俺が起きたのは行くときに通った黒磯らへん。相変わらず3人席に5人だから起きてみるときつかった。俺はよく寝れたと思った。交代の蓮田まではJR宇都宮線をたどっていくだけ。もう所属路線まで来たのだ。
「ニコル、すっかり俺に懐いたじゃないか。」
ニコルは俺の肩に頭を乗っけて寝ていた。黄色い髪が俺の肩を包むように広がっていた。ニコル髪長くしたからツインテールしてるんだよな。
「ニコルって髪切らないのか」
「なんか時間がないとかでね」
時間がないって、今度俺が切ってやろうかな。髪。
蓮田SAに着いて、麗華からみうに交代した。その時に何か相談していた。
「カーナビ使っていい?」
「あぁ。別にいいけど」
麗華は車のカーナビを出した。何に使うんだろう。あとは上野駅まで行くだけなのに。
11:05、蓮田SAを出発し、大宮方面に走り出した。
岩槻ICに差し掛かると、高速を抜け、ループを下っていった。岩槻料金所を抜け、ついに一般道、東大宮バイパスに入った。
起きていたニコルは高速を抜けたことに気付き、みうと麗華に指摘したが、麗華はうなずいてそのままみうを止めなかった。
東武アーバンパークラインの線路を越え、さらには宇都宮線の線路も越えた。
「どこ行くんだ。原市駅の横も通りすぎたけど」
「もうすぐよ」
そして11時半頃、車は駐車場に入った。看板を見ると、花咲の湯と書かれていた。
「温泉か。」
「疲れたから入ろうかなって。タオルはあるから入ろ。」
準備がいいな。
7人は温泉に入るために中に入り、そのまま風呂に向かう。鶴の湯温泉とは違い、男女別々だった。
俺が先に上がってしまい、椅子などがある休憩スペースで待っていた。俺は密かに髪をほどいているニコルを楽しみにしていた。どんな髪なんだろう。
「あれ、柊くんだけなの」
ニコルだ。黄色い髪をバスタオルで拭きながら現れた。髪が肩を越え、いい匂いがする。
「ニコル、かわいい…」
「そう?髪ほどいといた方がいいかな」
俺の隣に座ってニコルは言った。
「ほどいておいてもいいかもな。」
「じゃあそうしようかな。」
「あと…下着が…」
白い服で透けて見えてる他に、首もとから少し見えている。
「きゃあっ、見ないで!」
「おい!そんな急に立ったら」
バランスを崩してニコルは俺の方に倒れてくる。
「あっ!」
顔が近づき、俺とニコルはキスしてしまっていた。
「んちゅっ」
「気持ちよかったー。って、ニコル!?柊くん!?」
ヤベー、バレる。ってか見られてるよな。
「ズルいーっ!私も!」
はぁ!?なに言ってるんだ!ちょっ、今来るな!
「んんっ、ん、ちゅっ」
「ぎゅーっ」
1人がキス、5人がハグ、みうだけが口を押さえていた。
「はっ、みう!んっ」
ダメだ。キスしてくるから話せない。
「私もかな…」
みうもバグしてきた。きついけど、なんか幸せ。いい匂いがするし。
「んんっ!はぁ、はぁ、んっ」
ニコルはずっとキスしては離れ、またキスするという繰り返し、6人はずっとハグだけだった。
結構買い物をして、後ろは入らなくになってしまった。
俺とあーやはトランクで2人いることになり、3人席に3人の定員になった。
トランクも荷物があるため、自由に動けない。開く心配はないが、ずっと密着していることになる。
あーやは着替えるものがなく水着でいた。車の中は暖かいから問題ないが、肌の露出が多いため、俺には柔らかい胸がずっと当たっていた。今どこにいるかも分からないし。
「狭いな…」
「トランクとはね…」
むにゅっとあーやの胸が俺の体でつぶれてしまう。
「あっ、胸…」
「しょうがないから、許してくれ…」
なんか言われそうだったから俺は許してくれるように言った。
「別になにもしないけど…」
その時、車が縦に揺れ、俺とあーやがバランスを崩し、そのまま倒れてしまう。
「あっ」
床にあーやを押し倒すようになり、俺はあーやを羽交い締めにしていた。それと同時に、ドンと音がして、後ろのものが崩れてくる。
「後ろ大丈夫?」
聞かれても当然だが、こんなところを見られたらただじゃすまない。
「大丈夫だ。」
「そう?ならいいんだけど」
あーやが小声で少し怒った口調で言った。
「なんでそう言ったのよ。正直に言って」
「言えるわけないだろ。ここを見られてもいいのか」
「うっ、分かった。黙っておくから」
よかった。ここで大声出されたら見られてたと思うから。
「つっきー、辛くないの」
「辛いけど、しょうがないだろ」
「肘くらいだったらついていいんじゃない」
手のひらから肘に移すだけで結構近くなる。
「近くなるけど、いいのか」
「私はいいけど。あ、もしかして気にしてるんだ」
「ちっ、ちが!」
俺は恥ずかしくなって少し戸惑った。
「ほら、おいでっ」
あーやは俺の背中を抱き、あーやのところに引っ張る。荷物も一緒にのし掛かってくる。
「うわっ、あーや!」
「こんなことしてもいいんだよ。」
ダメに決まってる。だけど荷物が背中に乗っているため起き上がれない。
「早くやめてくれ!」
「ひゃっ」
耳元で囁くような声で言ったんだが。もしかして、囁いて言ったからか、息が多く、耳に息をかけたようになったか?俺はまた息を吹く。
「ふっ」
「ひゃぁっ、やめて…」
「声出すとバレるぞー」
「分かってる…」
我慢できなさそう。俺はあーやにキスする。
「んっ、ちゅっ、ちゅく」
「大丈夫。バレないから」
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