高校生からの物語 完結   作:月島柊

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第36話 絢香

 俺が起きたのは行くときに通った黒磯らへん。相変わらず3人席に5人だから起きてみるときつかった。俺はよく寝れたと思った。交代の蓮田まではJR宇都宮線をたどっていくだけ。もう所属路線まで来たのだ。

 

「ニコル、すっかり俺に懐いたじゃないか。」

 

ニコルは俺の肩に頭を乗っけて寝ていた。黄色い髪が俺の肩を包むように広がっていた。ニコル髪長くしたからツインテールしてるんだよな。

 

「ニコルって髪切らないのか」

「なんか時間がないとかでね」

 

時間がないって、今度俺が切ってやろうかな。髪。

 

 蓮田SAに着いて、麗華からみうに交代した。その時に何か相談していた。

「カーナビ使っていい?」

「あぁ。別にいいけど」

麗華は車のカーナビを出した。何に使うんだろう。あとは上野駅まで行くだけなのに。

11:05、蓮田SAを出発し、大宮方面に走り出した。

岩槻ICに差し掛かると、高速を抜け、ループを下っていった。岩槻料金所を抜け、ついに一般道、東大宮バイパスに入った。

起きていたニコルは高速を抜けたことに気付き、みうと麗華に指摘したが、麗華はうなずいてそのままみうを止めなかった。

東武アーバンパークラインの線路を越え、さらには宇都宮線の線路も越えた。

 

「どこ行くんだ。原市駅の横も通りすぎたけど」

「もうすぐよ」

 

そして11時半頃、車は駐車場に入った。看板を見ると、花咲の湯と書かれていた。

 

「温泉か。」

「疲れたから入ろうかなって。タオルはあるから入ろ。」

 

準備がいいな。

7人は温泉に入るために中に入り、そのまま風呂に向かう。鶴の湯温泉とは違い、男女別々だった。

 

 俺が先に上がってしまい、椅子などがある休憩スペースで待っていた。俺は密かに髪をほどいているニコルを楽しみにしていた。どんな髪なんだろう。

 

「あれ、柊くんだけなの」

 

ニコルだ。黄色い髪をバスタオルで拭きながら現れた。髪が肩を越え、いい匂いがする。

 

「ニコル、かわいい…」

「そう?髪ほどいといた方がいいかな」

 

俺の隣に座ってニコルは言った。

 

「ほどいておいてもいいかもな。」

「じゃあそうしようかな。」

「あと…下着が…」

 

白い服で透けて見えてる他に、首もとから少し見えている。

 

「きゃあっ、見ないで!」

「おい!そんな急に立ったら」

 

バランスを崩してニコルは俺の方に倒れてくる。

 

「あっ!」

 

顔が近づき、俺とニコルはキスしてしまっていた。

 

「んちゅっ」

「気持ちよかったー。って、ニコル!?柊くん!?」

 

ヤベー、バレる。ってか見られてるよな。

 

「ズルいーっ!私も!」

 

はぁ!?なに言ってるんだ!ちょっ、今来るな!

 

「んんっ、ん、ちゅっ」

「ぎゅーっ」

 

1人がキス、5人がハグ、みうだけが口を押さえていた。

 

「はっ、みう!んっ」

 

ダメだ。キスしてくるから話せない。

 

「私もかな…」

 

みうもバグしてきた。きついけど、なんか幸せ。いい匂いがするし。

 

「んんっ!はぁ、はぁ、んっ」

 

ニコルはずっとキスしては離れ、またキスするという繰り返し、6人はずっとハグだけだった。

 

 結構買い物をして、後ろは入らなくになってしまった。

俺とあーやはトランクで2人いることになり、3人席に3人の定員になった。

トランクも荷物があるため、自由に動けない。開く心配はないが、ずっと密着していることになる。

あーやは着替えるものがなく水着でいた。車の中は暖かいから問題ないが、肌の露出が多いため、俺には柔らかい胸がずっと当たっていた。今どこにいるかも分からないし。

 

「狭いな…」

「トランクとはね…」

 

むにゅっとあーやの胸が俺の体でつぶれてしまう。

 

「あっ、胸…」

「しょうがないから、許してくれ…」

 

なんか言われそうだったから俺は許してくれるように言った。

 

「別になにもしないけど…」

 

その時、車が縦に揺れ、俺とあーやがバランスを崩し、そのまま倒れてしまう。

 

「あっ」

 

床にあーやを押し倒すようになり、俺はあーやを羽交い締めにしていた。それと同時に、ドンと音がして、後ろのものが崩れてくる。

 

「後ろ大丈夫?」

 

聞かれても当然だが、こんなところを見られたらただじゃすまない。

 

「大丈夫だ。」

「そう?ならいいんだけど」

 

あーやが小声で少し怒った口調で言った。

 

「なんでそう言ったのよ。正直に言って」

「言えるわけないだろ。ここを見られてもいいのか」

「うっ、分かった。黙っておくから」

 

よかった。ここで大声出されたら見られてたと思うから。

 

「つっきー、辛くないの」

「辛いけど、しょうがないだろ」

「肘くらいだったらついていいんじゃない」

 

手のひらから肘に移すだけで結構近くなる。

 

「近くなるけど、いいのか」

「私はいいけど。あ、もしかして気にしてるんだ」

「ちっ、ちが!」

 

俺は恥ずかしくなって少し戸惑った。

 

「ほら、おいでっ」

 

あーやは俺の背中を抱き、あーやのところに引っ張る。荷物も一緒にのし掛かってくる。

 

「うわっ、あーや!」

「こんなことしてもいいんだよ。」

 

ダメに決まってる。だけど荷物が背中に乗っているため起き上がれない。

 

「早くやめてくれ!」

「ひゃっ」

 

耳元で囁くような声で言ったんだが。もしかして、囁いて言ったからか、息が多く、耳に息をかけたようになったか?俺はまた息を吹く。

 

「ふっ」

「ひゃぁっ、やめて…」

「声出すとバレるぞー」

「分かってる…」

 

我慢できなさそう。俺はあーやにキスする。

 

「んっ、ちゅっ、ちゅく」

「大丈夫。バレないから」

 

 

 

 

 

 

 

 

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