席にはあーや。念のため疲れたときの救済だ。1つ後ろにはジュンと麗華、1番後ろはみうとニコルだった。

 

「まだ疲れてないか」

「大丈夫。柊くんも気をつけてね」

「了解」

 

 盛岡から東北道から降りる。盛岡横手線に入った。これから雫石バイパス、橋場バイパス、仙岩道路を通り、鶴の湯温泉へ行く。

 

「一般道入ったぞ」

「あと少し?」

「まだ岩手だから、まだかかるな」

 

盛岡横手線からは途中で雫石バイパスに入っていく。今回は田沢湖線に沿って走行する。

 

「ふぅ、疲れたな」

 

 「なんかトンネル多いね」

「秋田との県境だからな。峠越えるんだよ」

 

 しばらくしてトンネルから抜ける。交差点で曲がり、山の中へ入っていく。

 

「あーや、運転できるか?あと30分」

 

疲れてきたのだ。2時間運転してたから。

 

「分かった。そこ止まって」

 

コンビニの駐車場に止まる。あーやに交代し、助手席に移る。

 

「ごめんな」

「大丈夫。気にしないで」

 

山のなかは道路がいりくんでいる。酔うかも知れなかったが、誰も酔わなかった。

 

 13:32、予定より9分遅れて鶴の湯温泉に到着した。約7時間半の運転が終わったのだ。

 

「もう予約してるから部屋行こうか」

 

本当は7部屋とりたかったが、2人部屋を3部屋にした。

 

「7人の予約なのに6人なの?」

「あとから1人来るから。新幹線で来るって」

 

もう1人は来てからのお楽しみ。まずは部屋に誰が入るかだ。俺が先に入り、そこに何号室に俺がいるか当てるのだ。

 

(231号室でいいか)

 

231号室に俺は入った。誰が来るんだろう。1人だけだけど。外からはどこ行くか話し合っていた。

 

「230号室いそうじゃない?」

「233号室だよ」

 

どれも外れてる。しかし1人だけ当たっていた。

 

「231号室だと思うから私ここ」

「絶対違うよ、230だって」

 

ニコルが当たっていた。

 

「けど231かもしれない。つっきーE231系好きだから」

 

なんで知ってるんだ。あーや。だから俺はここを選んだ。2人入ってくるか?

 

「せーのっ」

 

ドアが開く。1人だけだった。ニコルだけ。

 

「やった!当たった!」

 

跳び跳ねて喜んでいる。そんなに嬉しかったか。よかった。

 

「ニコル、荷物そこ置いといて。俺電話する」

 

相手は東条悠希。

 

「悠希、久しぶり」

《久しぶりだな!いま仙台駅向かってるから》

「分かった。気を付けろよ」

《分かってるさ。待っててな》

「おう、待ってるから」

 

悠希は元気一杯だった。性格の関係もあるが。

 




30話までいきました!目指すは500話!

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