高校生からの物語 完結   作:月島柊

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はじめての長編作品ですね


第1長編作品 第31話 旅行

【東条悠希視点】

 

 仙台の単独ライブが終わり、柊くんたちが待っている鶴の湯温泉へ向かう。電話があったが、仙台駅に向かっていた。

のる電車は13:54発こまち23号秋田行き。17号車の1番A席。こまち23号は盛岡、田沢湖に停車する。田沢湖から鶴の湯温泉は田沢湖からかなりの距離がある。歩いて1時間かかるため、田沢湖に柊くんが待っている。車で連れていってもらうんだ。

田沢湖15:09着。柊くんどこだろう?

 

「悠希!ここだ」

「柊くん!」

 

いたいた。車ちゃんとあるね。

 

「悠希、疲れたろ。俺の部屋空いてるから入ったらいい」

「ありがとな!」

 

【月島柊視点】

 鶴の湯温泉に着くと悠希は俺の部屋に行く。ニコルもいるけどベットは3つあるから問題ないだろう。

いまの時刻は16:45。風呂に入るのもあと少しだな。18時くらいに入ろうかな。

外から見てみると、脱衣所は男湯と女湯で分かれている。俺と6人は一緒に向かうでよさそうだ。俺の部屋からも遠くはないから大丈夫だな。さて、位置の確認でも行くか。

 

「あ、柊くん」

「おう、麗華。場所の確認か」

「えぇ。非常口とか」

 

ちゃんとしてるな。麗華は。俺はひとまず自販機や裏口の確認だ。そうして俺はすぐに自分の部屋に戻る。

 

「柊くん、お風呂どうだった」

「結構広めだと思う。脱衣所は分かれてた」

「気持ち良さそう。」

 

ニコルに頼まれて行ったんだ。悠希はもうベットにいるっぽい。

 

「ニコルは寝ないのか」

「お風呂入りたいから。」

 

風呂目当てじゃないんだけど。

 

「俺は疲れたから少し寝ようかな。18時になったら起こしてくれないか」

「分かった。おやすみ」

 

俺は目を瞑った。今日は運転だったり確認だったり疲れたな。明日はどこに連れていこうか。

 

【斎藤ニコル視点】

 

 柊くんが寝てから私は部屋の真ん中に座った。柊くんが何を好きか考えるのだ。気も合った気がするし、なんか私が1番知らない気がしたから。どう思ってるんだろう。

 

(柊くん、東条さんの横で寝てる…)

 

東条さんの方がいいのかな。私なんて、

 

「ニコル…おいで…」

うん…

 

寝言だとは分かっていたが、なんか近づきたくなった。

 

「ニコル…」

 

柊くんは寝ぼけながら私を抱いた。なんか安心する。私は柊くんにこう思われてるんだ。

 

「ニコル、一緒に寝よ…」

「うん。一緒に」

 

私は柊くんの横に寝た。抱きつきながら。

 

【立川絢香視点】

私の部屋にはジュンが同じだった。つっきーの部屋はエリザベスにあげた。一緒が良さそうだったし。

 

「絢香、何してるの」

「見れば分かるだろ、漫画描いてる」

 

PCを持ってきてるのは漫画を描くためだった。つっきーにも手伝ってもらいたかったけど。まぁしょうがないか。

 

【丸山彩視点】

 

なかなか電話が来ない。もしかしてなんかあったのかな。そうだったら緊急だ。

 

「柊くん、電話来ないね」

「そうね。大丈夫かな」

 

秋田の鶴の湯温泉だったはず。私も行きたいけど、遠いからな。

 

「福島松川できたのが最後かな」

「うん…」

 

柊くん、生きてるよね。死なないでね。16:56、もうすぐ暗くなっていく時間だ。お願い、無事で…いて。

 

「彩ちゃん、大丈夫だよ。柊くんだったら」

「そうだよね。柊くんだったら」

絶対、生きてるはず。

 

【月島柊視点】

 

 「ふわぁぁっ、結構寝たな」

 

16:50とかに寝たのに気づいたら17:55だった。ニコルは…

 

「うわっ!」

 

すぐ横に寝ていた。寝顔が…

 

「ニコル、起きろよ。18時だぞ」

「うぅん、分かった…」

「悠希も。起きろ」

「うぅあ?あぁ、分かった」

 

みんな忘れてたんかい。

 

「風呂の準備してロビーで待っててくれ」

「分かった。」

ニコルが返事をする。悠希はまだ寝ぼけている。

俺は他の人たちを呼ぶために、230号室、232号室にも呼びに行く。

 

「みう、麗華、風呂の準備してロビーで待ってて」

「はーい」

 

次に232号室。

 

「あーや、ジュン、風呂の準備してロビーで待ってて」

「分かった。」

 

これで全員気づいただろ。忘れるなよ。

俺は部屋に戻って、バスタオル、パジャマなどの替えを持ってロビーに向かう。いたのは先に言ったニコルと悠希だけだった。

 

「早いな。まだ待ってようか」

 

やがて230号室、232号室の順で集まった。

 

「行くぞ、多分俺1人だけど」

「なに、女湯入りたかった?」

「そんな変態じゃないです。じゃあまたここで待ってて」

「はーい」

 

俺は脱衣所に向かう。服を囲いにいれ、小さいタオルを持ち、ドアを開けようとすると、ドアの横に警告があった。俺が見るとそこには「混浴ですのでご了承下さい」と書かれていた。混浴!?何でだよ…

俺はゆっくりドアを開け、中に入るが、まだ来ていなかった。来たら来たで大事件だけど。

俺は体を洗い、すぐに湯船にはいる。

 

「おっきいねー!」

 

やべっ、入ってきた!

って、あれ?ニコル達じゃないな。そこには蘭、つぐみ、モカの3人がいた。

 

「あーっ、柊くんだぁ」

 

モカが俺に気づく。もうどうしようもないか。

 

「や、やぁ、モカ」

「えっ、混浴なの!?」

 

そりゃあ俺だって知らなかったし。

 

「1回体洗お。それから」

「混浴って、だったら…」

 

あの6人も入ってきた。

 

「やっぱり…」

 

俺の人生終わった…

 

「知ってたの?混浴だってこと」

「知らない!知らないから!」

「怪しいなぁ」

 

あーやがこっちをジロジロ見てくる。なんだよ、怪しいか?

 

「怪しくないだろ。」

「先入っちゃおうか」

 

俺が上がればいい話か?

 

「柊くん入っててね。」

 

ダメだった。何でだよ。あがっていいだろ。

 

「色々話したい…」

 

みうまで!はぁ、俺はどうしようもないな。

 

「えっと、まず、これはたまたまか?」

「たまたまよ。それで、柊くんは」

「俺がどうしたんだ」

「見たいの?」

 

見たいって言えるわけないよね?

 

「見たいって訳じゃないけど…」

「じゃあいいや。みんな、抱きつくよ」

「はぁっ!?なに言って――」

 

もう遅かった。全員抱きついていた。やれやれ、勘弁してくれよ。

 

 そして暫くして、6人は出ていき、Afterglow3人だけになった。

 

「柊くんはどうしてここに?」

「22/7の旅行。そっちは」

「プライベート旅行ー」

 

モカが言った。マイペースだな。

 

「旅行で来てたんです。明日は大館に行って、白神山地を見て戻ってきて、明後日は山形まで行って赤湯の温泉に行って泊まるんです」

「そうだったんだ。俺たちは明日函館行って青函連絡船見て、東能代経由で戻ってくる。明後日は酒田の方通って海を見て、山形で泊まる。」

 

山形は結構似た感じだったな。明後日で帰る方向だから、明日は電車だが、明後日はまた車。酒田から山形が不安だけど。

明日の青函連絡船は新幹線だから盛岡までこまちで行って、盛岡からははやぶさで函館。帰りは新青森まで行って、奥羽本線で秋田まで下ってくる。そしてこまちで田沢湖来て終了。

明後日はここから車で酒田へ行き、酒田から山形まで車で行く。山形からはお昼を仙台で食べる。山形から仙台は電車だ。仙台から山形に戻ってきて、予定はそこで終わり。

明明後日は山形から福島まで車で行って、東北道で上野まで帰る。

 

「山形で迎えようか?」

「ありがとうございます。お願いします」

「分かった。じゃあ上がったらLINE交換しよう」

「はい!」

 

つぐみが積極的に来てるけど、蘭は喋らないな。どうかしたのか?

 

「蘭?」

「なっ、なに?」

「黙ってたからさ」

「あぁ、ごめん。LINE交換だよね。いいよ」

 

なんだろう、なんか違和感感じる。いつもの蘭じゃないっていうか、なんか不思議。

 

 風呂から上がって、LINE交換をする。つぐみ、モカ、蘭の3人だ。

 

 さらに翌日、田沢湖から6:53発盛岡行きに乗って盛岡へ。7:41盛岡。

盛岡7:59発はやぶさ95号。こまちと分離する。

 

「こまちって秋田行くんだよね」

「あぁ。俺らが乗るのははやぶさ95号な」

 

はやぶさ95号は新函館北斗行きで、終点まで乗る。

奥津軽いまべつを過ぎ、青函トンネルに入っていく。30分ほどだ。

 

「わっ」

「青函トンネルだな。」

「光見えるよ」

「竜飛海底と吉岡海底のことだな。」

 

竜飛海底と吉岡海底は青函トンネル内にある駅だったのだが、廃止された。

 

 新函館北斗には10:01。10:11発函館本線はこだてライナー函館行きに乗車。10時半に函館には着く。

 

「青函連絡船だっけ、どれくらい歩くの?」

「400mだから10分くらいかな」

 

青函連絡船は青函トンネル開通に伴って廃止になったが、今も旧函館桟橋、旧津軽桟橋に残っている。今回は函館桟橋の方に行く。

 

「これが青函連絡船?」

「そう。昔はこれで青森から函館まで寝台特急とか運んでたんだ。俺が生まれた2007年にはもう廃止になってたけど」

 

青函連絡船。1度乗ってみたかった。

 

「柊くん、これ乗れるよ!」

「本当か!?」

 

テンションが上がってくる。乗れるなんて。

俺は青函連絡船に足を踏み入れる。鉄の音が鳴る。

 

「すごいな…」

「また来たいね、柊くん」

 

本当にそう思った。今度はいつ来れるかな。

 

 函館から青森まで戻る。12:02発はこだてライナー新函館北斗行き。今度は逆に秋田へ向かう。

 

「柊くん、また来ようね」

「今度は22/7全員で!」

「北海道まわりたいな」

「またいつか、ね」

 

 

 新幹線に乗ってから寝てしまい、起きたのは青函トンネルを抜けた新青森手前だった。

 

「もう、寝ないでよ、柊くん」

「ごめんごめん。さ、降りようか」

 

今度は奥羽本線。14:10発弘前行き。すぐ終点だ。といっても35分乗る。

 

「久しぶりにこんな電車乗ったなぁ」

「なんかワクワクするな!」

 

悠希がにこにこ笑って言った。人によってはワクワクするか。

 

「まだ乗るからな。弘前まで行っても」

 

弘前では弘前城の桜を見に行く。まだ東北だから桜は残っている。ただ、まだ教えていない。サプライズだ。

 

「柊くん、もうすぐ?」

「あと30分」

 

 14:45弘前。次の電車は14:50発の秋田行きだが、弘前城にいくため16:32発つがる6号に乗る。

 

「弘前城行くんだ」

「弘前城って、桜の!?」

 

知ってたのか。

 

「そう。桜満開だぞ

 

俺は6人を連れて弘前城へ向かう。

 

 弘前城に着くと、みんなが歓声をあげた。

 

『うわぁぁっ!』

「どうだ、これを見せたかったんだ」

「すごい!」

「ずっと見てられる…」

 

みうもこう言っている。みんなが喜んでくれた。

 

「よかった。暫く見ているといい」

 

 次は16:32だから1時間半ある。

 




キャラの色分けもしてみた

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